7月22日 大谷さんオールスターでは「面白いですし」「楽しいですし」。翌日は「最優秀男性アスリート」賞受賞。

 またまたこの二日間、大谷さんがアメリカで輝きまくっています。一昨日は、アメリカオールスター。「1番DH」で先発出場、現在世界一といわれるドジャースのエース、カーショーとの対決、カーショーが初球にストレート系を投げるか、変化球で来るか、来た場合その球種は何か、興味津々でした。結局ストレート系を投げ、大谷さんは、それをバットを折りながらセンター前へヒット。カーショーは大谷さんのバットを折ったのだから、俺の勝ち。大谷さんはヒットを打ったのだから僕の勝ち。二人の考えは実にプロ中のプロ。私はこのような考えをするプロ選手は、大好きです。だから世界的な選手になれるのです。

 この試合で、なんといっても印象に残ったプレーは、大谷さんが出塁した後、牽制球によるタッチアウト。大谷さんは間違いなく二盗を狙っていました。カーショーもそれを見越してか見事な牽制球を投げました。完全に逆を突かれた大谷さんはタッチアウト。カーショーも大谷さんも一塁手も大笑い、ついでに審判もか・・・?スタンドの観衆も皆笑顔でした。カーショーは地元ロスアンゼルスの英雄、実に地元を喜ばせるオールスターらしいプレーでした。大谷さん曰く、「面白いですし」「楽しいですし」「いい思い出がたくさん」。

 昨日の大谷さんは、もっと凄かった。アメリカスポーツ専門局ESPNの年間表彰「ESPY賞」で「最優秀男性アスリート」に選出されました。これに関して、アメリカのスポーツ界を知っている者にとって、とてつもない名誉だということが分かります。競争相手が、フットボール、バスケットボール、サッカー、ホッケー、テニス等全てのスポーツ界で大活躍した人たちの中でのナンバーワンを決める賞ですから。新聞の一面トップ中のトップでなければならないほどの素晴らしいことです。

 この時期での表彰式。お分かりですか、他の有力候補者は、NBAファイナルでMVPに輝いたカリー、NFLでMVPに4度受賞のアーロン・ロジャース、NHLで20ー21年シーズンMVPのコナー・マクデビットといった大スターを押しのけての受賞です。相手がカーショーとかジャッジ、スタントンといったメジャーリーガーの大スターだけの競争ではないのです。アメリカの4大スポーツはというと、フットボール、バスケットボール、アイスホッケー、そしてベースボール(野球)です。この中でも、野球は近年、競技者も観戦者も減少傾向にあります。それも顕著です。なぜこのプロ野球オールスターの後に、このような最高のアスリートを選ぶイベントあるのか。それは、上記3競技が今は「オフシーズン」だからです。

 そのような中で、野球界から大谷さんが久しぶりに選出されました。94年はバリー・ボンズ、96年はカル・リプケン、98年はケン・グリフィー、99年はマーク・マグワイアと野球選手が1990年代は続いていたのですが、それ以後23年間受賞者はいません。この間野球界からは、フットボールやバスケットボール、ホッケー、テニス等の名選手を抑えてまで選出される大スターは現れなかったということです。大谷さんが如何に物凄いかが分かります。

 同日「ベストMLBプレーヤー」にも選出されました。これは2年連続です。ナ・リーグのMVP、ナショナルズ、ハーパー選手やア・リーグ、ニューヨークヤンキースのジャッジ選手らがノミネートされていましたが、大谷さんで決定。なんと凄いことでしょう。大谷さんは、英語でスピーチ。これもお見事でした。英語も人間力もインプルーブ(上達)されています。ビデオメッセージでの服装は、前日のオールスターの直前に行われたレッドカーペットショーであのかっこいいスーツ。似合っています。大谷さん何しても最高です!

 大谷さんの二日間と比べて、私はどうだったのでしょうか。一昨日に4回目のワクチン接種、当日は全く問題なしの元気。昨日は左腕がいつもより痛く、そして体がだるく、昼頃まで休んでいました。幸い熱は出ませんでした。午後は事務所へ。そして、何もしなくて、眠っていれば、カッコよくなる床屋へ。夕方6時からは、稲門体育会の「代表委員会・会長合同委員会」はオンラインで参加。少しずつ元気に。

 そして今日は、体のだるさも、左腕の痛みも大谷さんの活躍等があり、随分楽になりました。「理事長からのメッセージ」も書く気になりました。

 大谷さん!この二日間、私がワクチン接種で痛い、だるい思いをしている時に、いつもながら明るい話題をありがとうございました。