第10回記念日本ティーボールセミナー

2003年1月18日(土)開催

◆ 学校教育とティーボール
◆ 地域スポーツとティーボール


開催要項

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理事長講演
「学校・地域・職場におけるティーボール」
吉村 正副会長

 荒川副会長から貴乃花は太りすぎだというお話がありましたが、再出場の貴乃花、再出場の吉村です。よろしくお願いします。本来、この第10回はですね、海部先生、早瀬先生、荒川先生、谷澤先生と、大変重い講演が4人続いて最後に、私です。これは毎年好き勝手なこと話させてもらっているようではいけない、もっと学習するような、講演にしようと思って考えてきました。そういうわけで、まだお二人しか話していらっしゃらない時に、予定していたものをがらっと変えて、昨年や一昨年並みの講演をするというのは、気がひけますのでちょっと準備したことだけ話をさせて頂くとご了解頂ければと思ってい ます。
 今年、私に頂いたテーマは、「学校・地域・職場におけるティーボール」というものであります。このティーボールをさらに全国に加速度的に普及させていくためには、やはり学校教育の場でさらなる広がりを、地域スポーツの中で取り入れて頂く、職場で取り入れて頂くことがきわめて重要だと思いました。皆さん方のお手元にこういう茶封筒、早稲田大学人間科学部人間健康科学科、これは、私が所属しているところなんですけれども、別にPRするためじゃないんですが、そこに資料をお入れしておきました。今年は、その資料説明、学習会、それに切り替えさせて頂こうと思います。
 最初のページがみんなの体育4年、というものです。現物はこれです。みんなの体育4年生、学研からでています。今年は資料説明をやります。先ほど荒川先生が、学校教育の場でティーボールが入るのは、本当に夢みたいだ、とおっしゃっておりましたが、私も同じ気持ちでおります。
 目次をご覧下さい。左上からかけっこ、リレー、ハードル走、かけ足、幅跳び、高跳び、これは何でくくれますか。陸上競技です。その下、力試しの運動、縄、輪、竹馬、一輪車 の運動、マット運動、鉄棒運動、跳び箱運動、これは何でくくれますか。体操です。その後、水泳です、左上にいきまして、ポートボール、これは5年生、6年生になるとバスケットボールになります。次が、ラインサッカー、これも5年生、6年生になるとサッカーに なります。そして、キックベースボールはというと、サッカーとドッジボールと、ベース ボールが3分の1ずつなので、どこにも広がりがありません。その下に、ティーボールとハンドベースボールというのがある、ここにティーボールがあります。その下に表現運動と楽しく踊ろう、これはダンスにいきます。それから、スキー、スケートがあります。小学校4年生、学研という大手で、体育の教科書、副教材が作られまして、やれる種目がこ れだけなのです。おわかりいただけますか。これだけの中に、ティーボールが入っていると。いかに学校教育にティーボールが入ることが重要かということをここでおわかり頂きたい。ですからここには、テニス、ソフトテニスであるとか、硬式テニス、バレーボール、 卓球、バドミントン、そういうものは入っておりません。もちろん剣道、柔道の類の格技は入っていません。それほど、すごい事を皆さん方とこの9年間の間にやらせて頂いた、ということをわれわれは正しく理解しなければならないだろうと思います。
 次の2枚目をご覧ください。これは去年の4月からスタートしたのでありますけども、みんなの体育4年生の45、46ページにティーボールとハンドベースボールがあります。そこで、左側、三角ベースを楽しんでいます。守備者が6名です。小学校の先生や校長先生もここにたくさんいらっしゃいますけれども、小学校のグループっていうのは大体6人ごとなんです。そのグループ、6人対6人の試合をすぐやれます、というのがこのメッセージです。守備者6名います。打者は、たまたま1人しか出ていませんけれども、次打者とあとベンチに4人いなければならない。これがゲームです。そして、どんどん打って、打たれたボールをどんどん捕って、投げて走ってという全員の運動がここで誕生できるわけであります。その下をご覧下さい。何でこれが、ティーバッティングか。イチローが1人でティーバッティングをやっていました。それはネットで受けていいんですけれども、小学生1球たりともそのボールを大事にし、おろそかにしてはいけない。そうしますと3人が守ります。6人のグループのうち3人が守って3人が打つ方に、というメッセージです。 これが、去年の4月からまさに全国の小学校で行われようとしているわけです。
