2月9日 ますます羽生結弦選手と高梨沙羅選手のファンになりました。二人は真の「世界一のアスリート」です
この二日間で、私は羽生結弦選手、並びに高梨沙羅選手の大ファンになりました。この二人はアンビリバボー人間、精神力の強い、真のアスリートです。教科書に載せたいくらいの凄さを見せてくれました。こう考えるのは、私だけではないでしょう。
羽生結弦選手、朝日新聞は「思わぬ穴 羽生試練」。日刊スポーツは「「氷に嫌われちゃったかな」サンケイスポーツは「10センチの落とし穴に『はまった』」です。
「正直言って何か僕、悪いことしたかなって。悪いことしたからこうなったとしか考えられないミス。凄く、いい集中状態で。何一つほころびがない状態だったので」と羽生選手の演技後のコメントです。悔しかったでしょうね。
羽生選手ほどのアスリートは、冒頭4回転を決めれば、得点を15点ゲットする。その後、あの滑り、この滑走とイメージ通りに行くと、これでトータルは110点だ115点だ、と計算されます。それが、冒頭でのあの「落とし穴」。私でさえもテレビを観ていて「エッ」と声を出すほどでした。羽生選手自身その時のショックは大。その段階でこの北京オリンピックにおいての3連覇は無理、遠のいたと判断されたのではないでしょうか。
しかし、私が、驚いたのはそこからの羽生選手のスケーティングです。4回転ー3回転トーループは、出来栄え点4.07。連続ジャンプで4点超の加点。そして得点は95.15点。1位のネーサン・チェン113.97、2位の鍵山優真選手は、108.12点。冒頭の4回転を決め(15点)、その流れに乗って、後半の演技を気持ちよく行っていれば、最終的にどれほど高い得点が出た事か。容易に推測できます。
私は、この冒頭の落とし穴に入った後の彼の演技が、人間離れしている凄さ、これを言いたいのです。くどいようですが、冒頭失敗したことのない4回転で1回転。羽生選手は、そこで誰よりも早く自分の得点が高く出ないことに気が付きます。大ショックでしょう。なのにその後、ミスのないいわば「完璧」な演技。どう見ても人間業とは思えません。この精神力の強さに、回復力、挽回力これらには心底圧倒されます。
一方、昨日の号泣した高梨沙羅選手、朝日新聞の一面トップの記事を思い出してみましょう。見出しは「消えた大ジャンプ」「高梨の明暗分けた『2センチ』 混合団体 スーツ違反相次ぎ波乱」。この件で昨日私はこの「理事長からのメッセージ」で少し書きました。今日の日刊スポーツの記事によると私と同じような気持ちを持った名選手がいました。そうでしょう。そうでしょう。怒りますよね。
ドイツの個人2大会連続メダルのカタリナ・アルトハウス選手です。彼女は、FIS(国際スキー連盟)に激しく抗議したようです。日刊スポーツによると「アルトハウスは、地元通信社の取材に対し『FISが新種目を台無しにした』そして『女性のジャンプも台無しにした』と涙ながらに抗議。11年間の競技生活を通じて、『何度もスーツのチェックを受けており、私は失格になることはない。自分はルールに沿って来た。自分の抗議は間違っていない』と強調した」と報道しています。
高梨沙羅選手もアルトハウスと多くは同じ思いでしょう。ここで私が高梨選手の凄いことを次に紹介したいのです。一昨日を思い出してください。スキージャンプ混合団体。日本の1番手は、この高梨選手、飛んだ距離は103メートルの大ジャンプ。一時は出場10チーム中2位。ところが、ジャンプの後にスーツの規定違反という判定、高梨選手は1回目失格扱いとされました。この段階で責任感の人一倍強い彼女の気持ちが理解できますか。団体競技です。仲間がいます。メダルの可能性がとても高いです。どれだけ彼女は落胆したか、容易に想像できます。普通だったら、ここでその競技は終わり、一刻もその場から逃げ出したいでしょう。しかし、彼女は違います。ここからが信じられないような精神力、挽回力、回復力なのです。今日の日刊スポーツによると、「失格後、自分を責め、立ちすくみ、涙が止まらない。憔悴し、歩くのもままならない状態だったが、チームメートからの励ましに『最後まで飛びます』と決めて、2回目にK点越えの98.5メートル」。
羽生結弦選手、高梨沙羅選手。何か共通点があるような気がしてなりません。その分野での世界一。その技術力、その精神力、回復力、挽回力、もっともっとあるでしょう。この凄さに世界をまたにかけて戦い、そこで「世界一」の称号を、幾度も幾度も獲得した偉大な男性アスリートと女性アスリート。この二人は、今の暗いご時世において、天使のような輝きです。希望です。真の大スターです。
この偉大な二人のアスリートに、私はまたまた惚れ直しました。
