4月5日「子ども指導『楽しく続けられる環境』を作る」(朝日新聞)。監督とコーチはいない日本式ティーボール。

 日本式ティーボールには、監督とコーチはいません。約30年前にこの日本式ティーボールのルールを制定した時に、当時の「大学スローピッチソフトボール研究会」(会長吉村正。副会長丸山克俊)は、研究仲間と一緒にこのことを決めました。従って、試合中選手の交代を申告するのは、チームの主将となっています。タイムをかけるのも、主将の仕事です。

 監督やコーチに代わってチームの指導をするのは、「ティーボール・ティーチャー(先生)」です。そのため、我々日本ティーボール協会では、「T.T.A公認指導者認定講習会」を、極めて重要な勉強会として位置付けています。近々この講習会の中に、「スポーツ・コンプライアンス概論」を必修科目として位置付けたいと考えています。

 この件で、この分野の権威者である吉田勝光先生と、昨日電話で話をしました。5月の連休明けに東京にお越し頂き、大学か事務所でその講義(スポーツ・コンプライアンス概論)の収録を行うことで一致しました。それまでに、先生に構想を練って頂き、電話で数回言葉のキャッチボールを行う。そして、立派なDVDを作り上げたいと思っています。このようなアカデミックなDVDを制作している野球関係の協会や連盟は数少ないと思っています。日本ティーボール協会は、常々「野球・ソフトボールのシンクタンク」でありたいとも思っています。そのトップランナーの一つになれば最高ですね。

 今日の朝日新聞に、この3月に、日本バレーボール協会の新会長に川合俊一氏が就任されたとありました。彼は新潟生まれで、明大中野高校時代から名選手として有名で、その後日体大、富士フィルム等で活躍。84年、90年のオリンピックには、全日本のセンタープレイヤーとして活躍されました。これらは周知の事実です。そして、木村健一氏の署名入りの記事で、「全日本柔道連盟は『行き過ぎた勝利至上主義の散見』を理由に、小学生の全国大会を廃止した。協会理事で元日本代表の益子直美さん(55)は指導者の暴力や暴言をなくそうと、小学生のバレーで『監督は怒ってはいけない大会』を開いている。指導者の問題をどう考えるか。『高校時代、監督は月に1回しか練習に来なかった。自分たちでどうしたら勝てるのかを考えながら練習していた。おかげで、楽しくやって伸びた』」とあります。

 指導者の方々や協会運営者は、それぞれの立場で、子どもに対してどのように大人は接すればいいのかを考え始めておられます。とても良いことです。

 上記の日本ティーボール協会の「監督とコーチはいらない」というルールは、皆さん参考になりませんか。子どもの自主性をティーボール・ティーチャー(先生)がサポートする。あるいは指導する。ぜひ今後ご検討ください。約30年前に考えたものですが、今の時代でもいいと思います。

 この記事の見出しにもありますが、「子ども指導『楽しく続けられる環境』を作る」ですよね。これが最も大切なことだと思います。

 今日はこの後、都心に出かけます。また明日。