フリーディスカッション2「『教科体育ティーボール』スタート」
司会:末次 義久氏(NPOスポーツ福祉ティーボール理事長)
講師(キーノート講義)
 丸山 克俊氏 (東京理科大学助教授)
講師
 井上 敏氏 (日本ソフトボール協会専務理事)
 竹村 保俊氏 (東村山市立富士見小学校校長)
末次:
 最後の段階に来ました。皆さん、もう少し頑張っていただきたいと思います。先程、吉村先生からティーボール
元年というお話がありましたが、ティーボールを始めた年も元年でした。しかし、今年はいよいよ授業の中に入る
ということで本当のティーボール元年になったと思います。これから丸山先生と井上先生と竹村先生にそれぞれ
の立場からお話をいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
 丸山先生は協会の専務理事であり、東京理科大の助教授であります。ティーボールは丸山先生無しでは語れ
ない、まさにそのような方でございます。丸山先生、どうぞよろしくお願いします。
丸山:
 ご丁重な紹介をいただきました。丸山克俊と申します。お疲れだとは思いますがもう少しお付き合い下さい。
ここにございますように、教科体育ティーボールスタートというタイトルで。キーノートレクチャーを努めさせていただ
きます。
 私はちょっと事情がありまして、家族で都内に住んでおります。マンションの6階に住んでおります。それまでは
茨城の竜ヶ崎に住んでいました。住むところが違いますと見えるものが違います。6階の階段を、朝早く出る時も、
遅く出る時も、密集したマンション群ですから、「ああ、このマンションにはいろいろな家族がいるんだな。そして、
たくさんの子供達がいるんだな」とか、川の向こうの大きな道路がには朝早くから遠距離のトラックがたくさん走っ
ていて、「ああ、この運転手さんにも家族がいるんだな。子供がいるんだな。親子でどんな遊びをしているのかな」
と、そのようなことを日常的にこの3年間考えさせられています。
 ここに立って話をさせていただくのに同じようなことを考えました。そのマンションには遊び場がほとんどありませ
ん。私、4年半前から1日1万歩歩くことにしておりますから、朝近くをジョギングしたり散歩したりします。近くにあ
る小学校には土のグラウンドがありません。ここでどんな体育をするのかな。そんなことを考えさせられてきまし
た。
 さて、ティーボール1つで、本日これだけの皆さんがお集まり下さいましたように、来年4月からは、ティーボール
の世界が大きく変わります。日本全国津々浦々、各地にはたくさんの小学校があります。去年の数字ですが、
全国には23964校の小学校があり、中学校は11202校、高等学校は5500校。少子化とはいえこれだけ多くの
学校がございます。そのなかの23964校の小学校の授業の中にティーボールが入るんです。私はマンション群の
家々を見ながら、遠距離トラックを見ながら「ああ、あの人の子供も小学校の中学年になったときにティーボールで
遊ぶことができるんだな。私達皆の力でそのチャンスを作ったんだ。そんなすごいことをやってきたんだ」。
そのようなことを日々考えさせられておりました。とても大切なことは、そういう仕組みを海部会長以下、吉村
副会長、荒川副会長、あるいはここにお集まりの皆さんのお力によって、ティーボールという固有名詞が副教材の
中に入りました。指導要領の中には入りませんでしたが、ティーボールができるようになりました。このキーノート
レクチャーでは、仕組みはできた。ティーボールを学校教育の中で教えることができるようになった。システムが
できた。社会というものは、若輩が生意気ですけれども、いかなる立派なシステムを作ったとしても、そこに魂が
入らなければその仕組み、システムは人間的には機能しません。これは歴史が証明しています。魂を入れるに
はどうすればいいか。日本ティーボールセミナーは皆さんと一緒にそのことを考えたいと思います。魂を入れると
はどういうことか。ティーボールを指導するための精神とは何なのか。心とは何なのか。ハートとは何なのか。
そういうことを私達がそれなりに考えることによって、ティーボールが学校教育の中でよりよい形でもって迎えられ
普及して行くのだろうと思います。そしてその先に見えるのは、よりよい社会、よりよい日本、世界だと思います。
 昨年9月11日のあの事件以来、例え一大学の教員であったとしても、あの事件のことは深く考えなければなら
ないと思います。私の今日の結論は、仕組み、システムの中に魂を入れるにはどうすればいいのか。先程の
セクションでは、荒川先生をはじめとする素晴らしいセッションがありました。私は、日本ティーボール協会を
ご支援いただくプロ野球の皆さんを見ていて「ああ、この人達は本当にプロ中のプロなのだな」と、考えさせられて
おります。簡単なことではありますけど、ユニフォームを着た時の姿。ユニフォームを着て指導する時のその
一挙手一頭足、しぐさ、態度がプロだと感じます。私達は、日常生活の中であまりにも大切なことを知らず知らず
に忘れています。それを指導できていない実態があるということを至るところで感じます。
 今の日本のプロ野球界がそうであります。プロ野球の有名選手がグラウンドの中で平気でボタンを外している。
私はいけないと思っている人間です。プレイングフィールドの境界線の中に入りプレイをする時はビジネスマンの
ネクタイと同じようにユニフォームをきっちり着ていただきたいと考えている人間です。一生懸命走って汗を掻いて
苦しい。ベンチに座ってボタンを外しても、私は問題はないと考える人間です。一生懸命走って汗を掻いて苦しい
ベンチに座ってボタンを外しても、私は問題はないと考える人間です。なぜならば、縁があって小さな子供達を
指導する方々を見る事がよくあります。私も子供が小さい時には、「サッカークラブに入らないか」など、子供に
いろいろ投げかけました。なぜ投げかけるのか?親は子供に健康とそして自分にできない躾をもスポーツクラブ
に期待しようとしています。ですから、指導者はまず、ユニフォームの正しい着方を一生懸命指導します。その
子達は、プロ野球をテレビの画面で見て、プロ野球選手がボタンを外してプレイしていたらどう思いますか?こう
いう単純明解なことも分からないようなプロ野球にしてはいけないと思います。私は、ジャイアンツの清原選手が
大好きです。しかし、彼のボタンを外しているのは嫌いです。「なぜ、あんたボタンを絞めないんだよ!」。手紙を
書こうかとも思いました。それほど大事なことなんです。全国の子供達は彼らに憧れます。ユニフォームの着方、
形をすぐに真似ます。そのことは無意図的な教育現象として、無意識的にプロ野球の選手達が子供達に伝えて
いる事は、もう間違いのないことだと私は考えています。メリハリを持って欲しい。あなた達はそう学んできたじゃ
ないか。いろいろな意見があると思いますが私はそう考えます。
 次に眠たい話になりますが、小学校教科体育にティーボールが入ったということをざっと概観しておきます。
