2月8日 高木美帆選手「銀」フィギュア団体「銅」、カップル種目向上。スーツ規定違反を考える
今日の読売新聞、毎日新聞、朝日新聞の読み比べ、これは考えさせられました。先ず読売新聞の一面トップは、高木美帆「銀」女子1500 0秒44届かず。毎日新聞は、フィギュア団体 銅。そして、朝日新聞は、高梨沙羅失格です。これほど3紙の見出しが異なるのも珍しいです。
高木選手は2018年平昌のオリンピックで「銀」。2大会連続「銀」は、お見事というしかありません。本人はこの4年間「金」を目指して、休むことなく猛練習に励みました。その姿勢は、新聞、雑誌、テレビなどで特集として取り上げられています。私もNHKテレビを通して、彼女の活躍と努力を知りました。責任感が強く、研究熱心で、先を見る能力の素晴らしさ、正にスーパーアスリートです。本当におめでとうございます。
日本チームの主将を任され、その任務の大きさに負けずにこの快挙は、彼女の精神力の強さ、能力の高さ、人一倍努力、責任感の強さ等から来るものでしょう。素晴らしいとしか言いようがないです。試合後、金メダルを取ったブスト選手に、拍手を送る姿勢は、何かジーンと来るものがありました。この後、1000メートル、500メートル、パシュートとまだまだ競技は続きますが、更なる活躍を期待します。
彼女の銀メダルとは、全く関係ないですが、私は「銀」=「ナンバー2」は大好きです。ナンバー2は、ナンバー1になろうとする意欲、努力、情熱、研究心等があります。例えば、東村山市でナンバー2。次は多摩地区、次は東京都、日本、そして、世界のナンバー2へ。学校では、クラスでナンバー2,その後は学年で、と。この向上しようとする姿勢、これが好きなのです。
日本ティーボール協会では、1993年11月に協会を立ち上げてから、会長の海部俊樹先生の代わり、筆頭副会長として頑張らせて頂きました。会長の海部先生に失礼があってはいけない。海部先生ならどう判断されるか、様々考えて行動したことを、今もって思い出されます。ナンバー2の学びは本当に多くあります。
話を戻しましょう。この冬のオリンピックの最高のアスリートは誰か、点数をつけなさいと言われたら、私は間違いなく、高木選手に最高点をつけそうです。大学の部活を考えて見ます。主将で、5種目もエントリーして、その内、この1500で「銀」メダル。どう考えても「秀」の「上の上」。でもまだこの後3種目が残っていますから、怪我をしないで、活躍を祈ります。
フィギュア団体「銅」これまた凄いです。毎日新聞の一面見出しは「カップル種目向上」です。確かに日本は今まで、男子と女子のシングルは強かったのですが、このカップルは、世界に通じる名コンビはいませんでした。それが、今回は木原・三浦のコンビは驚きです。木原は1メートル75センチ、三原は1メートル45センチ、かなりの身長差があるので、どの様な滑りを、演技をされるのか興味深々でした。二人の息の合った演技は、高いリフト、スロー、3回転ルッツ等次々に決めて行きました。私が野球やソフトボールをしていた関係かスローには特に注目して観ていました。木原選手が三浦選手を投げた時のフォーム、最高です。投げられた三原選手のバランスのいい着地、それからの後ろ向きのスケーティングは、本当に素晴らしかったです。このコンビ、どうしてここまで向上・成長したのか・・・興味があります。3回目の出場になる木原選手の喜びは、大きかったのではないでしょうか。アイスダンスの小笠原コンビもお見事でした。この日本にとって今まで弱点と言われた二組の名コンビで「銅」。おめでとうございます。
朝日新聞は、高梨沙羅選手の失格が一面トップ。これはとても難しい問題です。よく一面トップに持って来たなあが、私の第一印象です。これは大学のゼミでも「テーマ」になり得ます。
この問題で、最初に思い出したのは、人が人を裁く、評価する、得点化することの怖さです。41年間も大学で学生の評価について真剣に考え続けてきた人間ですから特に感じます。アメリカの大学では「エバリュエーション」(評価)の仕方を徹底的に教えられます。
次に思い浮かんだのは、「スポーツ工学」です。水泳では水着の問題。もう4、5年前になりますか、水の抵抗がない、いわゆる滑るような水着が開発されました。陸上では、棒高跳びの棒、グラスファイバーから更に改良され、現在に至っています。マラソンシューズも近年、厚底シューズ。卓球ではラバーの進化、テニスではラケットの改良、ゴルフではボールを遠くへ飛ばせるクラブ、ソフトボールでも得点を増やすためにボールを硬く飛ぶボール。加えて、バットはボールを飛ばせる金属製を開発。まだまだあります。パラリンピックでも、車いすの改良、義足の工夫と改良等です。これらはスポーツ競技を行う場合、本当に難しい問題です。
ただこのケース、個人戦で着用したウエアーと同じものを着て、アウトだなんて、あり得ない。これが野球の監督かコーチであれば、物凄く怒ります。全選手を一旦ベンチに戻すこともありですか。そして冷静になってから、試合再開です。そんな思いです。高梨選手が可哀そう過ぎます。同じ問題での失格者が、ドイツ、オーストリア、ノルウェーでも出たとか。本当ですか・・・? このキーボードを打ちながら、私は激昂しています。
この後、冷たいお茶でも飲んで気を静めて、家に帰ろう。
昨日の結果は、連続「銀」の素晴らしさ。カップルコンビの向上で「銅」。人が人を裁く難しさ、スポーツ工学の進歩、多くの事を考えさせられました。
