6月13日 大谷翔平選手、井上尚弥選手、高橋奎二投手、和田毅投手、田中希実選手、ディーン元気選手。感染者は「3」です。全てがグッド・ニュースです。

 先週末のスポーツから、明るい話題を取り上げて、紹介します。

 先ずは、9日アメリカアナハイムにおいて、エンジェルスの15連敗を止めた大谷選手。7回1失点の好投、打っては逆転2ランホームラン。試合は5対2で勝利です。マドン監督の突然の解任から、チームには暗い雰囲気があったところ、大谷選手はマウンドで、何度も、何度も吠えまくり、ネビン監督代行に初勝利をプレゼントしました。「ナイスゲーム!」

 アメリカのアマチュア野球やソフトボールでは、ゲームが終了すると両軍とも一列に整列し、監督、コーチ、選手に対して「ナイスゲーム・ナイスゲーム・ナイスゲーム」と声を掛け合い、人数分だけ握手をし続けます。そして解散。さすがに、メジャー(プロ)にはその習慣はないようです。

 9日のエンジェルス試合は、カリフォルニア州アナハイムの人だけでなく、相手チームのボストン(レッドソックス)の人にとっても「ナイスゲーム」と言える見事な試合でした。大谷選手! ありがとう! サンキュー! そして日本人にとっても「ナイスゲーム!」と大声で言える試合でした。

 10日、ボクシング界から超ビッグニュースが飛び込んで来ました。「井上尚弥選手が全階級を通じた「世界最強」ボクサーに認定された」と、ザ・ボクシング誌PFPが報じたのです。日本人としては初の快挙です。これは、過去の1位の選手の名前をあげるとその価値が分かります。マイク・タイソン、マニー・パッキャオ、サウル・アルバレス等です。彼らと並びました。アメリカのメジャーリーグのアナウンサーではありませんが、「イノウエさん、スゴイ!」

 小学生の頃ですか、白井義男選手、ピストン堀口選手等が海外の選手と戦う時に、ラジオで、海の波のような、音がでたり、消えたり、また出たりという実況放送を聞いていた私としては、これは信じられない快挙です。五輪金メダリスト村田諒太選手、世界ミドル級王者竹原慎二選手らを大きく引き離しました。「アンビリーバブル!」です。今の、テレビ風に言うなら「アンビリーバボー!」

 話題を、日本のスポーツ界に切り替えましょう。昨日、プロ野球の交流戦が終了しました。ヤクルトスワローズが優勝です。その最終戦、ヤクルト対ソフトバンク、先発は25歳高橋奎二投手とベテラン和田毅投手。平安OB対早稲田OB、この二人は、この「理事長からのメッセージ」では、度々紹介しています。結果は二人とも見事なピッチング。勝った高橋投手は、強打者揃いのソフトバンクを無四球完封で5勝目、昨年日本シリーズ第2戦以来です。一方和田投手は、6回1安打に抑える好投。どちらも素晴らしいです。ベテランの活躍、若手の台頭、私にとっていうことありません。ナイスピッチング!「ナイスゲーム!」「平安と早稲田は引き分けえー!」

 そしてもう一つ、陸上日本選手権兼世界選手権代表選考会最終日、私は二人の選手に注目しました。それは、田中希実選手とディーン元気選手です。田中希実選手からは「果敢に挑戦する勇気」を頂き、ディーン元気選手からは久しぶりに「元気」をもらいました。

 田中選手は、凄過ぎてどんな走りをするかで興味津々。先日の1500メートルでは、2周目に2、3位の位置につけ、最終3週目で本来のスピード、2位を大きく引き離しての優勝。そして、昨日は800メートルと5000メートルの野球でいえばダブルヘッダー。第一試合は2位。これも1位の塩見選手に対して、最後は追い越すかと思うほどのラストスパート。計算通りの走りのように思われました。その一時間後の第二試合は、5000メートル決勝です。東京五輪7位の弘中選手を5.73秒、距離にすると40メートルほどになるのですか、大きく引き離しての快勝。どこまで凄いのでしょうか。

 女子の800メートルは、女子の競技としてはハード過ぎるとして、以前この種目は、国際試合で、確か廃止されたと記憶しています。人見絹代選手が走って有名になった距離です。田中選手は800メートルを走った後も、疲れた表情もなく、5000メートルへの出場。これも「アンビリーバブル!」人の能力の無限さを教えてくれます。競技後のコメントもいいですね。「哲学者」に近づいています。常に世界を見据えた作戦・戦略です。凄過ぎます。勇気を与えてくれますね。「サンキュー・田中希実選手!」

 そして、ディーン元気選手、事務所の私の部屋には「ミズノのカレンダー」が掲げられています。日本ティーボール協会は、ミズノの多くの皆さんから沢山の好意を頂戴しています。今月6月のカレンダーのモデルは左が飯塚翔太選手、右がディーン元気選手。ディーン選手、3投目に81.02メートル。大学生で出場した2012年ロンドン五輪で10位、その後は右脇腹の負傷で苦しみました。彼が4年生の時、私のソフトボールの授業を受講、中学まで野球をやっていたためか、パワフルなバッティングを披露していました。

 勿論、ソフトボールのボールとバットを使用して「ティーボール」も経験させました。フレンドリーなナイス・ガイ(学生)でした。この大会での活躍をきっかけに、再び世界に挑戦してくれますね。楽しみです。

 さて最後は、皆さんに、上記のスポーツのニュースに勝る地元の「ビッグニュース」を紹介します。さて、それは何でしょうか。2022年6月12日、朝日新聞19面、多摩版:都内の区市町村別感染者数(都発表、10日時点)東村山市は、何と一桁の「3」。「やったぜ ベービー!」

 この先、コロナの感染者数がゼロに、ハッピーな日々が来ることを願って、今日の「理事長からのメッセージ」は、これにて「お・し・ま・い」。