2月16日「ナイストライ」が沢山ありました。スピードスケート女子団体追い抜き、ノルディックスキー複合渡部暁、スノーボード村瀬、岩淵ら

 「立派な銀だよお姉ちゃん」この見出し最高に気に入っています。これは、今日の日刊スポーツの一面トップ。昨日のスピードスケート女子団体追い抜きでの結果を報道したもの。更に小見出しも良いです。「残り60メートル菜那転倒『私が転ばなかったら・・・』 連覇逃がして絆残す」。この「絆残す」、この小見出しを考えた記者、センスあるな・・・。

 そんなわけで今日は、他の新聞では、このニュースをどのように見出しで伝えたか、東村山の駅まで行って、4紙買いました。毎日新聞とスポニチ、産経新聞とサンスポです。スポニチは「あっ!!転倒」「菜那号泣『転ばなければ優勝できたかも』」。サンスポは「金目前・・・最終カーブで菜那まさかの転倒」。その後、「泣き崩れる姉の肩を 何も言わずにそっと抱き寄せ」。姉妹愛。記者の方々考えています。

 朝日新聞は「高木姉妹 この涙も共に」「団体追い抜き連覇あと一歩」。産経新聞は、一面トップで「日本『銀』」「連覇目前 悔しさと誇りと」。毎日新聞は、スポーツ面で「連覇目前崩れた隊列」「迫るカナダの重圧 蓄積した疲労 高木菜の脚、悲鳴」。3紙ともその見出しはスポーツ新聞と比べて少し堅めです。

 スミマセン。読売新聞とスポーツ報知を買うのを忘れました。読売ジャイアンツファンに怒られそうです。次回は、真っ先に買います。

 昨日は、「ナイストライ」が、多くありました。先ず最初は、ノルディックスキー複合男子ラージヒル渡部暁斗選手の銅メダル。前半のジャンプでは5位、そして後半距離はトップとの差が54秒。終盤から勝負に出ました。あえて風当たりの強い先頭に出て、金メダルを狙う。この試み(トライ)が素晴らしい。

 次に、17歳村瀬心桃選手、スノーボードビッグエアーで銅メダル獲得。17歳3ヵ月でのメダル獲得は、フィギュアスケート浅田真央(19歳5ヵ月)の記録を更新。村瀬選手の1回目の得点は80、00。2回目が素晴らしかったです。91.50。これはかかとの側のエッジを踏み切るフロントサイドの横3回転。「ナイストライ」で勝負を掛けました。そして、結果も残しました。

 「ナイストライ」で、メダルを取れなかったのが、岩淵麗楽選手。日刊スポーツでは次のように記しています。「4位からの逆転金メダルを狙った3回目。斜め軸の後方3回転宙返りを繰り出した。縦3回転は女子では誰も挑戦したことのない超大技。岩淵自身、雪上では練習でもやったことがなかった。各国のコーチ陣や関係者は目を見開き、両手をあげて驚き、場内はどよめいた」と。そして他国の選手が岩淵選手に歩み寄ります。私もテレビで観ました。素晴らしかったです。

 そこで思い出したのが、あの夏の光景です。昨年8月5日、夏東京オリンピック、女子スケボ、4位になった岡本さんの演技に対して、尊敬(リスペクト)する各国からの選手の笑顔です(「理事長からのメッセージ」でもそれを書きました)。今回も岩淵選手に、各国からの選手が近寄り、ハグ、ハグ、また、ハグです。その「ナイストライ」に敬意を表してくれているのです。新聞報道によると、バッハ会長がこの演技と光景を見て、ご自分の腕時計を岩淵選手にプレゼントしたとか。岩淵さん!素晴らしい「ナイストライ」だったです。

 話は、戻ります。高木菜那選手の転倒には、1周前にその予兆があったとか。一瞬、足元がぐらついていたとのこと。いっぱいいっぱい、疲労できつかったのでしょうね。

 カナダは187センチ、5000メートル2位、3000メートル3位のワイデマン選手が先頭に入り他の二人を引っ張る。日本としてはじわじわと差を詰めてこられる。これは焦ります。そこで最後の力を振り絞ってのスケーティング。よくやりました。これぞ「ナイストライ」。

 私は、中学・高校と野球をやっていた時、先輩やコーチたちがよく言っていた言葉があります。「何してるねん!アホ」「何、エラーしてるねん!ボケ」「打たんかい!」反対に「打つな!見て行け―」「3ボールまで、打つな―」、「ストライクほれよ(投げろの意)」「こらー」まだまだあります。このような環境で野球をプレーしていて、大学はソフトボール、これは、極めて民主的。そして、ハワイに留学。野球・ソフトボールも350試合ほどプレー。ある時、私は外野手でボールを一生懸命追っかけて、その結果、落球、日本なら、ぼろくそに怒られるところ、ハワイ(アメリカ)では「ナイストライ」と、褒められました。その時以来、50年以上に亘ってこの言葉「ナイストライ」は、大好きです。

 昨日は、テレビを「観て」いて「ナイストライ」が沢山ありました。とても気分のいい日でした。そして、今日は、昨日の光景を思い出しながら新聞を「読んで」、「ナイストライ」を堪能しました。

 早くコロナが収束して、「ナイストライ」を、「語って」「聞いて」楽しむようになるといいですね。