すでに、ソフトボールマガジン、ベースボールクリニックで何度となくたくさんの方がお話しておりますからお分かり
だと思いますが、いろんな方のバックアップによって新学習指導要領はこうなりました。平成12年11月18日公表
されました。小学校3、4年生の球技の中で「バスケットボール型ゲーム、サッカー型ゲーム、およびベースボール
型ゲームについて友達と規則を工夫して簡単な技術を身に付け、ゲームが楽しくできるようにする」と明記された
訳でございます。平成元年の改定では、この部分がポートボール、ラインサッカー、そしてハンドボールでした。
それが10年後の改定で今のように変わりました。指導要領改定後、毎年1年後には、従来までは指導書が
出されていました。今回からは解説書になりました。この解説書には手やラケット、バットなどで打ったり、止まっ
ているボールを打ったりするゲームと明記されました。まさにこれはティーボールを意味しているのです。止まって
いるボールを打って楽しむベースボール型ゲームを小学校の主要教材としてやりなさい、ということです。
 今、私、やりなさいと申し上げました。昨日の夕刊にこんな記事がありました。文部科学白書、18日に発表され
たものですが「これまで教育内容を厳格に統制してきた学習指導要領について最低基準だと初めて明記された」
「個々の習熟度に応じた指導など改革の必要性を強調した」となっております。今の文章は学習指導要領が最低
基準であるからあたかも厳格な指導ではないように思われます。しかし、このように書かれましても学校の現場は
そう簡単に変われるものではございません。むしろ逆に捉えるならば、ベースボール型の球技を様々な形で柔軟
性のある指導をしていいと捉えることが適切だと思います。
 このように明記されたことによって、大腕を振って全国23964校の小学校では授業ができるようになりました。
用具メーカーの皆さんもたくさん来ていらっしゃいますが、小学校では一般財源地方交付税というものが1学級
あたり去年の実績では15〜16万支給されているそうです。小学校では平均的に18学級となっておりますから、
それに15〜16万をかけた額を学校が使うことができます。そういう中で、この改訂によってティーボールの用具が
小学校の先生が買おうと思えば自由に買えるようになったということが現実としてあるということです。
 素晴らしいことでございます。用具が普及すれば、ティーボールが普及する。ある意味ではそうかもしれません
が、私は違うと思います。魂が入らなければ普及はしません。先程北海道の中村さんから貴重なお話がありまし
た。日本ティーボール協会では素晴らしいマンパワーを有しております。講師料はどうしたらよいかという話題が
出ましたところ、荒川先生から「荒川博野球塾日本ティーボール協会である限り、気軽に呼んでもらえる額にしよ
う」と、発言をいただきました。かなり安いと思っていただいて結構です。それでない時に呼んでいただく時は、
片手あるいは両手ではすみません。そういう、素晴らしいマンパワーをはじめとして、年を重ねるにつれて様々な
問題は解決していけると楽観視しております。不況の世相にもきっと力強いスポンサーが現れると私は確信して
おります。
 最後に申し上げたいことは、日本ティーボール協会の指導者はティーボールティーチャーと呼称します。ティー
ボールの先生です。先生とは何か。先程申し上げましたように、小学校の体育の授業でもって目の前にいる子供
達が初めてティーボールをする。ティーボールをする。ティーボールって面白いんですね。
 今の日本の国が野球少年は特別少年です。これは私が勝手に作った造語です。昔のように広場が無いのです
から、草野球、草ソフトボールはほとんどありません。よほど意識を持って行わない限りありません。ですから子供
達の姿は見られません。幼稚園に行ったってほんの狭い道路でサッカーボールを蹴っている姿は見えても、ベー
スボールの練習風景はなかなか見られません。ですから土日に朝からユニフォームに着替えてベースボール
クラブやスポーツ少年団に行く子供達はどんどん上手くなります。神経系の発達が大人と近いレベルにある小学
校低学年のうちにどんどん技術を習得すれば、どんどん上手くなります。そして彼らは特別少年になります。野球
少年は特別少年であります。このティーボールは、野球の特別少年と野球をやったことがない子供達が一緒に
楽しめるスポーツです。特別少年は「野球のルールはこうだよ」「こうやって打つんだよ」「こうやって捕るんだよ」
野球特別少年は生き生きしてきます。彼らは指導しながらティーボールのルールを覚え、野球型スポーツを
楽しんでいく。こういう環境が恐らく小学校では多く出てくると私は確信しております。
 そこで問題があります。子供達はそのようになったとしても、それを指導する先生が問題です。ですから皆さん
には是非、その多くの小学校の先生達もティーボールの初級認定講習会、あるいはセミナーを各地区で開催して
いただいて、できるだけ学校の先生に声を掛けていただいて、日本ティーボール協会の基本の精神を伝えていた
だきたいと考えています。
 もう耳にタコができるくらい耳にされたと思いますけれども、野球少年のごついバッターと初めてバットを持った
女の子が打席に入った時、審判のコールが違います。野球特別少年が打席に入れば「プレイ!」「あんた打て
よ、ホームラン打って来いよ!」という気持ちを込めて、ティーボールティーチャーは打っていいという準備をさせる
ことが必要です。バットを持つのが初めての女の子には穏やかな顔で「プレイ」と、コールして安心してその子が
打てるようにしてやることが必要です。そして彼女が空振りをしたら長々と説明せず、一言声を掛けてやる。私
だったら「このマークを見てごらん。このマークをちゃんと見たら打てるから」とアドバイスしたり、荒川先生のアド
バイスをワンポイントで使います。三振にならないように指導する事ができなければいけません。このためには、
プロ野球の方々の大きな力が必要です。ストライクとアウト、セーフがとても重要になります。アウト、セーフは
1つ違えると人間関係を壊します。一生懸命一塁に走っていく時、まだベースまで1メートルもあるのに審判が
「アウトォー!」と言ったら恐らくその子はティーボールをしたくなくなるでしょう。明らかにアウトになる時は
「アウト」。これで十分だと思います。ただし、際どいジャッジはいつも審判法で講義することなんですが、見やすい
ところに素早く移動して、見極めて「アウトォー!」と小さな子供でもやっていいんです。そこに先生である大人へ
の信頼があります。「ああ先生は、僕は一生懸命走ったけれども、本当にちゃんとみてアウトって言ったんだな」
と、こういう子供と大人の信頼関係いうものを私達のこのティーボールの世界はたくさん持っていると私は思いま
す。
 時間は短い方がよろしいと思いますので、冒頭でのキーノートレクチァーはこれぐらいにしたいと思います。
ご清聴いただいてありがとうございました。(拍手)

