6月1日「日本・モンゴル国外交関係樹立50周年記念ティーボール交流大会」に4人の先生を協会として派遣します。河内先生のご尽力のお陰です。

 先週は、「日本・モンゴル国交関係樹立50周年記念ティーボール交流大会」を、日本ティーボール協会はどのような形で協力させて頂ければいいかについて、モンゴルと日本の架け橋となられている河内志郎モンゴル国名誉領事、更には、その片腕となりご尽力されている岡久徹評議員と連日、協議を重ねました。

 河内先生は、一般社団法人西日本モンゴル交流協会代表理事でもあります。昨年12月26日の「文部科学大臣杯争奪全国小学生ティーボール選手権大会」では、あの寒い中、開会式から大会の様子、試合、閉会式迄、つぶさに見学していただきました。子ども達の活躍と笑顔に満足され、この日本式ティーボールは、間違いなく「日本・モンゴル外交関係樹立50周年記念事業」の一大イベントとして、成立すると確信してくださったのでした。

 その後、今年に入り、4月2、3日と「小学生ティーボール四国オープン大会IN阿南」を開催、天羽先生を中心として見事な大会だったと報告を受けています。近隣の愛媛県、香川県のチームも活躍したとのこと。この大会には、日本協会から、久保田常務理事と陳理事を派遣しました。

 2日の第1日目は、上記の件で、河内先生、岡久評議員、ウガンバタル氏、久保田先生、陳先生の4名で打合せ。内容は、この夏の交流大会の前に、4月29日から5月4日までの5日間、モンゴルにおいて講習会を開催できないか。更に、この四国大会の優勝チームは、モンゴル国へ派遣するといったものでした。

 3日の午前中は、昨日に続き会議。そこでは、河内先生よりモンゴル国のティーボールの普及状況についての説明があり、更に、8月に150名をモンゴルに派遣したいとの申し出があったと、陳先生からご報告を頂きました。午後は、8チームによる四国大会、優勝チームが決まり、その優勝チームのモンゴル行きが決定した、とのこと。更に、陳先生からの報告では、領事館のスタッフであるウガン氏の話によると、「モンゴル国で『ティーボール協会』を立ち上げた。既存の野球協会といい関係を保っている」と。

 さて、4月29日から5月4日までの5日間は、久保田先生が大活躍してくださいました。久保田先生の報告によると、30日午前はティーボールの座学、午後は実技指導、夕食はモンゴルティーボール協会会長らと。5月1日は、午前の前半は座学、後半は実習指導、午後はティーボール大会。2日の午前は、子供向け国際フォーラムへ参加、その後はオリンピック協会会長と面談。午後は文部科学省において、大臣や義務教育局局長との面談。3日の最終日は、国立学校訪問等で、お忙しい日程を見事にこなされました。そして、モンゴルにおいて、大きな信用を獲得して、帰国されました。帰国後は、以上の報告を協会事務局で受けました。一昨日の役員会でも報告がありました。

 「グッ・ジャブ!」 久保田先生!

 2022年5月23日19時より、阿南市商工会議所で「日本・モンゴル外交関係国交樹立50周年記念事業」第一回モンゴル渡航説明会が開かれました。その席において、ティーボール関係者の渡航スケジュール(予定)も発表されました。それによると、8月20日に関西国際空港より出発、夕方、交流パーティー。21日午前はモンゴルの競馬、相撲、弓競技等の見学。ティーボール大会に向けての最終打ち合わせ。夕食はモンゴルの伝統的ショーを見ながらのパーティー。22日は、翌日のティーボール大会に向けてのグラウンドでの準備。23日は、国立サッカー場において「青少年向けティーボール交流大会」開催。並びに、技術指導と審判法解説等。大会終了後は、夕食を摂りながらの反省会。24日は出国手続きの後、空路関西空港へ。というものです。

 この親善記念事業に日本協会から誰を派遣すべきかで、先週は、河内先生の代理の岡久氏と毎日の意見交換でした。岡久氏の誠実さ、事を進めるための関係各所への配慮、河内先生への報告と連絡は見事なものでした。私も岡久氏からその交渉の手順、丁寧さ等多くを学びました。日頃から河内先生と岡久氏の信頼関係の深さ・太さによるものでしょう。勉強になりました。

 そして、日本協会派遣の4人の先生が、決定しました。今までこのプロジェクトで多大な貢献をした久保田先生、陳先生、それに、昨年ブラジルに野球・ティーボール指導に行かれた京都選出の評議員小西美加先生と廣瀬拓哉氏を派遣することにしました。小西先生は先日完成させた幼児・小学生ティーボール教室の指導者。廣瀬先生はその二人目の指導者です。このお二人には、モンゴルの幼児や小学校指導者に対して、ご指導をお願いするつもりです。

 この4人の先生は、この夏8月23日開催する「文部科学大臣杯争奪全国小学生ティーボール選手権大会」には、日程が重なってしまい、欠席です。少し残念なところはありますが、大切な国際貢献事業に一環です。日本協会としては、最高のスタッフを派遣するのが極めて大切と考え、このような人選となりました。ご理解下さるようお願い申し上げます。

 改めまして、河内志郎先生のこの度の、ご尽力、ご好意に対し深く感謝申し上げます。