理事長から

1月8日「一球ベースボール」、「一球ソフトボール」の提案も「ボツ」

 今から1年1ヵ月前(2019年12月2日)、故丸山克俊先生より、次のようなお願いがありました。それは「小学館「日本大百科全書」で「ソフトボール」項の執筆を僕の代わりにお願いできないか」というものでした。私は60歳を過ぎたころからもう執筆活動は止めにして、新しいものへの挑戦をしようと決めていました。それが、ティーボール協会での活動です。でも本来、彼が元気であれば喜んで書かれたものを、体調がよろしくないということで、彼からのたってのお願いでした。私は多くの百科事典に執筆しています。またかと思いながら、親友からのお願いで、引き受けざるを得ませんでした。
 現行の百科事典のコピーが送られてきました。その内容を見ると、執筆者は私の大先輩、「古い、今は違う。」これが私の第一印象でした。じゃあ、全て書き換えるか、と思い、出版社の担当者に連絡、OKを頂く。久しぶりでの百科事典の執筆、若いころはこればっかりやっていたのにと思い、昨年の2月ごろから執筆開始。要求されたのは、歴史、競技方法、競技用具で、字数は3000字程度のこと。書き始めると早いです。一週間ぐらいで書き上げ、推敲して、そして正に遊び心で、「ソフトボールの今後」を付け加えました。下記がそれです。ぜひ、お読みください。

 「ソフトボールの今後」

 ソフトボールを今後日本に、世界に広く普及させるためには、WBCCの充実と発展をさせること。そのためには、今ISFに加盟している国と地域を200ヶ所以上に、これを目標にすることだろう。1988年ISFとIBA(国際野球連盟)が協力して野球とソフトボールの入門期の子供たちのために創作した「アメリカ式ティーボール(Teeball)」や1981年に発足した「大学スローピッチソフトボール研究会(吉村正会長)が創作し、1933年に「日本式ティーボール」として完成させたゲーム等を世界に普及させることが、焦眉の急であろう。
 また、一方ソフトボールをオリンピックの競技種目として普及させ、定着させるためには、インプレー中は、競技者全員が動いているベースボール型ゲームを創造することが今求められている。
 それが「一球ベースボール」、「一球ソフトボール」。これは投手が1球ストライクゾーンにボールを投げたならば、打者はそれを打つ(ストライクとは打つという意味)、見送れば即アウト、投手がストライクゾーンから外れるボールを投げ、打者が見送れば、即走者1塁(今日でいう四球の意味)。間延びしないベースボールゲームを創作し、世界に普及させることである。
 ソフトボールを今後さらに発展させるためには、野球とソフトボールのスターターゲームである「ティーボール」はとても参考になるベースボール型ゲームである。
 結論から言うと、この原稿は、「ボツ」でした。(笑いながら)残念です。この百科事典の監修者が「NO」と言ったようです。当然でしょう。監修者は見識のある立派な人だと思います。でも私は、私が75歳でなければ、この原稿は書けないし図々しいものです。これを小学館の百科事典に載せろというのですから。
 そこで、私は、編集者に言いました。私がこの百科事典の監修者であってもこの原稿は、「NO」と言いますよ。と。編集者も、ほっとしたような電話の対応でした。
 どうですか、皆さん。私たちが28年前「日本ティーボール協会」を立ち上げたとき、「お前は、ソフトボールや野球界に喧嘩売るのか、ソフトボール界を裏切るのか」とよく言われました。でも、それから約30年、今、「日本式ティーボール」は、野球界からもソフトボール界からも注目されています。上記の「ボツ」の原稿も28年後には、私はきっと見直される・皆が感心する、そういう時が来ると思っています。
 オリンピックとは、その競技者が、見た目で、一生懸命動きまくっていなければ、「競技」として、認められにくいのです。野球は素晴らしいサイコロジー(心理学的な)スポーツの一面もあります、外野手は動きまくりません。そんな賢い頭を使うスポーツを分かる人は、世界に少ないということを我々は知っておくことが必要です。選手が比較的動きまくる「ベースボール型スポーツ」を創造することがIOCの理事の皆さんに理解してもらいやすくなるのです。(学校体育の場でも同様のことが言えるかもしれません)。

 ティーボールを参考にして今後発展するであろう「一球ベースボール」、「一球ソフトボール」が世界に広がっているときは、私は、この世にはいません。若い方、これからの野球・ソフトボール注目してください。宜しくお願いいたします。

「理事長からのメッセージ」(3 月 29 日)

ルールブック ルール解説の「あとがき」

1993 年 11 月 22 日、「日本ティーボール協会」が発足し、その期にこのルールを世に公 開・披露しました。そして、翌年、1994 年 2 月「ティーボール入門」を刊行し、ルールの(抄) いわゆる「抜き書き」を世に出しました。年間約 6,000 部発行し、今日まで 27 版毎年刊行し ています(計 162000 部)。そして、同年、4 月には、「ティーボール・オフィシャルガイド&ルー ルブック」をベースボール・マガジン社から刊行しました。その 1 年半後の 1995 年4か国語 (日本語・英語・中国語・韓国語)のルールブックを作成し、アジアの野球・ソフトボール協会 や連盟に無償で配布。この活動によって、学校関係、野球・ソフトボール協会、連盟、ある いはまた、アジアの関係団体から、様々なご意見、ご報告、アドバイス等を頂けるようにな りました。

1998 年 11 月、学習指導要領改訂により小学校・中学校の教育現場でベースボール型の ゲームが行えるようになりました。そこには「ゲームの例」手やラケットなどで打ったり、止ま っているボールを打ったりするゲームと記されたのです。「止まっているボールを打つ」。こ れは正に「日本式ティーボール」を指すのでした。それを受け、2000 年4月「小学校の体育」 副教材「みんなの体育」(学研)の4年生と5年生版にティーボールが絵入りで掲載された のです。

10 年後の 2008 年 8 月、小学校学習指導要領改訂の時、体育編 3・4 年生でのティーボ ールに加え、5・6 年生においても(ウ)ベースボール型の中で、[例示]ティーボールと明記 されたのでした。それを受けて、我々日本協会では、「笑顔いっぱいティーボールの教材を 作る会」という勉強会を立ち上げ、全国の小学校の 30 名を超える先生方、また 500 人を超 える当時の学生たちのレポートを参考にして、「笑顔いっぱいティーボール」の冊子を1年 かけて制作し、2009 年5月 22、476 校全ての小学校にこの冊子を配布したのでした。

その後、この冊子を、2009 年に英語、中国語、韓国語、ポルトガル語に翻訳し、これもア ジア諸国並びにブラジル、ペルー等に無料配布。これが、今日の中国、台湾、韓国、ブラジ ル等での普及・発展に貢献しているのです。その流れで、2010 年1月「アジアティーボール協会」が日本、韓国、中国、台湾等が中心 となって設立されました。初代の会長は吉村正、理事長はスコットダグラス、公用語は英語 と決めました。この協会を設立した関係で、この年から毎年西武のドームでアジアオープン ティーボール交流大会と文部科学大臣争奪全国小学生 3・4 年生ティーボール選手権大会 とを同時開催しています。「オープン」としているのは、ペルーやブラジルも参加可能として いるからです。その他アジアの数か国からこの大会に参加したいという連絡が入っていま す。