末次:
 どうもありがとうございました。先生のお手並みを拝見させていただきたいと思います。

丸山:
 お手並みになっちゃった(笑)。いいですよ、時間がありませんから。

末次:
 大丈夫です。1分もかかりませんから。どうぞ。荒川さんか谷澤さんにご指導はいいですね?(笑)
サインは谷澤さんがしますから皆さん捕って下さい。

丸山:
 プレイ!(試打)あー、戻ってきた。

谷澤:
 もっと下から打って下さいね。

丸山:
 上を脱いだ方がいいですね。(スーツを脱ぐ)

会場:
(笑&拍手)

谷澤:
 プレイ!

丸山:
(試打)ホームランでした。ありがとうございました。

会場:
(拍手)

末次:
 2本ともホームランでした。次は井上先生よろしくお願いします。
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末次:
 井上先生は、ソフトボール協会の専務理事をされています。2年前のシドニーオリンピックではソフトボールの
団長として行かれまして、女子の準優勝という輝かしい成績をおさめました。我々がティーボールを始めた頃から
応援をいただいていて、またソフトボールの方々にも本当にティーボールをご指導いただいていますので、ソフト
ボールの関係から1つお話いただきたいと思います。(拍手)

井上:
 ただいま紹介いただきました、日本ソフトボール協会専務理事の井上でございます。今、司会の末次さんから
おっしゃっていただきましたように一昨年のシドニーオリンピックの時には、おかげさまで銀メダルを取るという
偉業を成し遂げることができました。これもソフトボールを愛して下さっている皆様方のご支援のおかげであると
感謝しております。どうもありがとうございました。(拍手)
 それでソフトボール協会とティーボール協会が現在どういうつながりがあるかというと、7、8年前というのは
ティーボールと日本のソフトボール協会とはつながっていませんでした。日本のソフトボールは、囲いの中で自分
達の好きなソフトボールをやっている、ある程度縛られたソフトボールをやっている状況であった。これじゃ発展
しないということで吉村先生、丸山先生等とお近づきすることができ、それでソフトボール、ティーボールという
同じような形式のゲームを皆さんに広くやってもらいたいということから、ご一緒させていただくことになりました。
 現在は、ソフトボール協会の中に振興プロジェクトというチームを作っております。メンバーは吉村先生を長として
丸山先生、荒川先生などがいらっしゃいます。そこで日本ソフトボール協会は普及委員会を担当しております。
その委員長の鈴木征さんが今日お見えになっています。(拍手) この普及委員会は1期目なので、鈴木さんが
初代の普及委員長でございます。
そういうことで、ティーボールと、これからご説明しますが、ミニソフトボール。そしてソフトボール。皆様は、ファー
ストピッチの方をソフトボールと考えていると思います。ですが特にアメリカなどで盛んなのはスローピッチでソフト
ボールと言えば、スローピッチのを指します。日本と逆なのです。ファーストピッチ経験者の中には、このスロー
ピッチという名前で拒否反応を示してしまう方が多いようです。これが、ソフトボールの普及を妨げる要因のひとつ
だと思います。なので、私はスローピッチという名前を、健康ソフトボールと名前をかえて呼ぶのはどうかと考えて
います。皆さん方が、健康でいつまでもソフトボールをやれるということでいいのではないかと。厚生省管轄で
「年輪ピック」というのがあります。この「年輪ピック」参加の高齢者の方々がファーストピッチをやって、スロー
ピッチはやるものじゃないという方もいらっしゃいましたが、ファーストピッチでは非常にケガが多いのです。
お年寄りがケガされるとなかなか治らないいですし、家庭を持っておられる女性の方はケガをされますと家族全員
の生活に支障をきたすということもありえます。ですから今後は、スローピッチソフトボールを健康ソフトボール
として普及させたいと思います。これはアメリカの会長の考えですが、「基本的にソフトボールはスローピッチなの
だから、まずスローピッチをやって、その中からファーストピッチをやりたい者がやればいい」と。アメリカでは、
ソフトボール人口の80数%がスローピッチソフトボール愛好者で占めているということです。
 日本の年寄りの方が、「若い人はオリンピックに出て、アメリカなどの外国と試合しているのに、私たちはできな
いのか」。と言うのですけど、相手方にはその年代層にファーストピッチの選手はいません。ですから、試合をする
ためには相手に合わせてスローピッチでゲームをしないといけません。スローピッチと言いましてもルールが様々
なのですが、その場でルールを説明すれば簡単にゲームに入っていけます。そんなソフトボールをこれから広げて
いきたいと思っています。
 特に昭和30年頃、戦後日本がちょっとスポーツができるようになった頃にソフトボールが愛好された。会社で
