1月16日 全国都道府県対抗女子駅伝、松田瑞生選手快走、ドルーリー朱瑛里選手17人抜き、そこで京都御所、豊田理事、前橋先生を思い出しました。

 昨日の1月15日といえば、以前は「成人の日」。この日京都では「全国都道府県対抗女子駅伝」が開催されました。発着地は、たけびしスタジアム京都(以前のわかさスタジアム)。競技は9区間で42.195キロ、マラソンと同じ距離、結果は大阪が8年ぶり4度目の優勝。2位は京都、3位は福岡でした。

 最終9区の「松田瑞生選手」の快走は見事でした。8区を終えた時点で、1位から4位までは7秒差というデッドヒート。最後の9区は10キロと長い距離を走ります。松田選手は、1位と5秒差でタスキを受け、そこからの快走。松田選手は長い距離は強いです。昨年の世界選手権では、日本のマラソン選手の代表として9位に入ったのは記憶に新しいところ。

 昨晩のスポーツニュースを見ていると、彼女は大阪の人らしく「負けたら大阪に帰られへん」と、大阪弁丸出しのコメント。そやそや、大阪のお嬢さんは、ああいう感じで、おしゃべりします。様々思い出しています。松田選手のコメントは、大阪のほのぼのとした、いい味が出ていました。

 驚いたのは岡山県代表「ドルーリー朱瑛里」さん。3区3キロの短い距離でなんと17人抜き。200メートルで3人抜き、速い、速い。走る姿勢もかっこいい、今日の新聞を読んでみると、カナダ人の父と日本人の母の間に生まれたシンデレラガールだそうです。津山市、鶴山中学校の陸上部部員は、各学年で1人、たった3人での部活生活を送っているとのこと、練習メニューは自分で考えて作成。素晴らしいの一言です。

 彼女が走ったコースは、私にとって思い出深い道、烏丸通り。そこを北から南に下る道。スポーツニュースを見ていると、彼女の走る左横は、あの京都御所。私が小学生から通った「ソフトボールと野球の練習場=御所」です。御所には、野球場が3か所ありました。今出川グラウンド(3面)、今迎賓館になっている所(11面)、そして丸太町グラウンド(2面)です。軟式野球やソフトボールがプレーできるところが計16面あったのです。何100回とこの御所にはソフトボールと野球をプレーしに行ったか、今様々思い出しています。

 ドルーリー朱瑛里選手が走ったところは、御所の外周の約4分の1、私もよく走りました。御所の北西角は、今出川通烏丸角。北東側には「同志社大学」、南西側には「近畿予備校」があります。ここから少し下ると右手に和菓子羊羹で有名な「とら屋」、そこを駆け抜けると左手に「蛤御門」。そして50メートルほど走ると「平安女学院」、その西横が「京都府庁」。ランナーには京都府庁は見えません。そして御所の南西の角、即ち(烏丸通)丸太町通りを横切ります。その間に、ドルーリ―朱瑛里選手は17人の選手を抜き去ったのです。この土地を小学生の頃から誰よりも走り、歩いた私にとって、そのドルーリー朱瑛里選手の快走が分かります。

 岡山県の名ランナーといえば、マラソンの有森裕子選手。「自分を褒めてやりたいです」の名セリフ。ドルーリー朱瑛里選手! この際、自分を思いっきり褒めてやってください。それにしても、この正月から岡山県の選手、チームが輝いています。全国高校駅伝男子は「倉敷高校」、サッカー高校選手権大会は「岡山学芸館高校」がそれぞれ優勝。年末に、女子プロゴルファーの渋野日向子選手が、ソフトボール大会を応援していました。その折、彼女はウインドミル投法で快速球を投げたのが印象的。その投球フォームは半端なく素晴らしかったです。これからもまだまだ、岡山県フィーバーが続きそうです。

 我々の岡山県といえば、豊田啓介先生、元玉野高校校長。頼住道夫専務兼事務長の大学の1年先輩、日本協会では、創設期から岡山マスカット球場で「セ・リーグ・ビッグトーナメント(ティーボール大会)」や「国民体育大会(ティーボール競技)」等で中心となって活躍くださっています。現在は全国高野連の理事もお務め。高校生を対象に「TTA講習会」もたびたび開催して下さっています。

 もう一人紹介します。前橋明先生。岡山大学で博士(医学)取得、現在早稲田大学教授。元日本協会常務理事。専門は「幼児体育」。2007年に「幼少時のためのティーボール遊び」(株)モリモト大学出版を刊行されました。その時の「推薦文」を書いたのは私です。―その発刊に寄せて― の一部をここで紹介しましょう。

 (前略)NPO法人日本ティーボール協会は、この5年間の普及活動の中心を、幼児と小学1・2年生とした。そこで、この幼児の健康教育分野で国際的に活躍されている友人の前橋先生に、幼児を対象とした「ティーボールごっこ(あそび)」等の創造と考察をお願いした(後略)。

 丸山克俊先生が12年間お休みの時、前橋先生とは名コンビを組み、「幼児と小学1、2年生のためのティーボールの研究と実践」を試みていたのです。

 本日は、全国都道府県対抗女子駅伝を見て、松田選手瑞生とドルーリー朱瑛里選手の快走に感動し、そこから、京都御所、豊田啓介理事、友人前橋明先生を思い出しました。