 3枚目はソフトボール。これは5年生の教科書です。みんなの体育5年生、学研です。 5年生、6年生になりますと、ティーボールを終えてソフトボールになるんです。そのソフトボールというのは先ほど早瀬先生の話でもありましたように、ピッチャーがストライクが入らなかったらソフトボールはなかなか成立しません。成立しない場合は、左側のティーボールをまたやればいいじゃないか。そして上手になったら、新学習指導要領にあるようにソフトボールをやりましょうというメッセージです。ソフトボールの中に、ティーボールがあるんだということをご覧下さい。まさに、ティーボールとソフトボールは兄弟、姉妹になっているんです。 ご理解下さい。
 次のページをご覧下さい。これも5年生の、68、69ページであります。5年生で同じように三角ベース、四角ベースでもかまわない。実際これは白黒ですけども、本来はカラーです。早稲田大学でカラーコピー使いますと1枚100円なのです。高いんです。これでやりますと無料なんです。セミナーの参加費が3000円で、安いですから、カラーで刷ることができなくて、白黒で刷ってまいりました。本当はカラーだということを理解して頂ければ結構だと。それが昨年の4月から動き始めたということです。もっと言うなら2年前の移行期間からこれが動き始めていたということです。今、ティーボールが小学校で、本当に加速度的に普及しているのは、このおかげであるということです。
 今日は新たに、次のページをご覧下さい。ソフトボール。左側に、厚木商業の名選手が ボールを打ったところの写真があります。実は、これは、高校の保健体育の副教材のアクティブ・スポーツ。これは大修館から年間60万部出ます。また女性版が25万部くらい出ます。年間60万部です。私が書いている格調高い本は、5年間で3千部くらいしか売れませ ん。それが年間で男女合わせて85万部出るんです。そこに、今年の4月からどうなるか、これを説明させてもらいたいと思います。実はソフトボールの中にティーボールがあるということです。右側をご覧下さい。ソフトボールの競技特性とあります。その⑨、近年ファーストピッチソフトボールおよびスローピッチソフトボールの前段階として、ティーボールが整備されている。ソフトボールの前にティーボールが整備されていると、教科書の副教材に入れました。右側をご覧下さい。戦術の原則①、ソフトボール型球技には、ファース トピッチソフトボール、スローピッチソフトボール、そしてティーボールがある。ソフトボール型の球技に、ファーストピッチと、スローピッチとティーボールがあるようにしました。これは、実は17年前から高校の保健体育の教科書を私が書いているので、私がさせて頂いた、ということです。自己主張してすみません。③ティーボールの場合は、3回でゲームを決める。同点の場合は、原則として引き分けとなる。⑤ティーボールは、打者が バッティングティーにのせたボールを打つことによって開始される。ソフトボールはピッチャーが投げることによって、野球もピッチャーが投げることによって開始されるんですけれども、ティーボールの場合は、ゴルフにどちらかというとスタートが似ているということを明確にしました。
 左下、攻防の原則。これは皆さん方と確認をし合いたいことです。まだこれは校正できます。ティーボールの攻撃と守備の原則。この4月からの高校の保健体育の授業のキーワードは、「作戦、戦略、戦法」です。そういうわけで、今回大きく手直しをしました、攻撃の戦法です。①打者は、相手チームの守備位置を見て、どの方向に打つかを決める。3 打者はバッターズサークル内で立つ位置を決め、前足(踏み出し足)をどの方向へステッ プするかを決める。③止まっているボールをよく見て、気持ちを集中させてバットを振る。 ④打球が内野手間、あるいは外野手間を抜けるようにねらい、ボールをジャストミートして打っ。⑤ゲームが全員打撃制の場合、大振りせず、確実に次の打者につなげるようなバッティングを行う。荒川先生、こんなものでよろしいでしょうか。鈴木さんよろしいでしょうか。荒川先生のお墨付きをもらえればいいです。