やろう、学校でやろう、いろんな地域でやろうというように、非常に人口が増してそれがずっと続いてきたのです。
従って今でも、ソフトボール人口は、スポーツ人口の中で一番多いのではないかと思います。
 しかし、現在のスポーツ離れ、経済状況、こういうもの、ソフトボール人口も年々減少しております。ソフトボール
人口の一番多かった時は、平成7年で12000チーム、小学校からお年寄りまでチームがありました。現在では、
11150チームぐらいです。500~700チームぐらいがピーク時から減っているのではないかと。昨年と比較しますと
合計登録チーム数は、去年よりもやや増えております。そんなに減ってはいないのですけど、働き盛りの人の
チーム数が減っている。クラブとか実業団は、男女とも減っております。オリンピックを支えている女子の実業団
チームは45チームしかありません。これが年々減ってきている状況ですから、このオリンピックチームを支える
母体が危ないという危機感を感じております。実業団チームを持つ会社がソフトボールを辞めた場合、女子の
場合は自分達でお金を出してやっていくということはなかなか難しいと思います。やはり、現状ではほとんどを
会社に頼っていますから、会社が支援してくれなくなったら女子のほとんどは辞めてしまうと思います。そういう
状況ですから、なんとかしてもソフトボールを支えていかなければなりません。
 そこで、現状打破のために日本ソフトボール協会が平成14年度に目標にしていることは何か、というと2つあり
ます。1つは、3年後に行われますアテネのオリンピックにまずは出場することなのです。その世界予選がこの
7月下旬から8月にかけてカナダで行われます。ここでベスト4に入らないと一次の予選通過権を得られません。
アジアの予選は通過しているのですが、どうしても7月の世界選手権で、ベスト4に入ってまず出場権を手に入れ
なければ意味がありません。前が銀メダルですから、アテネでの期待は大きいです。しかし、現状は本当に
苦しいのです。シドニーで活躍した選手のほとんどは、もう30歳を超えております。どうしても力やスピードが衰え
てしまいます。しかし、次世代の選手は育っておりません。こういう状況ですので、悲壮感さえあります。オリン
ピックに採用された、ということは非常にありがたい話で、ソフトボールはこれをずっと大事に育てていかなければ
なりません。もう1つは普及です。普及というのは今申しましたように、小学生、中学生でティーボールが教育課程
に入りました。ですから、この機会を最大限に利用して、ソフトボール、ティーボール人口を増やさなければなり
ません。それから、高齢者の楽しい生活の中にソフトボールを入れる。これも普及。競技する者と楽しむ者とを
分けて、ソフトボールの振興を図りたい。そういった問題について、吉村先生や荒川先生といった振興プロジェクト
の方々には、知恵を絞っていただいています。
 今、世界のソフトボール界から、日本が期待されているのは、アジアの中で日本が先頭に立って、ソフトボール
を普及させるということです。アジアは非常にソフトボール人口が落ち込んでおります。しかし、アジアの中には、
ソフトボールをしたくても用具がなくてできないという国もございます。そういった国々に是非日本から、使い古した
道具でもいいですし、どこかに埋もれている道具でもいいです。用具をどんどん供給して欲しいという依頼を受けて
います。場合によっては、これはやらなきゃいけないと思っていますので、皆様のどこか、あるいはメーカーの
どこかで、遊んでいるボール、バット、グラブがありましたら、集めてそういう国に送りたいと思っています。ご協力
いただきたいと思っています。
 さて、小学校の教育課程の話しに戻ります。私も元高校の教員でしたが、小学校のことはよくわかりません。
しかし、ティーボールとミニソフトボールが間違いなく入りました。ミニソフトボールは、その時々でルールを作って
いきます。広さによって、場所によって、用具によってルールを作って楽しんでもらうと思っています。先程も言い
ましたが、やるたびに道具を変えては皆さんがなじまないので、ファーストピッチと、スローピッチの用具は同じに
したいと思っております。
 しかし、普及活動の中で一番難しいのは指導者を育成することです。小学校の先生にティーボールを、引き継い
でミニソフト、ソフトボールの指導者講習会参加をお願いする場合、多くの先生方が拒否反応を示されます。それ
ぞれの専門教科とか、それぞれ指導する本来のものを持っていますから、別なもの、指導する自信がないものを
持って来られたらまず断ります。でも、先生が優れた競技者である必要はなくてソフトボールを楽しんでもらって、
子供にその楽しさを教えてくれればいいのです。先生が嫌がっているものを、生徒に押しつけたって子供にやる気
は出ません。ですから、まず先生をその気にする必要があります。それには、先生に教える先生。まさに、ここに