一方、日本ティーボール協会では、十数年前から幼児への普及、指導を加速化して、幼 児用の用具・ルール等を次々と発表して行きました。その活動に興味を示されたのが、日 本野球連盟でした。日本野球連盟と一緒になって 2015 年7月都市対抗野球決勝の日に 「第 1 回(親子)ティーボール教室 in 東京ドーム」に約 1500 人を集めて開催しました。ここ には日本高等学校野球連盟、日本野球機構、全日本野球協会、全国野球振興会(プロ野 球 OB クラブ)、新聞社初め多くの野球関係者が視察に来られたのです。それ以降、各種 の団体がこのイベントを参考にして、独自の幼児や小学 1・2 年生を対象としての教室を開 催されるようになりました。また、軟式野球連盟やソフトボール協会関係者も意見交換に来 られたりしました。

日本式ティーボールは、このようにして、多くの野球・ソフトボール関係者のご協力により、 加速度的に、そうです、驚異的な勢いで普及してきたのです。この原動力は日本協会の理 事・評議員の皆様の献身的努力があってのことでした。心から感謝いたします。

さて今後日本ティーボール協会はどのような道を歩むべきか。ここに提案します。 先ず、学校教育の場には、このまま日本式ティーボールが必修として入り続けるよう、小学校の先生方と常に研究会や研修会、勉強会や実践発表会を継続して行うことです。 二つ目は、今までに連携してきた野球やソフトボール関係団体のご理解を得て、協働していくことです。 三つ目は、常に世界を視野に入れ、子どもの国際交流を継続的に行うことです。 四つ目は、用具の改良・改善に努めることです。そのためには、一般財団法人製品安全 協会の SG マークが付与されているバットの使用を徹底させることです。同様に、そのバッ トの審査にあたって用いられたボールを日本協会としては、J・T・A のマークを記し公認して います。このボールを必ず使用させることです。そうしないと我々が長きに渡って吟味・検 討して作成したルールが活きません。そして、バッティングティー。これも近い将来上記製 品安全協会から SG マークが付与されるように改良を加えていくことです。バット、ボール、バッティングティーの3点セットを常により良い製品にしていくことは、日本式ティーボールを より楽しく、安全に行うためには極めて重要となるのです。

そしてもう一つ、多くの野球・ソフトボール・ティーボール関係者に提案します。 それは、野球・ソフトボールをオリンピックの最重要種目として位置付ける努力を継続して 行うことです。そのために次のことをぜひ皆さんと一緒になって考えていきたいと思ってい ます。それは、野球やソフトボールを、インプレー中選手が動き回るゲームにしないといけ ないということです。野球・ソフトボールの「間」は大切ですが、「間延び」してはいけません。 オリンピックの正式種目というのは、競争している瞬間は、全ての人が全力で走ったり、泳 いだり、ボールを捕りに行ったり、打ったりしています。野球やソフトボールで試合中、外野 に一球もボールが行かないこともあります。これではオリンピックの正式種目としてふさわしくないと判断されてしまう可能性が高いです。

ここでヒントとなるのが、「ティーボール」です。一球ボールを打てば、打者は一塁に走り、 野手はそのボールを捕りに行きます。これです。 「一球ベースボール」、「一球ソフトボール」です。投手がストライク(打つという意味)を投げると、打者はそれを打つ。見送れば即アウト。投手がストライクゾーンに投げないで(ボー ルを投げて)打者が打たなければ、打者は即一塁。これなら、スリーアウト交代でも全員打 撃制でも OK です、5インニング、試合時間は1時間半前後で終わります。打者は一人5回 前後打てます。内野手・外野手は頻繁にボールが飛んできます。ナイスバッティングもナイ スキャッチも沢山出ます。選手も観衆もエキサイティングなプレーが数多くみられます。今 日の2時間も,3時間も続く野球やソフトボールの試合で、投手と捕手と打者だけが動いて、他の選手の動きが少ないと思われるゲームでは、今後オリンピックの正式種目に入り続けるのは本当に難しいと考えます。

「日本式ティーボール」を30年前、世に提案した時は、野球やソフトボールの底辺拡大と いう理念を正しく理解されませんでした。野球界やソフトボール界から、「第 3 のベースボー ル」かと思われ誤解をされたこともありました。それが今は、多くの方々が前述のように「日 本式ティーボール」を応援してくださるようになりました。 これからの30年、この「一球ベースボール。一球ソフトボール」を世に浸透させることです。 これだとオリンピックの正式種目となり、世界で大きく広まっていく確率は間違いなく高くなると思います。

最後になりましたが、30 年前このルールを作成するにあたりご協力くださった仲間。小学生用並びに幼児用ティーボールのバット、ボール、バッティングティーを作るにあたってアド バイスくださった業者の方々、協会がスタートしてから出会えた野球・ソフトボール関係者 の皆さん、このような素晴らしい皆さんとの出会いがあってこの日本ティーボール協会は今 日を迎えています。そして 30 年後への未来も語れるようになりました。 ここにティーボールに関係される全ての皆様に感謝し本書の「あとがき」とします。

2021 年 5 月 NPO 法人日本ティーボール協会 理事長 吉村 正

「理事長からのメッセージ」(6月16日)

「一球ベースボール」「一球ソフトボール」の提案。「公認ティーボール規則&日本式ティーボール解説指導教本」の魅力

先週月曜日に理事・評議員の皆さんにお送りした「公認ティーボール規則&日本式ティーボール解説指導教本」はだいたいご自宅に届いたようですね。今週は我々日本協会の副会長・顧問、参与。更には野球・ソフトボール関係者。王さん、プロ野球の斉藤コミッショナー、日本野球連盟・ソフトボール協会の会長、副会長、専務理事、理事、職員等にお送りしています。

今週は、早速そのお礼の電話やメールが届いています。私より年齢の高い方は、野球の話以外では、ワクチン一回目打ったよ。秋から応援するよ、の話題が多いです。美津濃株式会社からは3人の方から丁重なお礼の電話だったり、メールを頂いています。その一人は、この「日本ティーボール協会」を正に創設しようとしていた頃の卒業生です。

話がはずみました。

さて、この教本の内容で、何人かの役員と盛り上がって話ができたのは、「一球ベースボール」と「一球ソフトボール」です。皆さんご存じのようにあの教本の「あとがき」に書いた一文です。ある人は「一度子ども達にやらせてみます」。またある人は、「面白そうですね、部活で練習として取り入れます」等々。来週は各新聞社にこのルール解説指導教本を送ろうと考えています。どの新聞がこの提案にくらいついてくるかが楽しみです。