 ①守備の戦略です。1塁手、2塁手、3塁手は、それぞれの塁ベースに容易に戻れるように各塁ベース近くで守備をする。野球やソフトボールは、けっこう塁ベースから遠いところで守っているので、なかなか触塁というかベースに戻ることができない。②塁ベース上にいると打者走者や走者の走塁妨害となるので、走路は空けて守備をする。走塁妨害にならないようにする。③第1遊撃手と第2遊撃手は、打者のタイプにより、自由に守備位置を移動する。ピッチャーがいないわけですから、第1遊撃手と第2遊撃手は遊びの遊撃手ですからどんどん守備位置を変えるということです。1塁、2塁、3塁手は守備位置を変えないでベース近くでプレーするということです。④1塁、2塁、3塁とできるだけ近い位置でアウトを取るようにする。高校の女子をイメージしています。⑤本塁手は、他の 9人の野手が全員見えるので、打者のタイプを判断して、守備位置を、アドバイスをするとしました。次をご覧下さい。ステップ1、止まっているボールを打つとしました。もちろんこれも中はこのように全部カラーです。今ごろの、高校生の教科書や小学校の教科書、副教材はすごいです。値段がたったの781円。すごい本がどんどん最近は出ています。
 止まっているボールを打つというのは、まさにティーボールのことであります。ちょっと囲みましたけれどスイングの練習法。先程の荒川先生のイチローの話です。最初に素振り、その次にティーバッティング。止まっているボールをよく見て、バットを水平に、そして力強く振る。先生よろしいでしょうか。ありがとうございます。水平に、平らに振る。 荒川先生からよく指導を受けているところです。
 次、簡易ゲームの下にティーボールを楽しもうという固有名詞を入れました。ティーボー ルを楽しもう。それで、これをご覧下さい。バッティングティーを3台、4台、5台揃えて、バッターと野手がここで楽しむようにする。小学校でもそうです。中学でも、高校でも各学校に5台、6台バッティングティーを置いてもらって、ティーボールのボールとバッ卜でティーボールをやってもいいし、もし、それができなきゃソフトボールとソフトボールのバットで、高校生だったらティーボールをやって頂いてもかまわない、というふうにした。4人1組だと、攻撃側と守備側に分かれて、2人は打者と次打者、もう2人は守備側で内野手と外野手を守る、というふうな形です。守備の単元、打撃の単元という形で用意できる、と思っています。
 次、それから三角ベースに動く。これは、3塁手やレフトが、ファールラインの方に行っていますけど、これはまだ校正の段階ですので、これをフェアの中に入れます。ミステイクですのでちょっとこれを直して頂ければと思っています。そして④四角ベース、ここで ティーボールを正式に楽しもう。この絵を大きくします。こんな小さいのではなくて大きくしたいと考えています。高校をこのように変えました。
 中学校は、次のページをご覧下さい。中学校体育実技とあります。中学校の体育実技、学研を今日は持ってきました。中学校の体育実技では、単なるこのティーボールを、このカタログみたいな形でニュースポーツとして紹介されているわけです。そこでうれしいことに、今日はここに日体大の小川先生が来て下さっています。小川先生は、中学校の学研と東京書籍の保健体育のソフトボールを執筆して下さっております。この間小川先生と話しまして、小学校と高校がこのようになりましたので、中学校でも今年4月から、間に合わなくても来年から、同じような形でティーボールからスローピッチのソフトボール、ファーストピッチのソフトボールに、移行するように、系統的に、段階的に指導できるように持っていくという方向で一致しています。そうしますと、あと2、3年で、小・中・高の保健体育の実技では、ベースボール型のボールを教える場合は、まず最初にティーボー ル、ティーバッティング。それで捕る、投げる、打つ、走るを学習して、その後、三角ベースをやって四角ベース、正式のティーボールをやるという形になります。また、大きな広 がりがそこにできてくるのではないかと思います。是非、それを、ここにお集まりの指導者の皆さんにご理解頂いて、普及に努力頂ければと思います。