お越しの先生方の活躍と協力が必要だと思います。その先生方は、まず申し上げたいことは、まず食わず嫌いを
食わせるようにしなければならない。ある程度強制も必要になります。
 また講習会参加者からは、もっといろんなことを教えるために、一回ではわからないから簡単な指導マニュアル
が欲しいというふうな意見もありました。加えて、多くの受講者を集めるために、ここにいらっしゃるプロ野球OBの
皆さんに指導に来ていただくことも重要でしょう。それがまさに荒川博野球塾だと思いますが。最後になりますが
さっきも言っていたスローピッチという名前も変えていく。ソフトボールを、スローとかファーストと言わずに、ソフト
ボールが本来持つ楽しさを伝える、体験させるということが非常に大切なことだと思います。これで、私の話を
終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。(拍手)
<top>
末次:
 ありがとうございました。続きまして竹村先生をご紹介いたします。東村山市の富士見小学校の校長をされて
います。東村山は、吉村先生がお住まいということもあって、随分最初の方からティーボールが盛んです。先生
には、小学校で取り組むティーボールの魅力と可能性についてお話いただきます。どうぞよろしくお願いします。(拍手)
竹村:
 ご紹介いただいた竹村です。学校現場ということと、私は東村山連盟の創立からティーボールに関わってきまし
たので、地域から見た目を通した、学校におけるティ−ボールついてお話したいと思います。先程、先生からお話
がありました通り、東村山は吉村先生のお膝元です。生みの親である先生の地元でティーボール連盟ができな
いのは恥ずかしいということで、ずいぶんスタート時からがんばりました。5年前に設立して、春と秋を大きな柱に
様々な事業を展開してきております。本年度で通算12回の大会が行われました。ここにきて大きく変わったこと
があります。昨年まではチーム集めが大変でしたが、小学校中学年と高学年の部を作って各学年4チームで、
計16チームを集めるのに、コネやツテをたどって、あるいは泣き倒してチーム集めをしていました。しかし、今年の
春には20チーム、秋には30チームが締切日を待たずして集まったのです。予定のチームは16チームだったので
すが、予定よりかなりオーバーの30チームの全て受け入れ、2回の試合を行えるように大会の運営をしました。
大変うれしい悲鳴をあげています。
 こういった変化にはいくつかの理由があります。1つめは、新しい学習指導要領の中でベースボール型の
ゲームが入ってきたこと。2つめは、東村山市の教員が、この情報をいち早くキャッチしたということです。ご承知
の通り、東京都の中でも東村山市のティーボール活動は盛んです。それは、東村山市のティーボール連盟の中
に教員の理事が5名入っています。それから、教員の研修会も何回か実施いたしました。それから、ティーボール
の研究授業を何年も前からやって参りました。ティーボールが今年になって加速度的に扱われるようになった。
これがチームの増えた2つめの理由です。3つめの理由は、やはりティーボールが素敵な教材であるということで
す。すばらしい教材であると思います。
 体育の面から見た、ティーボールの教材としてのよさについて、少しお話します。従来の野球型ゲームでは、
能力差や個人差が結構現れました。例えば、3年生のハンドベースボールの風景を想像し下さい。コントロール
されないボールを下から投げて、しかもキャッチャーまで届かない。そういった時間が結構あって、じりじりする
光景が目立ちます。たまにくるストライクのボールを打つことができないという。楽しむ以前の問題が数多くあり
ました。ところが、ティーボールはそういった問題をすべてクリアしています。その部分が、何といっても一番の
教材としても魅力です。魅力の1つめは、すべての子供達が、打つ喜びを味わえるということです。止まっている
ボールなら女子でも打てますし、工夫すれば障害を持つ子でも打てます。また、全員打撃制は、すべての子供達
に活躍の場があるということで、多くの子供達が満足感を得られる教材なのです。
 また、発達年齢に合わせたルールで、分かりやすいものになっています。ルールを工夫できることもその大きな
理由であり、3アウト制のものを想定した子供達は、なかなか枠から外れることができません。3アウト制も、全員
攻撃制も7人制もある、ということで、子供の創造性を充足させる教材でもあります。それから、ティーボールの
試合を何回かやってみましたが、一方的な試合があまりなく、特に全員打撃制の試合では僅差になります。この
僅差になるということは、ハラハラドキドキするゲームで、とても楽しいということです。このことも、子供の満足感
や充足感を満たすことができる教材であることの証明になるでしょう。それからもう1つ。小学生の3、4年生が
自分やチームにあった課題が持てる教材だということです。意欲的にチームや個人で取り組めるということが