さて、その「一球ベースボール」、「一球ソフトボール」は、簡単にいうと、7人制ラグビー、

3人制バスケットボール、6人制バレーボールが参考になります。7人制ラグビーは、15人制をよりスピードアップした競技。あの医学部に進学した福岡選手が15人制と7人制を兼ねていたことでも有名です。3人制バスケットボールは、先月5月31日オーストラリア・グラーツで女子の予選会が開催され、日本は五輪切符を獲得しました。15人で行うラグビーは皆常に走ります。なのにそれ以上にハードに走る7人制が五輪種目に加えられたのです。バスケットボールも同じです。5人は常に走っています。従って交代選手が次から次へと出てきます。これも更に人数を少なく3人制でスピーディーにしているのです。6人制バレーはというと、我々学校体育でバレーボールをプレーした時は、全て9人制でした。皆さん記憶におありですか。今、大学生に9人制バレーの話をしても、多くの学生は知りません。これは驚きです。また、ここで昔話です。第一サーブはオーバーハンドサーブ、それがネットで返されたりラインを割ったりすると、次は第二サーブ、これはアン

ダーハンドで別名安全サーブ。出来るだけ後衛の選手に拾ってもらうように長いのを打つ。

即ちサーブは二回打てるのです。6人制は一回だけです。スピードアップされています。

皆さんもうお分かりですよね。野球やソフトボールは、見ていてスローです。アメリカのスポーツバー。テレビ画面が5台も10台もあって、それをあっちこっちとみて楽しみながらビールを飲むのです。自宅でも野球の好きな人はテレビを3・4台同じ部屋に置いてあっちの試合、こっちの試合と見ているのです。一試合だけ見る人は確実に少なくなってきています。日本でも野球観戦は「ながら族」何かをしながら見るというものでした。

メジャーリーグのオールスターゲーム。そのゲームの前日にホームラン競争があります。

これは、強打者が一球・一球集中してホームランを狙うのです。誰が時間内に一番多くホームランを打ったかで順位が決まります。一球一球集中して強打者が必死でホームランを打とうとしています。それが見ごたえあって、観衆にとって面白いのです。「一球」の大切さがわかります。

今、スピードアップした「ベースボール型」の新球技が求められていると私は思います。

野球・ソフトボール関係者の皆さん、もっとオリンピック種目、ラグビー、バスケットボール、バレーボール等の特徴を理解してください。更に、オリンピックの新競技に注目してください。サーフィン、ボルダリング、スケートボード、各種のダンス、競技者は短時間に常に動きまくっています。一方、テレビの視聴者もコントローラーでプッシュしただけで様々な番組が見られます。いちいちチャンネルを回しに行く時代は終わりました。

ティーボールは、「一球ベースボール」「一球ソフトボール」のスターターゲームでもあります。ティーボールは、時代がどんどん早く移り変わるときにふさわしい優れた「ベースボール型球技」です。これをしっかり伝えようとしているのが、上記の「公認ティーボール規則&日本式ティーボール解説指導教本」でもあります。皆さん、もう一度読み返してください。新しい発見があります。宜しくお願い致します。

またの機会に、「一球ベースボール」と「一球ソフトボール」のルール(私案)を提案します。乞うご期待ください。

「理事長からのメッセージ」(6月17日)

「リ・クリエーション」(再創造)の発想 「投手は攻撃側から出す」

「投手は攻撃側から出す」。これは、レクリエーションスポーツとして「ベースボール型球技」を楽しむとき、指導者は必ず知っておかなければならない大切なルールの一つです。これはアメリカで広く採用されています。このルールを採用すると投手は自分のチームの打者に打ちやすいボールを投げます。打者はそれを打つ。試合の展開は速く、打球は内外野に頻繁に飛びます。参加者全員が多くのプレーを楽しめます。これを「公認ティーボール規則&日本式ティーボール ルール解説指導教本」1ページ〔まえがき〕の12行目に書きました。

1977年、戦前、戦後と続いた小学校の授業から「ベースボール型球技・ソフトボール」が消えました。そこで、私はなぜなのか? 当時の文部省の担当者、大学教授の先輩たちに問い合わせると「ソフトボールは、投手と打者と捕手だけのスポーツで、他の児童は運動していない。小学校の体育としては如何か」という返事でした。私は、皆が動き回れるソフトボールの例を示して、丁寧に、また情熱的に説明しました。試合であっても、この「投手は攻撃側から出す」を提案したのですが、「投手が攻撃側から?」全く相手にされませんでした。「ベースボール型球技」を深く理解しようとする先生方や先輩方がほとんどいなかったのです。

1993年、日本ティーボール協会を発足させ、私が筆頭副会長、丸山先生と末次さんが共同専務理事、その丸山先生も創設から10年でこの協会を去られました。その後彼は、日本ソフトボール協会の指導者委員会で中心となって活躍されました。そこで彼は、私から学ばれた「ベースボール型球技」を参考にして日本ソフトボール協会で「学校ソフトボール」をルール化し、ソフトボールを小学校で普及しようと考えられたのです。そのルールを確定する最終段階で、彼が中心となって練り上げられた日本ソフトボール協会のルールでいいかどうか、私のところに相談に来られました。私はそのルールを見たときに、「日本式ティーボール」と似ているなと感じました。そこで私は一つだけアドバイス、「学校ソフトボールでは、投手は攻撃側から出したら」と提案。しかし、それが採用されることはありませんでしたね。その時に作成された「学校ソフトボールルール」は現在、公益財団法人日本ソフトボール協会発行のオフィシャル・ソフトボール。ルールの145ページから169ページに掲載されています。興味のある方は、ご覧ください。  さて、「投手が攻撃側から出るソフトボール」。これ早稲田大学体育祭のソフトボール大会では大人気でした。この大会は約32チーム出場します。サークル代表、クラスセンバツ、同好会、愛好会、本当に様々です。そのため、この大会は、東伏見の野球場に4面ソフトボールのダイアモンドを作成して、開催します。従って、ボールは少し飛ばない柔らかいグリーンソフトを使用。試合は7インニング、塁間は正式ルールでは18,29ですが、20メートルと少し長くします。これ確実に1時間で終了します。レクリエーション的に楽しむソフトボールとしては最高に盛り上がります。

この体育祭ソフトボール大会の管理・運営そして審判を務めるのは、ソフトボール部員全員です。彼らは、皆TTA公認中級指導者資格所有者です。「止まっているボールを打つティーボール」、「攻撃側から投手を出すソフトボール」、「打たれたくないボールを投手が投げ、それをいかに打者が打つか、これを追求するソフトボール」。スタイルは皆違いますがそれぞれで楽しい「ベースボール型球技」になります。選手の技術レベルに合わせて、どのソフトボールを採用するか、指導者は提案したり、決断することが求められます。

上記のような考えを指導者は常に持って頂きたいのです。そうすれば、性差、技能差、障がい別、重度、中等症、軽症の別、年齢別これらを総合して、今どのようなルールを採用すれば楽しい「ベースボール型球技」になるかが、決められるのです。何でも、国際ルールを採用するというのは、決していい指導者とは言えません。柔軟にそしてその時の自分に与えられた環境に合う決まり事(ルール)の選択が必要となるのです。以前この

「理事長からのメッセージ」で述べました。「リ・クリエーション」(再創造)の発想がとても大切になるのです。

今日は、「投手は攻撃側から出す」で様々考えてみました。

「理事長からのメッセージ」(6月18日)

