3月22日 「スポーツ法学」から、TTA初級公認指導者認定講習会のカリキュラムを考える。「スポーツ・コンプライアンス概論」を必修に!
本日、日本協会理事で東京理科大学の柳田先生から、「スポーツ法学(第2版)」(日本スポーツ法学会監修、エイデル研究所発行、2017)の送付に対して、丁重なお礼のメールがと届きました。今日はそのメールの一部を紹介します。(柳田先生からは、掲載の許可をいただいております)
「(前略)全日本大学ソフトボール連盟は一般社団法人化に向けて準備を進めております。そのためのガバナンスコードの設定は極めて重要なポイントになると考えておりますので、何よりも有難い文献となります。また、昨日は県ソフトボール協会の理事会があり、役員選考委員会のコンプライアンス欠如に生意気ながらも厳しい意見を発出したところでした。スポーツ界において最も遅滞している知識・理解であると感じております。私自身も深く勉強させて頂ければと存じます。本当に有難うございました。吉田勝光先生とは、セミナーで一度お目にかかったことがございますが、穏やかで聡明な先生であった印象が強く残っております。折をみて、御礼を申し上げたいと思います。(後略)」
吉田勝光先生らの編著書である「スポーツ法学」を、柳田先生にお届けして、本当に良かったと思っています。柳田先生は、丸山克俊先生の後任人事で、東京理科大の先生に採用された方です。この人事が決まったとき、丸山先生は、「日本中探し回って、最高の先生を見つけ、そしてこの東京理科大に来ていただけることになりました。」と私に報告してくれたことがあります。一時期、丸山先生と私が距離を置いている時でも、後任の柳田先生とは、大学のソフトボール大会でお会いすると、丸山先生のことを話題に上げ、話がはずみました。そんな関係です。
柳田先生は、この4月からフルプロフェッサーです。日本語でいうと「教授」。そして、もともとPhD.これは博士という意味です。その上、ソフトボールチームの部長であり、監督さん。どこまで凄いのでしょうか。その先生から上記のお礼のメッセージです。今、スポーツ界では、コンプライアンスの遵守が強く求められているのです。
10年ほど前、あるテレビ局のディレクターが私に、「男子ソフトボールの試合を放映したい。ついては、早稲田大学ソフトボール部とどこの大学チームとの試合がいいですか?」と尋ねられました。この話が来たのは、大嶋匠選手が日本ハムファイターズにドラフトで指名され、その秋、一気に大学男子のソフトボールが注目をされた時でした。私は、即座に「東京理科大学」と返答させていただきました。
その理由は、そのチームの監督が柳田先生だったからです。人間教育をきちんとなされ、そしてチームワークが良く、強いと3拍子揃っていたからです。メディアを通して大学男子ソフトボールの魅力を伝えるのは、技術だけでなく、その選手個人の人間性、チームの雰囲気等を、紹介することが大切と考えたからです。
さて、話は戻ります。今日の朝日新聞の11面(スポーツ)に、全国小学生学年別大会(全日本柔道連盟主催)の廃止が決定したことに関する記事が掲載されていました。それによると、行き過ぎた勝利至上主義によるところが大きいようです。「山下泰裕会長が会長に就任したころ『この大会、必要ですか?』『弊害が多い』と問われたことを覚えている。また、全柔連内に、存廃を話し合う委員会が設置された。西田孝宏常務理事は『保護者や指導者が審判に罵声を浴びせる。さらに保護者が自分の子どもの対戦相手をののしるケースも報告された。大会をやめないと子どもにしわ寄せがいってしまう、となった』。」と書かれていました。
えっ!柔道までが・・・。という感じです。柔道は、「礼に始まり。礼に終わる。」「礼儀を守る」これが一番だと思っていました。高校時代柔道を3年間ご指導頂いた先生からも、柔道マンの兄からもそれを学びました。「武士道」と同じく「道」を学ぶ世界ですよね。そこで、罵声、ののしる、こんなこと信じられません。「廃止」は、全日本柔道連盟の英断だったのですね。日本の国技ともいうべき柔道、全ての問題で、我々の模範であってほしいです。これからも子どものために、良いご指導を宜しくお願い致します。
そこで、私は前々から考えていたことがあります。それは、TTA初級公認指導者認定講習会の講義の中に「スポーツ・コンプライアンス概論」を位置づけて、それを必修とする考えです。即ち、(1)講義:①ティーボール概論 ②コンプライアンス概論、(2)実習:③ルール説明と審判法実習、④指導法実習、⑤講義または実習、(3)認定試験。このように変更したいと考えています。
そして、大会の前には、指導者および引率者[WU1] には、必ずこの(1)講義の①と②の履修することを義務づける。加えて、(2)実技に関しては、大会の当日に行う。即ち、③は、大会開始前の代表者会議で、20分から30分ぐらいの時間に説明と実習を行う。④と⑤は、大会の試合中の指導者の態度、言葉かけに対して、大会責任者が評価する。最後の(3)認定試験は、その質問紙の中に、①と②の講義を受けての感想、③は大会に参加しての感想を書く。そして、それを後日提出し、認定書を発行する。如何でしょうか?
柳田先生から、「コンプライアンス」の関する貴重なメールを頂きましたので、そこで、私が日頃から感じていることを、皆さんに提案しました。ご意見をお待ちしています。
[WU1]保護者ら全員が対象となりますでしょうか?