大きな要因であり、課題解決のための教え合いできる教材なのです。こういうことが、教材面から大変魅力ある
利点です。単に体育的な教材でなくて、学級経営的にも非常に重要な教材となるのです。体育の授業や大会に
向け、子供達が自発的に取り組むようになって、クラス全体が仲良くなり、団結したという報告もありました。練習
が終わった後に多くの子供達が、また一緒に違う外遊びをするようになったという報告もあります。子供同士の
関わりが広まり、深まって、声を掛け合うとか、教え合う、励まし合う、認め合うという豊かな関わりができる。
学級指導上、大きな手立てとなっています。2つめは、子供達それぞれの個性や魅力を発揮できる教材であると
いうことです。私の学級でも配慮を要する児童がいて、教員が手を焼いていたのですが、ティーボールの大会に
向けてティーボールに取り組んだところ、比較的実力があって、非常にリーダーシップを発揮しました。そのことで
他の子供達に「あの子はこんなに優しいのだ」「こういうよさがあるんだ」と認められました。ほかにも教師が子供
のよさを認めたり、発見できるという意味でも、ティーボール大会は大変よかった。もちろんこの他にも、子供と
教師の人間関係、子供同士の人間関係がよくなったという事例はたくさんあります。さらに、休みの日を返上して
指導に駆けつけた保護者に、担任が声を掛けてもらって、それが教師の意欲になって、信頼される学校作り、
開かれた学校作りに寄与した、という事例もございます。それから、ティーボールに全校的に取り組んだ学校も
あります。ティーボールに取り組む以前は、子供達の間でトラブルしょっちゅう起こっていましたけれども、取り組み
の過程で、トラブルを自分達で解決していくという力、ゆずりあいの精神もついてきた、という報告もあります。
そういう意味でいうと、心を育てるという意味でもティーボールは素敵な教材であると言えると思っています。
さらに、学校経営的に見れば、学級崩壊に近い状況も、このゲームを契機にクラスがまとまったというようなことが
あります。それから今の子供達は大変素直で、個性的で、自己主張も大変上手ですが、反面、人との関わりが
上手にできない。または主体性が欠如している、人に声を掛けてもらって与えられないと仕事をしない、という
ような傾向があります。このような状況を鑑みて、4月から始まる、学校完全週5日制のもとでの新しい学校教育
の中では、子供達の主体性を育てる、自分から学んで自ら育っていく力、自ら考える力、他人とコミュニケーション
を取れる力を育てていきたいということが強調されています。
 2つめは、これからの新しい体育科には、生涯スポーツの基礎を小学校で培っていくこと、仲間と関わりあいな
がら運動に取り組んで、運動を好きになるということが求められています。
 3つめは、身体を動かす楽しさや心地よさを味わうことによって、自らすすんで体力を確かめようとする力を培う。
これが体育科に求められるの3つめの点です。
 4つめは、自ら課題を持ち、課題解決を目指して、活動したり工夫したりすることができるようになることです。
これら4つが、これからの体育科のねらいなのです。
ティーボールに取り組む中で、子供達がお互いに関わり合いを持ちながら、豊かに、声を掛け合い、励まし合い
などをしている姿を見ていると、新しい教育の流れも、新しい体育の流れも、全てその中に含まれていると感じる
この頃なのです。
 最後に、地域の保護者から見たティーボールが、どのようなものかということで、お手紙をご披露したいと思いま
す。西武ドームで全国大会を経験したチームの方からです。「全国大会に出場し、連盟の皆様のご協力のおかげ
で、子供達にとって、とても貴重な体験をさせていただき、感謝しております。私どもの小学校では、とにかく
ティーボール大会において、子供達は熱い思いを持っております。特に4年生は、3年生の時から力を入れ、1つの
クラスに1つのチーム、あるいは2チームができるほどでした。秋山先生という担任の先生の呼びかけも大きな
要因でした。子供とのよい信頼関係も築いてくれていました。親としても本当に感謝しています。このティーボール
を通してできないこともやればできるようになる。自分のできることはすすんでやり、できない人には教えてあげる
ということも、子供達の間でできるようになりました。はじめは、言われるからやる、という子供がほとんどでした。
しかし、夏休みのスケジュールをほとんど休まずにこなし、暑い夏の日差しの中、水筒を空っぽにしてもなおかつ
練習を嫌がらず、ハードな毎日を過ごしてくれました。あの一瞬は、とてもすばらしい思い出です。負けて悔し涙を
流した子もいます。そんな気持ちにさせてくれたティーボールに感謝します。秋にはまた運動公園で大会がある
ので私達の学校も参加したい」というような内容です。教員の中には、こうしてがんばっている者もいます。その
先頭に東村山市は立っています。今後ともよろしくお願いします。時間がまいりましたのでこれで終わりにしたい
と思います。(拍手)