「日本式ティーボール」から「ミニソフトボール」へ、日本ソフトボール協会の試み

今日は、「公認ティーボール規則&日本式ティーボール解説指導教本」の〔まえがき〕1ページに書いた「セット・トス・ミニピッチ・ソフトボール」について少し説明します。

セット・ソフトボールとは、今の日本式ティーボールとキックベースボールのことです。このキックベースボールは、投手がボールを投げてそれをキッカーが足で蹴るというものではありません。ホームプレートの上にボールを置いて(セットして)蹴るというものです。前者は誰でも打てる、後者は誰でも蹴れるという球技です。これは以前説明しました。キックベースボールは14インチの中空ゴムを使用します。

次に、トス・ソフトボールとは、ハンドベースボールやラケット・ソフトボールのことです。ハンドベースボールは、約20年前の小学校体育の副教材では、投手が捕手に向かってボールを投げ、それを打者が、手で打つという球技でした。小学生の投手はストライクをなかなか投げられないということを、私が教科書の出版社に説明した結果、打者が自分でボールを投げ上げ(トスして)、それを、反対の手で打つゲームになりました。ラケット・ソフトボールは、自分でトスしたボールを反対の手で保持しているラケットで打つという球技です。これらも以前少し紹介しました。

さて、今日は、ミニピッチ・ソフトボールです。これは短い(ミニ)距離から投手がゆっくりとボールを投げるソフトボールです。ですから、あのスローピッチ・ソフトボールの小型版をイメージしています。1992年ベースボールマガジン社発行の「ソフトボールマガジン」で「小学生に(ソフトボールを)どう教えるか!セット・トス・ミニピッチ・ソフトボール」を発表しました。そうしたらところ、日本ソフトボール協会の担当者がすぐに相談に来られたのです。それは、「ミニピッチ・ソフトボール」に興味があるとのことでした。この年から1・2年後に「ミニソフトボール」が、日本ソフトボール協会から世に出ました。

現在も、公益財団法人日本ソフトボール協会のオフィシャルソフトボールルールには、その基本ルールが、137ページから143ページまで、絵解説として掲載されています。その冒頭には、はじめに、(1)このルールは、主に小学校低・中学年を対象に考案したルールで、狭い競技場や室内、柔らかい素材の用具を使用して安全に楽しくソフトボールを行うためのものである。(2)このルールは、「ソフトボール競技」への発展を意図して作成したものである。(3)ルールの適用にあたっては、競技場、用具、人数などの状況によって変えていってよいものとする。(4)このルールは、平成6年(1994年)1月20日発行の「グリーンソフトボール・ルール」を基にして新たに作成したものである。と書かれています。

もうお分かりでしょう。このグリーンソフトボールは上記「セット・トス・ミニピッチ・ソフトボール」を考案、そして競技の仕方を提案するときに、私がナガセケンコーの担当者と一緒になって作り上げたものです。1993年11月4日、海部俊樹事務所に当時の早稲田大学総長小山宙丸先生と一緒に会長就任に交渉に行ったときに、海部先生に見せたボール

(「公認ティーボール規則&日本式ティーボール解説指導教本」の表3の写真をご覧ください。その中央にあるボール)、それがグリーソフトボールです。また、昨日、「投手は攻撃側から出す」で、早稲田大学の体育祭で使用しているボール、それもこのグリーンソフトボールです。

今尚、ソフトボール協会の関係者・指導者の皆さんのご理解で、ソフトボールの底辺拡大のために「ミニソフトボール」は必要とされています。考案者としては、とても光栄に思っています。多くの方々がプレーされ、「日本式ティーボール」から「ミニソフトボール」、そして「ソフトボール」あるいは「野球」へとスムーズに移行できるようになれば、とても素晴らしいことだと思います。

この「ミニソフトボール」がどんどん普及することを心から祈念します。

「理事長からのメッセージ」(6月22日)

「日本ティーボール協会」の前身、「大学スローピッチ・ソフトボール研究会」(可部明克先生初代幹事長)

「公認ティーボール規則&日本式ティーボール解説指導教本」の〔まえがき〕20行目に次のように書きました。「いつでも、誰でも、どこでも、楽しくできるベースボール型球技・スローピッチソフトボール」を広く知ってもらおうと思い、1981年7月、東京大学、東京理科大学、早稲田大学のソフトボール部がスクラムを組み、「大学スローピッチ・ソフトボール研究会」(吉村正会長)をスタートさせたのです。と。当時私はこのスローピッチソフトボールを普及することが、野球やソフトボールを救うと思っていたのです。今日は、この「大学スローピッチ・ソフトボール研究会」とは何ぞやについて、少し紹介します。

この研究会発足7か月後の1982年2月号の「ソフトボールマガジン」に、1981年11月23日早稲田大学東伏見軟式野球場において「第1回大学14インチスローピッチソフトボール大会」が開催されたという記事が掲載されています。参加チームは、東京大学、東京理科大学、東京学芸大学、明治大学、立教大学、そして早稲田大学です。その記事の筆者は、可部明克君。この上記研究会の初代幹事長です。1993年11月22日「日本ティーボール協会」を立ち上げた時、彼は常務理事。その時の常務理事で現在も活躍中の先生は、佐藤専務理事と谷澤副会長のみです。

原稿を書いた可部君は、当時東京大学工学部産業機械工学科4年生、その見出しのタイトルは「14インチスローピッチソフトボールはソフトボール発展の切り札である」。第1章は大会の持つ意味、第2章は大会内容、第3章は大会詳報、第4章は大会分析、第5章は14インチスローピッチの発展とその意義でした。特に、第4章の大会分析では、3節に分け、第1節は、試合時間と各選手の運動量(試合時間は約40分だが野手の運動量はファストピッチ以上)、第2節は、高打率と試合の決定要因(全体の半数以上が3割以上で打力が勝敗を分ける)、第3節は、スローピッチファストピッチの比較でした。この分析は見事なもの。彼は私に、卒業論文と同じくらい考え、そして分析しました。と言ってきました。凄い学生がいるな!と私は彼が大学2年生の頃から思っていましたが、まさにこの原稿を読んで、その考えに間違いないことに気付かされました。

因みに、この原稿を、チェックした年は1982年ですが、その場所は、竹内ローリエビル

1階、「喫茶室ルノアール」です。お分かりですよね。元の高田馬場日本ティーボール協会事務所の1階。「縁は異なもの味なもの」です。

さてその可部君、卒業後、三菱電機、そこでオハイオ州立大大学院、MIT,超一流のエリートコースを歩まれ、50歳代で早稲田大学の教授として着任。多くの優秀な学生を彼の研究室から世界に送られました。この間、日本ティーボール協会では、常務理事、忙しい時は理事あるいは評議員としてご活躍してくださったのです。しかし、昨年、丸山先生の後を追うようにして、天国に行かれました。その様なことから、私は今、この日本ティーボール協会の前身である「大学スローピッチ・ソフトボール研究会」について大切なことは書き残さねばならないと思ったのです。