 次に、地域や職場でティーボールをどう普及するかに移ります。これは、3点あると思います。1点は、ここに日本レクリエーション協会がらみで、USセミナーで初級をお取りの方、中級を取りにきて下さった方が、数十人いらっしゃると思うんですが、日本レクリエーション協会とさらなる強い絆を作りまして、確保しまして、手を取り合って、普及に努めていきたいと思っています。日本レクリエーション協会では、このティーボールを普及重点種目の1つに入れて頂いているというのは、皆さんご理解の通りだと思っています。それ以外でスポレク祭、レクリエーション祭等でティーボールをやって頂いています。これは、例えば去年埼玉で大きなティーボールの大会をやって頂きましたが、全国大会のときには、埼玉だけの大会ではなく、ティーボールもそこで全国大会に持っていくとまた大 きな広がりが出てくるのではないかと考えています。
 2点目が、総合型地域スポーツクラブにこのティーボールを入れさせて頂く。これは、この第1回の日本ティーボールセミナーを、平成6年5月29日にやりましたけれど、そのとき最初にお越しになったのが岡崎先生で、生涯スポーツの現状と将来について講演して頂きました。2回目が、平成7年の1月29日、檟本先生が生涯スポーツ21世紀の課題のところで、初めて、総合型スポーツクラブモデル育成事業を翌年、平成8年からスタートするということを、ここでおっしゃって下さいました。それから毎年毎年、この総合型地域スポーツクラブのことは、ここで、文部省、最近では文部科学省の方が、熱弁を振るって下さっているわけであります。我々は、それは正しく理解しているっもりでありますので、 この中に、なんとしてもティーボールも入れて頂きたい。むしろ皆さん方が総合型地域スポーツクラブを、中心的に動かして下さるというふうに持っていって頂ければ、非常にありがたいと思っています。ちなみにこの1、2年でtotoの助成金制度がスタートしまして、去年の初めには総合型地域スポーツクラブのクラブハウスを作る場合は、最高6000万まで 補助金が出るということが決まったと聞いております。国からのバックアップ、地域から の援助等が得られますので、是非これも頭の隅に記憶して頂きたいと思います。
 次に、職場でありますけれど、これは皆さん方がそれぞれの職場でこのティーボール面白いぞ、男女で一緒にやれるぞ、親子二代でできるぞ、部・課対抗試合ができるぞということをおっしゃって頂いて、人を動かすのではなくて、資格をお取りになったみなさんが、自分で企画して自分で大会を開いて頂く、というのが一番よろしいと思っています。積極 的に皆さん方がご協力下さることを心からお祈り、お願いしたいと思っています。
 3点目は、やはり日本レクリエーション協会のお力を借りるということだと思います。そして、昨年も言ったと思いますけど、来年でこの日本ティーボール協会を設立して10年になります。そうなると、体協への加盟も視野に入れていきたいというふうに思います。今の体協は、競技スポーツはやりません。競技スポーツの方はJOCに移行しています。今の体協は、生涯スポーツを非常に大事にするようになってきました。おさえていこうと思っています。そこは、きちんとしたルールがあること、人が立派であること、それから法人であることというルールがあるようですが、全てクリアしているように思いますので、体協にこれからさらなる働きかけをしていこうと思います。
 それでは、最後に、これからの課題でありますけど、今まで話したことと重複するかもしれませんが、まず学校では、小学校がこのように広がりを見せました。高校でもこれからです。中学校もこれからです。おそらく野球やソフトボールの上手な人はティーボールは好みません。好まなくていいんです。ティーボールから野球の名選手を育てたいんです。 ティーボールから、荒川先生のおっしゃったように、オリンピックの選手を作り上げたい んです。ですから、中学の女子、高校の女子、大学の女子などにティーボールを、学校教 育の場にもっと広げたいと思っております。
 次に、その先生方に、小学校の先生、中学校の先生、高校の先生方に、是非皆さん方が説明して頂きたい。この教科書知っていますか、副教材知っていますか。ここにも高校の先生、中学校の先生、たくさんいらっしゃると思うのですが、なかなか先生がこれを読んで下さらないのです。買うだけなのです。生徒もそう、買うだけ。それを、是非説明して頂きたい。そうすると、さらなる広がりが出るだろうと思います。
