6月14日 G7NHKニュースを見て「青木杯・健康福祉大会」を思い出す

 今日は新聞休刊日。月曜日の朝に新聞が来ないのは寂しいです。そこで今日は、先週金、土、日で何がトップニュースかと思い振り返ってみるとやはりG7です。議長国である英国のジョンソン首相がリーダーシップを取り、ワクチン提供、人権問題、民主主義、東京オリンピック・パラリンピック等、さまざま検討されました。この内容と成果は、今日の夕刊で詳しく報道されることでしょう。

 さて、日本は菅首相が参加です。このG7に参加して金、土、日の三日間、NHKテレビ7時、9時のニュースに出てその様子を日本に伝えてきたのが、以前にもこのコーナーで紹介した私のゼミ生であったOI君。ティーボール中級指導者資格取得者。学生時代より少し大きくなられたようで、お元気そうでした。

 彼が学生の頃、私はその時のゼミ生にどのようなことを指導していたか、今日は当時を振り返ってみます。そしてその指導・研究経験が、今この日本ティーボール協会にどのような影響を与えているか考えてみようと思います。彼は私のゼミでは8期生(1997年度)の学生です。その時と前後のゼミ生の卒業研究のテーマを少し拾い出してみます。

 1.喘息児の運動療法に関する研究、2.日本の高齢社会における現状と対策、3.日本の音楽療法の現状と今後の課題、4.余暇研究、5.現代の共生社会のあり方について、一年先輩の卒業研究は、1.高齢者レクリエーションの現状と課題、2.障害者における差別・偏見に関する研究、3.食生活が子どもの発達に与える影響について、4.児童労働の現状と問題点ーアジア地域を中心にー、5.児童・生徒の健康に関する研究ー児童・生徒の領域におけるレクリエーションについてー、6.集団組織における指導法を中心として、7.集団行動の人間関係や効果についてースポーツのチームワークを中心にー、一年後輩は、1.大学生スポーツ選手の自己管理について(注・彼女は現在医師として活躍中)、2.高齢者の余暇研究、3.老人福祉施設の現状とこれらの課題、4.ストレスが心身に及ぼす影響と克服法、5.健康維持・促進におけるスポーツの役割、まだまだありますが、これくらいにします。

 以上のようなことを、当時は学生と一緒になって研究をしていました。早稲田では専門はソフトボールではありません。ティーボールでもなかったのです。私のゼミの名称は、「健康教育とレクリエーション教育」でした。そのため当時は、早稲田大学の教授ではありましたが、研究領域を更に広めるため、某医大の研究生として10年間医学の勉強もしていました。

 このような研究をしている学生たちが、ティーボールの大会では、障がいのある人とない人が一緒になって行うティーボール、高齢者とのティーボール、喘息児とのティーボール等に興味を持ってくれたのです。日本式ティーボールでは、この学生とともに研究してきた理念が現在でも色濃く残されています。

 今年の11月6日、健康福祉のティーボール大会は、この「健康・福祉・笑顔・共同・ノーマライゼーション・バリアフリー」の理念の基、開催します。実は、この考えや理念に全面的に賛同してくださったのが、ミアヘルサの社長である青木勇先生です。会社名「ミアヘルサ」とは「もっと健康に」という意味です。そこで、この大会は先生のお名前を頂戴して、「青木杯争奪ティーボール大会」として、もう10年、10回を数えることになっています。この間、絶大なる協力を頂いています。感謝ばかりです。

 コロナが収束して、この理念を理解する理事・評議員・学生の皆さんの力を結集して、実り多い、成果の上がる大会にしましょう。皆さん、用意はいいですか。よろしくお願いいたします。 昨日のNHKニュースを見てのマンデイモーニング・クオーターバックでした。