さてその「大学スローピッチ・ソフトボール研究会」は、その後、第2代幹事長藤原禎一君(卒後厚労省)、第3代幹事長田中照久君(卒後運輸省)、第6代幹事長山田仁君(卒後通産省)、このように歴代の東大ソフトボール部の精鋭らが幹事長を務め、大会を開催し、ルールを吟味検討し、確定させ、そして1993年11月22日の「日本ティーボール協会」を創設することになったのです。上記の幹事長たちは協会設立の時は、皆この協会の研究委員として、名を連ね、それぞれの立場で、協力してくれたのです。彼らは、硬式野球やファーストピッチソフトボールばかりに競技人口が偏ると、その底辺が間違いなく脆弱になることを理解した学生でした。この流れで、現在でも、東大のソフトボール部員がティーボール協会の「役員会」や「全国小学生ティーボール選手権大会」等にボランティアとして、早稲田の国際会議場に、また、西武のメットライフドームに来てくれるのです。

感謝・感謝です。体育会の学生、東大は確か運動会というのでしょうか。伝統や物事の筋をきちんと通してくれます。ありがたいです。さすがです。東大の昨年と今年の学生ティーボール委員とはコロナの関係でまだ一度も会えていません。東大のソフトボール部の学生諸君、このティーボールを忘れないでくださいよ。先輩がここまで長く活動し成果を上げてくれたのです。そうです。また、秋から一緒に普及活動を続けましょう。宜しくお願い致します。

この日本式ティーボールをしっかり普及しないと将来の野球界やファーストピッチソフトボール界の明るい将来はありません。天国に行った「大学スローピッチソフトボール研究会」初代副会長の丸山克俊先生、初代幹事長の可部明克先生も同じ考えでしょう。残された私たちは、二人の先生の意思をしっかり繋ぎましょう。

「理事長からのメッセージ」(6月24日)

提案・五輪正式種目「スピードアップベースボール」「オリンピック・ベースボール」どうですかいい名前でしょう

「一球ベースボール」と「一球ソフトボール」の別名を考えました。

1,「スピードアップベースボール」、「スピードアップソフトボール」

2,「ファストベースボール」、「ファストソフトボール」

3,「オリンピック・ベースボール」、「オリンピック・ソフトボール」  どうですか、センスありますか。ご意見お待ちしています。

さて、明後日、先週「一球ソフトボール」の試合を行った20人の女子学生(ソフトボール部員)から感想文が届きますが、その前に私の感想を本日ここに公表します。

競技規則は、以下の通りで行いました。

1,施設と用具 野球と同じ。ソフトボール(ファストピッチ)と同じ

2,競技者 野球と同じ9名 ソフトボール(ファストピッチ)と同じ9名

3,正式試合 ①野球は9回か7回 ②ソフトボールは7回か5回

【試合の仕方Ⅰ】 各回(各イニング)は満塁から開始する 1回は、9番打者が三塁走者、

8番打者が二塁走者、7番打者が一塁走者。2回以降は、その回の最終打者が三塁走者、最終打者の前の打者が二塁走者、その前が一塁走者。

4,投球規程、打撃規程、走塁規程(野球・ソフトボールと異なる規程)

【試合の仕方Ⅱ】 ①投手はストライクゾーンに投球する (注)ストライクとは、日本語で「打つ」という意味です。②打者はそれを打つ ③打者が空振りすると打者アウト(三振ではなく一振でアウト)(注)フェアボールとファールボールの規定は、野球やソフトボールと同じ ④投手の投球がストライクゾーンを外れ、打者がそれを見送ると打者は一塁へ進塁(四球でなく一球で進塁) ⑤各走者は打者が投球を打った後、離塁できる

5,その他の規定は、野球・ソフトボールのルールに準拠する。  以上です。極めて簡単なルールです。

このルールを用いて、先週の土曜日試合を行ったのです。以下がその結果と私の感想です。

チームを、レギュラーAと準レギュラーBに分け、試合回数は7回とした。試合終了時の得点はAチームが37対12で勝利。試合所要時間は57分。Bチームの投手の「一球ボール」で打者に出塁を許したのが、20回。Aチームの投手は、7回のみ。この差が大きく得点が開く要因となったと考えられます。37点取ったAチームの1番から3番までの打者は8回打席に立ちました。一方、12点しか取れなかったチームは、1番から5番までの打者は4回打席に立ち、6番から9番まで選手は、3回のみでした。この事からチームが勝利するためは、「投手がストライクゾーンにボールを投げること」ことが重要となることが分かります。以下、私が直感で思ったことのみここで明らかにします。

1,投手がストライクゾーンを外れるボールを投げ、打者が打たないで即一塁に行くことが続くと、試合は観ていて面白くありません。間延びして、だらけます。そのため、一イニングに2度行うと、自動的に投手は交代。ただし、次のイニングでまた投げることは認める。3回目は認めないとしたいですね(挽回のチャンスは1度だけでいいのでは)。

2,一つのアウトを取るたびに、内野手は投手の近くに集まりショートミーティングをする。

これ無駄。今後禁止にしたいです。

3,攻守交替の度に、一塁手が三塁手や遊撃手や二塁手にゴロを転がす。ゴロを捕った内野手は一塁手に送球。これも無駄。今後禁止にしたいです。

このように、2,3を修正すると、この試合は約10分短縮でき、50分前後の試合となるでしょう。私のイメージ通りです。これなら、オリンピック委員会のメンバーも早い機会にオリンピックの正式種目に入れましょうと言ってくる?と思います。選手全員が動き回る。事実、上記のように2,3と間延びした習慣があっても、プレーした選手たちは、汗びっしょりでした。フーフー言っていました。運動量はかなりあります。多くの全力プレーが矢継ぎ早に出ます。しかも負荷もかかります。観ていて楽しいです。オリンピック種目に最適だと考えます。

これをブラッシュアップしていけば、10年前後で世界に普及させ、早ければ15年前後でオリンピックの種目に入れることができるでしょう。この提案、世界のどの新聞社、どの野球連盟、ソフトボール協会が飛びつくでしょうか。日本語と英語で世界の各新聞社の運動部に提案しようかなと思っています。  それでは、皆さんこの土曜日に学生からくる感想分がどのようなものか、そして、この土日には、男子部にもこの「一球ソフトボール」をプレーさせます。勿論感想文も書かせます。

来週もこの続きを報告します。ご期待を!