竹村:
 どうもありがとうございました。ご質問を受け付けたいとおもいます。どなたかございますか。

参加者:
 鹿児島県の私の地域では、学校の先生方にいろいろご配慮いただいているのですが、大きな学校の割に子供
達がいろいろな運動をする、したいという親子がおりません。学校の方にも、いろんなスポーツをやらせて下さい
というお願いを出し、先生方はいろいろと活動してくださるのですが子供達はやらないというような状況です。
いろんなスポーツ少年団も年々団員数が減っております。これを今から改めてティーボールをやろうとすると、また
いろいろな在来型のスポーツ少年団の人数が少なくなる。結果的に子供の取り合いのような形になってしまい
ます。こういうのは竹村先生の学校もしくは東山村市ではどういうふうに対処しておりますのかお聞きしたいと
思います。

竹村:
 東村山というのはスポーツ宣言都市ということもありまして、大変運動が盛んなのです。多様な運動を子供達は
やっているんです。今度5日制になりますから、地域でも働きかけて、地域の方が土曜日にティーボールのような
ものをやるなど、学校と地域が一体となって取り組んでいます。それが1つ。それからですね、いい教材に子供達
は感動して外に出て行くと、教員も自然に出て行くんです。東村山では、そういう事がいっぱいありました。
子供が熱心にやると今まで職員室にいた教員がどうしてもその面倒を見なければいけないという事になる。
そして、ティーボールのよさというのを体感して、その結果、教員が積極的に関わっていくということがありました。
そう考えると子供達がティーボールのよさを体育の中で感じとると学校が変わっていくのではないかと感じており
ます。

参加者:
 今まで先生方が、教員団を組織して、バレーボール大会等、いろいろな大会が多分全国各地区で行われると
思っております。このティーボールも、教員団参加の大会を開催すれば、普及の大きな要因になるのではないか
と私の中では考えているところです。その辺りよろしくお願いします。ありがとうございました。(拍手)

井上:
   今のお話の中で私の方からむしろお聞きしたいことがあります。小学生チームの全国登録チーム数の中では
鹿児島県は男子が232というのは一番多いんです。その次は福岡は200を越えていますけど、あとはものすごく
少ないですね。ところが、女子の登録数はゼロなんです。中学になりますと男子が232だったのがゼロになる。
女子は19。また、関係のある人に話を聞くと、まだまだそんな数じゃなくて潜在しているソフトボールチームは
いくらでもあるぞということなんです。ちょっと失礼な話ですが、ティーボールとかミニソフトとかもう超えてしまって、
一番小さい時からソフトボールを始めている。だからティーボール、ミニソフトは鹿児島県では普及しませんよ。
というような意見も聞いています。そういう中ですから、鹿児島県というのは本当に小学生が盛んにソフトボールを
やっている結果だと思います。中日で現在活躍しています福留ですね。福留も小学生の頃は、ソフトボールで
全国大会に出て、キャプテンで4番を打っていたのです。かなりソフトボールをやって、それから野球をやる。
是非、各県各地で、鹿児島県のようなスポーツ少年団、社会体育の中で、小学校の中でソフトボール人口が
増えてくれたら、と思っています。どうぞよろしくお願いします。

