4月15日「楽しくプレーするベースボール型球技」
レディー・ボール、キッツン・ボール、ツワイライト・ベースボール、パンプキン・ボール、インドア・ベースボール、プレーグラウンドボール、レクリエーション・ボール。これらは皆「楽しくプレーするベースボール型球技」です。
- 「『レディ・ボール』とはなんでしょうか?」部員たちは皆知っています。すぐに「女性がプレーするベースボール型球技です」という答えが返ってきました。
- 「『キッツン・ボール』とはなんでしょうか?」答えが出ませんでしたので、「これは台所ボールではありません。『おてんば娘』のベースボール型球技のことです」と説明しました。
- 「『ツワイライト・ベースボール』とはなんでしょうか?」この質問に対して答えが出ませんでしたので、「夕方の薄明りに行うベースボール型球技のことです。北米では、夏場夜10時頃まで照明無しでもボールが見えるのです」と説明しました。
- 「『パンプキン・ボール』とはなんでしょうか?」部員の一人が「かぼちゃ」と答えました。「そうです。かぼちゃのように大きなボールを使用して行うベースボール型球技のことです」と説明しました。
- 「『インドア・ベースボール』とはなんでしょうか?」なんとなく皆分かってそうでしたが答えは出ませんでした
。そのため、「室内ベースボールのことです。1887年にインドア・ベースボールが、シカゴのファラガット・ボートクラブでジョージ・ハンコックがボクシングのグローブをボールに見立て、箒でそのボールを打って楽しんだボールゲーム(長年この球技が現在の12インチソフトボールの起源と考えられていました)と言われています。私は、この球技は16インチソフトボールの起源と位置付けた論文を英語で発表しました」と説明しました。 - 「『プレーグラウンド・ボール』とはなんでしょうか?」すぐに「遊び場です」と答えが出ました。「少し違います。これは『運動場』と訳すのです。私が持参したアメリカ製の14インチソフトボールには、『プレーグラウンド・ボール』と英語で記されています。現在でもソフトボールはプレーグラウンド・ボールと呼ばれるときもあるんですよ」と具体的に説明しました。「因みに、このプレーグラウンドの運動は、後にレクリエーションの運動として名称が変更されました」とも説明しました。
問7 「そのレクリエーション・ボールとは、なんでしょうか?」この質問も答えが出ませんでしたので、「『レクリエーション・ボール』とは、「いつでも、どこでも、誰でも、手軽に、笑顔でプレーできるベースボール型球技のことです」と解説しました。
それ以外でも、「楽しく行うベースボール型球技」には、ラウンダース、フィーダー、スツールボール、簡易クリケット、フォーコーナーズ、ファイブコーナーズ、ワン・オールド・キャッツ、タウンボール、アーミーボール、ネービーボール等がありますが、今回の勉強会では取り上げませんでした。
「以上のベースボール型球技は、概してボールが大きく、柔らかいので、打球は遠くへ飛ばず、グラブを使用せず(ボールが硬く、小さくなるにしたがって、時代とプレーする場所によって使用する場合もあった)、危険度が低く、狭い場所で、大勢の人が楽しめるゲームだったのです」と説明しました。
現在プレーされている競技としてのベースボール以外のベースボール型球技は、1930年頃、シカゴの新聞記者であったフィッシャー氏とパウエル氏らが、「ソフトボール」へと名称の統一に向けて全力投球したのでした。しかし、前述したように、現在でもソフトボールが「プレーグラウンド・ボール」と呼称されたりして、まだ完全に統一されていないのです。それは前回で紹介したように、現在のソフトボールは10数種類のソフトボールが、全米各地に存在するからなのです。
今我々が普及させようとしている「日本式ティーボール」は、この全米で広がっていた「いつでも、どこでも、誰でも、手軽に、笑顔で楽しめるベースボール型球技」を追求しているのです。