「理事長からのメッセージ」(6月25日)

ベースボール型球技・「ローテーションソフトボール」「ローテーションベースボール」を紹介します

今日のベースボール型球技の紹介とその解説は、「ローテーションベースボール」「ローテーションソフトボール」です。私が早稲田大学で41年間ソフトボールの授業を担当した時、年間授業数約30コマから25コマとして、その半分の15コマ前後は練習の単元で「投げる、捕る、走る、打つ、の指導」を楽しく行います。それを終えた後はいよいよ4チームに分けてのリーグ戦、真剣勝負です。最初のリーグ戦はスローピッチ。優勝チームから

4位迄しっかり決めます。盛り上がります。そのリーグ戦が終わると次にファーストピッチのリーグ戦に入るのですが、待てよ。ここで2、3週間「間」を取ります。ここで、前出の「ローテーションソフトボール」を2、3回行うのです。これは、先のスローピッチでリーグ戦を行っていると、学生が決まったポジションしか守らない。守らせてもらえない。スターティングメンバーに関しては、チームの主将に指名した上級生5年生か4年生に任しているので、3、2、1年生は口を出せません。分かりやすく言うと、ライト(右翼手)を守る学生はいつもライト。投手の学生はいつも投手なのです。

これを解消させられるのが「ローテーションソフトボール」です。「ローテーション」とは、野手が一回ごとに守備位置を変わるのです。1回に投手に入った学生は、2回は捕手、

3回一塁手、4回二塁手、5回三塁手、6回遊撃手、7回左翼手、8回中堅手、9回右翼手となるのです。1回に右翼手に入っていた学生は2回は投手です。1回が捕手なら2回は一塁手です。

もしそのチームが10名であれば、1回が監督さんであれば一塁コーチャーズボックスに、2回は投手。3回は捕手。11人であれば、11番目の学生は三塁コーチから、2回は一塁コーチ、3回は投手。このように皆役割を持たせてそれぞれのポジションでプレー

(仕事)をさせ、考えさせるのです。ただ授業中、投手に入った学生がストライクが入らない時があります。その時はその学生が1回か2回打者に四球を出すと、他のストライクをとれる学生と交代するという特別ルール。ルールはザッとこんなもので、他はソフトボールと同じです。

これは、日本の高校野球では、投手の背番号が1、捕手2、一塁手3、二塁手4、三塁手5、遊撃手6、左翼手7、中堅手8、右翼手9と決められているので、プレーする学生はよく知ってます。これが、アメリカだとそんな背番号のつけ方はしません。皆自由、いわば早いもん勝ちで、自分の好きな番号を我先にと着けます。従って、アメリカを始め日本の高校野球の習慣を知らない国の選手にこの「ローテーションソフトボール」を教えるときは大変です。二塁手の後は遊撃手に入ります。

さて、この「ローテーションソフトボール」の試合を経験した多くの学生は、いい笑顔をします。彼らはいろいろなポジションでプレーしたいのです。投手ではダルビッシュ、遊撃手坂本、またある時は、一塁手村上、捕手炭谷、になり切りたいのです。指導者としては授業だから学生がエラーをしてもノープロブレム(問題なし)。初めての守備位置でプレーするとその守備者の難しさ、役割が分かるのです。学びになります。

皆さん、機会があるときこの「ローテーションソフトボール」を参考にして、「ローテーションティーボール」を試みてください。子どもの潜在能力の高さに圧倒するときが必ずあります。子どもの魅力が分かります。「ナイストライ」になるでしょう。そういえば、バレーボールは、きちんと「ローテーション」しますよね。参考になります。「ローテーション」しない以前の「9人制バレーボール」は今ほとんどプレーされていません。

大学の授業では「ローテーションソフトボール」が終わったら、最後の約4週間は「ファーストピッチ」のリーグ戦をしました。そこは実力のある者が目立ちます。それはそれでいいのです。「ローテーションソフトボール」を経験した後だから、誰がどのポジションに向いているか、皆が理解しているからです。

ティーボールの指導において、上記の「ローテーションソフトボール」の紹介と解説が、皆さんのお役に立てれば幸いです。「ベースボール型球技」は、日本中本当に多くの楽しみ方があったのです。経験した指導者が、今子ども達に笑顔で伝えることが大切だと思います。

「理事長からのメッセージ」(7月3日)

第2回目のワクチン接種、副反応あります 「スリーツー野球」「スリーツーソフト」=「一球ベースボール」「一球ソフトボール」

今、事務所に戻りました。万歩計を見ますと5,722歩。事務所を出たときが、500歩ほど

でしたので、結構歩きました。体調はすこぶるいいです。一昨日のワクチン接種の日は約 13,000歩、昨日は約1,000歩ほどでした。13分の1です。これ何故かわかりますか。そうです、昨日はワクチンの副反応にやられました。

ワクチンを打った後は、この事務所に来て「理事長からのメッセージ」7月1日を書き、自宅まで歩いて帰りました。夜は、筋肉注射されたところも大した痛みはありません。でも大事をとってテレビを見て、お風呂に入って、いつもの時間に就寝。そして昨日はと言うと、朝から体がだるい、しんどい。そのため、珍しく畳のある部屋で朝は横になっていました。昼はあまり食欲なく、夜も軽くサンドイッチを食べるのみでした。ビールも飲まず、リンゴジュースを少し飲んで。グ・ナイ(おやすみなさい)。

第1回接種の後、学生には、私は歳をとっているからワクチン接種をしてもそのワクチンと喧嘩するほどの元気な細胞はない。よって、痛みも、痒みも、だるさもないよ。と言って笑いを誘っていました。君たちは、強くて、元気で、パワフルだから、君たちの体内にワクチンが入ると、そこで大変だぞー。喧嘩になり、熱が出たり、痛みが生じたり、するぞ。とか言って、これまた、笑いを誘っていました。どっこい、この度の第2回目の接種、私もそこそこ若かったです。

皆さん、第2回目のワクチン接種後は十分気を付けてください。特に若い、元気な方は、職場は1日休暇をおとりになるのもいいのではないかと思います。

私が、横になりながら、学生の「一球ソフトボール」のレポートを読み直しました。そこで、気が付いたのが、このレポート、学生の掲載許可をもらえたら、ティーボール協会のホームページに一人ずつ名前は伏せて、掲載するのも面白いなと感じました。それ程、学生の感性はいいです、レポートの内容もしっかりしています。またこの件は、可能かどうか、先生や信頼できる役員の方々と相談してみます。

男子部員のレポートは、まだ提出されていませんが、先週この「一球ソフトボール」の試合を行っている時、男子部コーチの木村さんから「先生、走者はいつ進塁できるのですか、それとも進塁はルールによって出来ないのですか」という質問。私は、あ!そうか、「走者の離塁は打者が打った後」としたので、この質問が出たのか、思いました。このルールは、スローピッチ・ソフトボールのルールです。そうだ、これはオリンピックに入れるためのベースボール型の球技にするのだ。ゴメンナサイ。ここはファーストピッチのルールを採用

するべき、と判断しました。そうすれば、「走者は投手の手からボールが離れた時点から、離塁がOK」になります。

このように考えますと、「3・2ソフトボール」、「3・2ベースボール」の名前がピッタリかと考えました。即ち、野球でもソフトボールでも打者と投手は「スリーボール・ツーストライク」になった状態から、試合開始とすると、世界の野球人、ソフトボーラーには、試合の仕方が分かりやすいのです。野球やソフトボールのルールがそのまま使用できるのです。

なんでも、数多く実験しなければ、皆に認めてもらえるような試合を創作することはできません。野球、ソフトボール経験者は、ツーストライクバッティングという練習をしたことがあるでしょう。練習時間に限りがあるときは、打者に打ち気で打席に入らせる練習法です。

ツーストライクバッティングからの試合というのもたまにやりました。これが参考になります。ボールもスリーボールにする。だから「スリーツー」から。このように皆に説明すると分かりやすいです。

本日、改めて提案します。「一球ソフトボール」=「スリーツー・ソフトボール」「一球ベースボール」=「スリーツー・ベースボール」どうですか。

体がだるくても、熱が少々出ても、「野球愛・ソフトボール愛・ティーボール愛」誰にも負けませんよ。いいと思うことは、どんどん提案します。明日は、もっと元気になるでしょう。