そうすると、地域では、さらなる連盟作りだと思います。孫連盟作りだと思います。今日も埼玉の入間市の方からお越し頂いていますが、日本ティーボール協会東京都連盟、東村山連盟と、この孫連盟を作っていく。東京には9つの孫連盟がありますけども、それを15、20にしていく。埼玉県でも、日本ティーボール協会埼玉県連盟、入間市連盟と。その 場合は、県をカットするというふうに我々はルール化します。日本ティーボール協会入間市連盟、日本ティーボール協会東村山連盟、というふうに呼ぶわけです。この孫連盟をさらに皆様のお力でお作り頂きたいと思います。県全体や都全体だとけっこうしんどいんです。それが区連盟や市連盟だと、けっこう身内の者だけでやりやすくなる。お金も集めやすい。仲間も集めやすいし、会議をやるにしても身近なところなので来やすい、ということがありますので、孫連盟の設立を、皆様方がいらっしゃる隣の市や区に是非、今年は働きかけて頂きたいと思います。
 さらに、ソフトボール協会や軟式野球連盟と仲良くしていきたいと、そう思っています。今日は、日本ソフトボール協会の筆頭副会長である井上先生に来て頂きました。それから 小学校ソフトボール協会の会長の白川先生にも来て頂いています。後で、総合司会者の方から紹介があるかもしれませんが、ティーボールを卒業した人が、小学校のソフトボールへという、継続性ができていくといいと、そういう連盟と本当にこう、仲良くさせてもら えればいいなと思います。
 そして、総合型地域スポーツクラブの中に入れる、と先程申し上げた通りです。職場では先程言いましたように男女混合のレクリエーション大会を是非企画・運営して頂きたい、と思います。使用ボールやバットの工夫で、男女が楽しめる、親子が楽しめる、ということです。具体的に言いますと、力のない人は飛ぶボールと飛ばすバットを使えばいいし、力のある人は飛ばないボールで飛ばさないバットを使えば、一緒に楽しくできるだろうというふうに考えるわけです。親子の大会、職場の対抗のティーボール大会を、どんどんおやり頂ければ大変ありがたいというふうに思っています。そうしますと、これからさらにこのティーボールをその10倍、20倍、50倍と増やすには、どうしたらいいか。この講習会をさらに充実して指導者を増やすことしかありえない、というふうに思っています。それが大きなポイントだと思っています。
 さらに、バットとボール、これはティーボールのバットとボールでもいいですし、先程言いましたように、ソフトボールとソフトボールのバットでティーボールをやって頂いてもいいわけです。軟式のボールと軟式のバットで広いグランドがあれば、やって頂いたら いいということです。それで、もう1つです。バッティングのティー、バッティングティー、最後のページをご覧下さい。佐川君いる?
 カラーコーンを活かそう、というのがあるわけです。今、カラーコーンは全国各地に5 万、50万個、100万個あると言われています。本当かどうか知りません。とにかく工事現場にはいっぱいあるわけです。今日もこうやって持ってきました。扇原先生や山路さんがやっていたんです。これがポイントだと思います。アメリカでは、バッティングティーの代わりにこれを使うのです。これをバッティングティーにすれば、ここにあるように、ティー ボール人口は100倍増、200倍増になるということを今日申し上げて、私の講演を終わろうと思いますけど、1つだけ、パフォーマンスをします。このへッドを切ります。どれくらいで切れるか、ちょっとご覧下さい。(切断中)10秒でした。このカラーコーンは、今日は 上三川町の浜野さんがいらっしゃるのですが、上三川町で買ったら395円でした。小手指で買うと700円なのです。東京だと、東京都だと750円くらいだと思います。でもあんまりこれをやられると、今までご尽力頂いているナガセケンコーだとか、ナイガイゴムさんだとか、アシックスさんにご無礼でありますので、あくまでも、必要なときに、こういうものを使って頂けばいい。ちょっとやってみましょう。十分使えます。
 ちよっとしたアイデアを出すことによって、ティーボールは一気に増える可能性がある、ということを申し上げまして、私の講演とさせて頂きます。どうもご静聴ありがとうござ いました。