末次:
 はいどうぞ。

参加者:
 私は道具の件です。ティー台に関して言えば、弱いところが決まっているのですよ。僕らが、使うとすぐティー台
が悪くなるのです。学校で使う時に、そのティー台の下の部分がすぐ外れる。打つ時は、吉村先生がおっしゃった
ように、上が割れたら反対にするようにしているのですけど、すぐ割れてしまいます。なので、ティー台を強くする。
またはひとつのティー台を今より長く使える方法を考えていただきたいです。

丸山:
 ありがとうございました。それだけ熱心にティーボールをされている証だと思います。今の問題を含めて用具に
ついては、この会場にメーカーの皆さんもお見えになっていらっしゃいます。ですので、終わった後の懇親会で
お話を伺い、役員会で検討させていただきます。よろしくお願いします。

井上:
 口を挟んで申し訳ないのですが、学校や地域の固定した場所に置くのなら、今のような折りたたみ式ではなく、
固定して、しっかりとしたものを使ってもらった方が、安くてよいのではないかと思います。今はティー台の値段が
高いので、これは是非強くして、安価にして欲しいと思います。

参加者:
 以前に、ある私立の小学校で、4年生と5年生を対象に、ティーボールの楽しさについてアンケートをとったことが
ございます。4年生では、あのバシッとあたる瞬間が楽しいという意見が多かったです。しかし、5年生では飛んで
くるボールを打ちたいと、物足りなさを感じているようでした。教育実習で、4年生を対象にティーボールを教えて
みました。その時、体が悪くて車椅子に乗っている子も打てましたし、初めてバットを握る女の子に対しても、公平
にゲームを進められる大変いい教材だと思います。小学校高学年の子、逆に4年生より小さい低学年の子や幼稚
園の子供達に対する指導は大変難しいという印象を受けます。東村山の小学校では、このような場合はどのよう
な指導方法でやられているか教えていただきたいと思います。

竹村:
 私たちの学校では3年生以上を教えております。高学年になったからといって熱が冷めるということはありませ
ん。ほぼ同じように熱意を持ってやっております。低年生については親子でゲームをやった事があります。ただ
3年生以上の参加が多くなってきたものですから、低学年生のゲームがなくなったのです。ティーボールの教科書
の中に、幼稚園やそういう時のゲームのやり方が載っておりましたので、本を読んでいただいたほうが、工夫が
分かると思います。

末次:
 もう一方だけどうぞ。

参加者:
 井上先生にお聞きしたいのですが、私は大阪のソフトボール協会のジャッジを若い時にやっていました。各都道
府県のソフトボールのアンパイアと、TTA初級もしくは中級はジャッジの仕方が似ている部分が多々あると、私
自身やっていて感じております。今後ソフトボール協会とティーボール協会で講習会を共同開催するなどの計画
はございますか。

井上:
 今現在、ソフトボールの審判講習会の中で、ティーボール等の審判の指導はしておりません。たしかにティー
ボール、ミニソフト、それからファーストピッチやスローピッチのソフトボールのジャッジがバラバラでは、それを
楽しむ人、また講習を受ける人が戸惑うと思います。ですから、今おっしゃいました、日本のアンパイア等の問題
について、日本ティーボール協会の方々と話をするなどして、対策を練っているところです。
是非、大阪市は盛んでありますので、その話は大阪の協会とも話し合っていきたいと思っております。

末次:
 ありがとうございました。有意義な質問いろいろありがとうございました。今日は3人の先生方に、それぞれの
立場から話をしていただきました。丸山先生、井上先生、竹村先生、ありがとうございました。(拍手)

扇原:
 もう一度盛大な拍手をお願いします。ご出演の皆様、どうもありがとうございました。セミナー参加の皆様、大変
お疲れ様でした。また各セッションにご協力いただいた先生方、大変ありがとうございました。
 これをもちまして本日のセミナー並びに講習会を終了させていただきます。私どものつたない司会の進行では
ございましたが、皆様のご協力を得て無事終了の運びとなりました。と、ここで全てを終了させていただきたい
のですが、今ふたりのスペシャルゲストが空港から駆けつけて下さいました。(拍手)
 おふたりは早稲田大学ソフトボール部4年生です。先程、吉村先生からご紹介ありました通り、ブラジルにソフト
ボール、野球、ティーボールの指導に行って下さいました。左側から小倉君と白石君です。(拍手)
 この後のパーティーにも参加されるそうです。明日も参加して下さるそうなので、お土産話もたくさん聞けると
思います。もう一度盛大な拍手をお願いします。(拍手)

加川:
 皆さん、お疲れ様でした。これをもちましてティーボールの講習会を終わらせていただきます。この後、ご案内の
通り、日本ティーボール協会総会を開催します。協会の新しい動き、課題等の報告がございます。参加者は制限
がございませんので、お時間のある方は是非参加していただきたいと思います。 
 この後、準備が整い次第、総会に移らせていただきますが、とりあえず、これで締めくくらせていただきます。
なおこれでお帰りになられます方は、受付の方で名札のご返却をお願いしたいと思います。5分後に総会を始め
させていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)
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*これは第9回日本ティーボールセミナー(平成14年1月19日:早稲田大学国際会議場)のプログラムの一部です。