第2回目のワクチンを打ったということで、気持ちはツー・グ―(とても良い)ですから。

「理事長からのメッセージ」(7月15日)

野球を3度楽しみました 球宴のやる前、やっている時、やり終えた後。オオタニさん!ありがとう 次は「一球野球」でオリンピック

オオタニさん!2日間誠にありがとうございました。私はこの2日間だけでなくその前も、その後も楽しませて頂きました。スポーツには三つの楽しみ方があると言います。一つは、スポーツをやる前の楽しさ。分かりやすく言うと、運動会や遠足の好きな人は、その日が来るまで、指折り数えて待つ楽しさ。二つはプレー中の楽しさ。三つは終わった後の楽しさ。甲子園を目指す球児は、練習を終えた後のあの一杯の水、美味しいです。克服感、満足感その楽しさ。今回のオオタニさん「ショウタイム」(劇場)。前、中、後、三つとも最高でした。

昨日のオールスター「1番DHなのに先発投手」。私は監督として何百回スターティングメンバーに選手の名前を書いたか。こんな野球のルールどこ探してもありません。一枚のいわゆる打順表に同じ人の名が二箇所? オオタニさんのために制定した今年のアメリカオールスター特別ルール。柔軟性に富みべリーグ―。アメリカは開会式を見ても、本当に演出が上手です。スター選手を何よりも大事にします。

試合開始。第一打席二遊間抜けたかなと思ったのですが、結果はセカンドゴロアウト。そして次はいよいよ先発投手。こんな演出、まずありえません。しかもそれが世界最高峰のメジャーリーグのオールスターで。一番を外野フライでワンアウト、二番・三番は続けて内野ゴロでチェンジ。これでお役御免、次の投手に交代。ここからは、打者一本。打撃に集中できます。二打席目は、本当に期待しました。結果は、ファーストゴロアウト。でも、オオタニさんはプレー中、笑顔・笑顔の連発、私も何故か笑顔。「もらい泣き」という言葉はよく使いますが、私は「もらい笑顔」「もらい笑い」です。このオールスター、世界の多くの人が喜びました。オオタニさんは大大スターです。

結局、昨日夕刊は、フジ、ゲンダイ、東京スポーツの3紙。今日は朝日、サンケイ、スポニチ、日刊スポーツと7紙読みました。多くの人は、私を「バカ」、関西の人は「アホ」と言うでしょう。言われたら、言い返します。オオタニさんのフアンだもん。日本の経済活性化に貢献しているもん。ちょっとオーバーです。7紙買って読んでも私にとってはそんなに高くない買い物。これで10倍喜べるのですから。今日の夕刊も買ってみよう。まだまだオオタニさんの余韻を楽しみます。  さて、オオタニさんでとても印象に残ったことが三つあります。一つ目、昨日の試合開始前、ブルペンからマウンドに行く途中、グラウンドに紙くずと思われるものが落ちていました。彼はそれを自然のスタイルで拾って、自分のお尻のポケットに入れました。お見事。この一連の動作、アメリカ人は驚きます。感動させました。二つ目、昨年まで地元ロッキーズに所属していたアレナド(現カージナルス)が打席に入る場面で、オオタニさんは一度マウンドを降りファンが祝福するための「間」を取った。これ私は物凄く印象に残りました。彼は最高の演出家です。 皆さんは気が付きましたか。大歓声が上がったときのことです、スタンディングオベーションと拍手。拍手が収まってからオオタニさん再びマウンドへ。これアレナドはオオタニさんに感謝します。そしてアレナドは本当に嬉しかったでしょうね。三つ目、ホームラン競争の時のNHKのレポーターが、あの元NHKアナウンサーの「久保純子」さん。びっくりしました。今、ニューヨークにお住まいだとか。質問されているオオタニさんは彼女が誰かを知らないでしょう。このインタビューを聞いているもの楽しかったです。皆さんご存じですか。私の父方の姓は「久保」です。

私のMLBのオールスターは、今日の夕刊を買って、読んでひとまず「パウ・オールレディー」。この意味分かりますか。ハワイ語で「パウ」は「終わり」。「オールレディー」は「すでに」という意味です。多くのハワイの球友たちもオオタニさんをリスペクトしてくれていると思います。ハワイだけではないですね。野球に興味のある国のほとんど全ての人が楽しみました。

来週からは、オリンピックウイークと称して「オリンピック」を書きます。一方、日本ティーボール協会のホームページでは、7年後のロスアンゼルスオリンピックではどのような形態すれば世界でこの「ベースボール」「ソフトボール」が競技として評価されるか、シリーズとして掲載していこうと思っています。スケールの「バカデカい話」になります。「日本ティーボール協会が、世界の野球とソフトボールを救う」。くどいようですが、「一球野球、一球ソフトボール、ツースリー野球、スリーツー・ソフトボール」のことです。最近では、「ワンピッチ・ベースボール」「ワンピッチ・ソフトボール」の名前もいいなと思い始めています。お楽しみに。

「理事長からのメッセージ」(7月18日)

「ワンピッチ・ベースボール」「ワンピッチ・ソフトボール」ロス五輪の正式種目に!その「研究会」誕生

昨日、2021年7月17日、早稲田大学ソフトボール部の中に「ロス五輪に向けて、ワンピッチ・ベースボール研究会」(会長吉村正)を発足させました。先ず会員は48人。その中で、男子部から4年生2名、3年生3名、2年生から2名、1年生から1名。女子部は4年生から2名、3年生,2年生,1年生からそれぞれ1名、計13名が代表委員。その他の部員は、全てが委員。代表委員には、香港からの留学生、アメリカに17年生活した3年生のバイリンガル学生。就職が決まった4年生部員。将来日本のエースになると思われるソフトボール界の逸材。学校の先生になろうとして、教育の勉強を毎日行っている部員。人材が揃いました。男子部員の8名中7名は高校生までは野球部に所属。女子部員は全てソフトボール経験者で野球好き。その中で、TTA中級指導者認定資格所有者は、13名中7名、それ以外の7名は、初級認定資格所有者。

今日は、2度目の代表委員会の会議。代表委員は今までのこの「理事長からのメッセージ」の中で「一球ベースボール・一球ソフトボール」について私が書き記したものを読んだうえでの参加。このボールゲームを7年後のロス五輪に導入するという「ロマン」のある話し合い。この部員全員は、すでに「一球ベースボール」「一球ソフトボール」を経験しています。充実した会議でした。

今日決めたことを、報告します。先ず、東京オリンピック開催中に、この「一球ベースボール」「一球ソフトボール」を広く世にだす。そのためには、先ず、このNPO法人日本ティーボール協会のホームページで、部員の「一球ソフトボール」をプレーしての感想文を、早ければ来週の後半か再来週の前半から掲載を始める。それも一回につき男子と女子の感想文を一本ずつ計2本24日間にわたり連載する。早稲田大学の男女のソフトボール部員が中心なので、当然この様子、並びに感想文は、早稲田大学ソフトボール部男子部ホームページ、並びに女子部のホームページにも同時掲載する。より多くの人に読んでもらいたいためです。

