5月17日「5月16日、17日のスポーツ新聞の一面トップは、大谷さん。メジャー通算100号、連続ホームラン スゴイ!」

  5月15日のアスレティック戦では、「3番DH」で出場。第3打席にセンター左へ弾丸ライナーのホームラン。これでメジャー通算100号になりました。日本人選手としては、元ニューヨーク・ヤンキースの松井秀喜選手(175本)、シアトル・マリナーズのイチロー選手(117本)に次ぐものです。

 100本目の到達に関しては、大谷選手が459試合目・1757打席目。松井秀喜選手が636試合目・2710打席目。イチロー選手が1851試合目・8510打席目。そしてあの伝説のベーブルースが、529試合・1923打席目で達成でした。ということは、大谷選手はベーブルースよりも70試合速く到達したことになります。誰よりも早い新記録。(尚、このデータは全て、昨日の日刊スポーツからの引用です。)

 それにしても、「大谷さん!スゴイ!」また、私は日刊スポーツの情報収集力も素晴らしいと思っています。私が現役時代は、このような情報収集能力は誰にもありません。機械もありません。今はアナリストがAIを使用するのでしょうか、どんどん情報をコンピューターに入れ込んで、そこで、様々に分析して行くのでしょうか。私がもう少し若くてやる気があれば、この分析をする作業に惚れ込んだに違いありません。「大谷さんも、AIも、スゴイ!」です。

 そして、翌日大谷さん、またまた打ちました。そこでこの試合のホームランは何がスゴイのか。この日も、昨日同様「3番DH」で出場。大谷選手は初回にアスレティックエースのモンタス投手からツーランホームラン。この試合は4対1でエンジェルスの勝ち。ということは、如何に初回の大谷選手のホームランが有効であったかです。飛距離は130メートル、大きなホームランでしたが、試合にとっても大きなホームランだったのです。この2試合連続ホームランで、いよいよ大谷選手の季節がやってくるのでしょうか。楽しみです。

 実況中のアナウンサーも言っていました。「オオタニサン!スゴイ!」もちろんこれはアメリカのアナウンサー、彼らも大谷さんによって、日本語を学んでいます。これも愉快です。

 さて、昨晩NHK衛星テレビの「球辞苑」という番組を見ました。野球の様々な技術を専門家が分析したり、解説したりする番組です。昨日のテーマは「バスター」。途中から観たので思いついたことのみ書きます。プロ野球界では、ロッテOBの里崎氏と中日OBの井端氏が解説者。「バスター」を決めるには、グリップの位置は、打つ構えはどうするか、そしてバントから強打か好打に移る時のテイクバックのとり方、バットの振り下ろし方、心構え、握りを変える時のタイミング、右手か左手をどのタイミングで移動させるか等の解説です。

 日本ハムの現役選手の実技と解説の後、桑田投手が現役時代にバスターを決めた映像、その心構えと動き、井端解説者の現役時代のバスターの行い方、更には、西武ライオンズの往年の名2番打者、バントが上手だった平野選手のバスター論と実技、3人の解説と実践はとても面白かったです。納得もしました。データを集めたり、分析したりするアナリスト、優秀ですね、データも多いです。感心ばかりしていました。

 ゲストで出演されていた平野選手は66歳とか、お元気です。自分でバスターの見本を見せてくれました。現役でバリバリ活躍される姿を拝見すると、こちらも負けたくないという気持ちになります。いい番組でした。次回は、何がテーマなのか知りませんが、来週は初めから観てみたいですね。

 大谷さんも、三振したり、凡打だったりしてベンチに帰った時は、何かタブレットというか、パソコンですか、画面を見て、すぐに反省されたり、笑顔で画面を追っているようです。その打席を1回1回研究されているのが、こちらに伝わってきます。いい選手は、凡打の後でも、必ず反省して次の打席に備えられるのですね。その結果が、一昨日、昨日の連続ホームランとなっているのでしょう。

 投手の時も相手打者を研究して、データを分析した後で登板されるのでしょう。これまた、他の選手の2倍の労力と時間が必要です。やはり、アメリカのアナウンサーが言うように、二刀流の「オオタニサン!スゴイ!」です。

 昨日から今日にかけて、またまた大谷さんから笑顔と学びを頂きました。ありがとうございました。