そのレポートを掲載している24日間は、男子も女子もインカレ優勝に向けてこの「一球ソフトボール」を練習でどんどん取り入れ、いわゆるテストを繰り返す。そして、約1か月後に、レポートを再提出する。魅力的なレポートは、またまた、このホームページ並びに男女大学ソフトボール部のホームページで掲載する。

この2か月の間に、2ページほどの簡単明瞭なルールブックを作成し、それを英語、スペイン語、中国語、韓国語、フランス語等に翻訳する。その折は、アメリカに17年生活していたK君が英語、香港からの留学生には中国語、それ以外の言語は、我々の人脈で片っ端から何一つ間違いのない完璧な言葉に翻訳し、それを世界に発信する。

MLBコミッショナー宛て、ロスアンゼルスオリンピック組織委員会会長、その他世界国々の野球、ソフトボール関係の統括団体会長に郵送する。そして、その団体主催で、「一球ベースボール」「一球ソフトボール」の大きな大会を開催していただく。アメリカとカナダであれば北米大会(ワールドシリーズ)、アジア大会、パンアメリカン五輪大会、パンパシフィック大会、アフリカ大会、オセアニア大会、ヨーロッパ大会まだまだあります。これでブームを巻き起こす。一気に世界でこの「一球ベースボール」「一球ソフトボール」旋風を巻き起こす。フランス語に訳すのは、3年後のパリ大会で、「デモンストテーションゲーム」として、この大会を開催するためです。

早稲田大学ソフトボール部とNPO法人日本ティーボール協会が中心となって、世界の野球界・ソフトボール界を動かします。ネットを使用します。頭を使います。汗をかきます。ほらも吹きます。「進取の精神」です。行動を起こさなければ、世界の野球界やソフトボール界は何も動きません。多くの人が無謀な挑戦とお考えでしょうが、NPO法人日本ティーボール協会とこの研究会はやります。世界へこのオリンピックに戻すという挑戦状を送ります。私らは、必ずやり通します。野球・ソフトボールがこの東京オリンピックでなくなるなんて、それを黙ってみているほど、レベルの低い野球バカ・ソフトボールバカではありません。ここはとことん大馬鹿野郎になってやろうではありませんか。ド根性を見せてやろうではないですか。

この「一球ベースボール」と「一球ソフトボール」は次回からは、多分「ワンピッチ・ベースボール」「ワンピッチ・ソフトボール」と呼ぶことになるでしょう。日本では、「スリーツー野球」か「スリーツーソフト」かも。

この研究会は一日一日速いテンポで改良・改善が進みます。次回の報告をお楽しみに!

「理事長からのメッセージ」(7月19日)

「ワンピッチ・ベースボール」と「ワンピッチ・ソフトボール」は「日本式ティーボール」の反対の極

「日本式ティーボール」が、いつでも、どこでも、誰でも、笑顔で、楽しく出来るベースボール型スポーツの典型的な球技とするならば、その正反対、スペード、力、持久力、集中力を最大限発揮できる球技はと言うと、それが、今回、我々が世界の野球・ソフトボール選手並びにファン、関係者に問いかけ、ロスアンゼルスオリンピックに導入しようとしている「ワンピッチ・ベースボール(ソフトボール)」です。

この上記二つのベースボール型球技は、両極にあります。極とは、北極と南極、電池などの陽極と陰極を思い出してください。全く反対に位置するという意味です。即ち、「ワンピッチ・ベースボール(ソフトボール)」は、言葉を変えると、野球やソフトボールを徹底的に競技として、「ハード」にプレーする球技です。「日本式ティーボール」は生涯スポーツとして、また、レクリエーションスポーツとして、野球やソフトボールを出来る限り「ソフト」にプレーする球技なのです。

私は「国民皆ベース・ボール」の研究と実践を開始して今年で48年。野球とソフトボールの底辺拡大、スポーツ文化として、生涯スポーツ=日本式ティーボールの普及に、今まで全力投球して来ました。これからも皆さんと一緒になって続けます。一方、競技としての「ワンピッチ・ベースボール(ソフトボール)」を世界に提案し、これを普及させない限り、世界の野球界、ソフトボール界の今後の発展はないと考えるようになりました。オリンピック種目でないスポーツ競技が世界に普及した例は本当に少ないからです。

「日本式ティーボール」と「ワンピッチ・ベースボール(ソフトボール)」は両極にあると言いながら、類似しているとことがあります。それは、前者は、「止まっているその一球」を打つ。その後は、野球やソフトボールとはほぼ同じ。後者は、「投げられたその一球」を打つ、その後は、野球やソフトボールとほぼ同じ。「その一球を打つ」これが共通なのです。時間に無駄がないのです。一時でも目を離すと、そのグップレーを見落とします。

今、我々は、この「ワンピッチ・ベースボール(ソフトボール)」が、選手全員動き回るので、給水時間、打ち合わせ、中休み時間を用意することを考えています。それはあたかもバスケットボールのように。野球の試合回数は9回。ソフトボールは7回、アメリカでは9回行うリーグもあります。そこで、この「ワンピッチ・ベースボール」は、試合回数は9回とする。「ワンピッチ・ソフトボール」は、7回か9回とする。そこで、ハーフタイムかワン・サード(3分の1)で給水時間、打ち合わせ。その時間は1分。具体的にいうと、3回が終わると給水、6回が終わると給水、3分の1タイムで給水。7回で終わる試合は、4回終了時、所謂ハーフ(半分)タイムで給水。

ルールは、そのほとんどが今の野球とソフトボールと同じ。そして、ここで最も大切なことは、この「ワンピッチ・ベースボール」か「ワンピッチ・ソフトボール」の大会を開催する団体・連盟・協会関係者並びに選手は、これまでの野球とソフトボールを心からレスペクト(尊敬)する。従って、野球やソフトボールにないルールは出来るだけ用意しない。これが、生涯スポーツ=日本式ティーボールとは大きく異なるところです。今までの競技としての野球はそのまま。ソフトボールも同じ。この「ワンピッチ・ベースボール」と「ワンピッチ・ソフトボール」は、オリンピック種目に入れることをめざしたもの。独自の発展はするかもしれませんが、野球やソフトボールの敵、害になることはしない。この二つのベースボール型球技を応援するだけの球技。この理念は絶対です。

この名称が、別名英語では「スリーツー・ベースボール」「スリーツー・ソフトボール」。分かりやすいです。スリーツーから投球を打者が打てば、その後のルールは全て、野球とソフトボールのルールと同じ。違うのは、離塁だけ。これは野球の選手はソフトボールの

ルールに合わせる。投手の手からボールが離れれば、走者は塁から離れることができる。

これ以前も書きました。

これだと上記の試合は、1時間から1時間半で終わります。

今日も、またまた「ワンピッチ・ベースボール」と「ワンピッチ・ソフトボール」の学習でした。今まで「理事長からのメッセージ」で書いてきたことと重複している内容が少しばかりありますが、それらはより重要な事と考えて、ご理解ください。お読みいただき、どうもありがとうございました。