6月7日「ビュッセル神戸のイニエスタ選手は世界サッカー界の宝。二人のOBたちも輝きました。底辺拡大は極めて大切です。」

 昨日6月6日、ビュッセル神戸・イニエスタ選手のためのスペイン・バルサロナ戦が東京国立競技場で開催されました。雨の中、観衆は47,335人。結果はバルセロナ2-0神戸でした。イニエスタ選手は、ご存じのように7月1日の札幌戦を最後に、日本を去ります。先日も引退会見で、感動的なシーンが多々ありました。偉大なるイニエスタ選手は、母国スぺインと同様に、日本も最高に愛してくれています。

 イニエスタ選手が、スペインと日本で誰からも愛され、尊敬される選手であるからこそ、昨日の感動的な記念すべき試合が実現したのです。両国の関係者の配慮、その働きぶりが、テレビや新聞報道で理解できます。ここでは、今日の日刊スポーツの記事を紹介します。良い記事です。

 「日本時間5日午前4時キックオフのリーグ戦最終節セルタ戦を終えてから、37時間30分後に神戸戦のキックオフ。アウェーでの最終節後、リーグ優勝の余韻に浸ることなく、日本行きの飛行機に飛び乗った。約15時間のフライトを終えて羽田空港に到着したのは、6日午前0時過ぎだった。午前1時過ぎに都内のホテルに移動(略)そして、夕方には試合会場の国立競技場入り。午後7時30分スタートの試合では大歓声を受けて2-0で勝利。日付の変わった深夜の便でスペインへの帰途に就いた。」

 私は、この記事を読んで、今日の「理事長からのメッセージ」は、この偉大なイニエスタ選手を書かねばならないと判断しました。日本サッカー界の歴史に燦然と輝く選手だからです。その記事は続きます。

 「滞在期間はわずか24時間という耳を疑うようなスケジュール。公開イベントやファンイベントもなく、正にイニエスタのためだけの来日だ。チーム全体の市場価値が1000億円超ともいわれるスター軍団が動いた裏には『バルサは今も彼に対して、それだけの敬意がある』と関係者は言う。日本サッカー界のとっても功労者でもあるイニエスタは、JFAも動かした。神戸は当初、7日に長野との天皇杯2回戦が組まれていたが、14日に変更。Jリーグや、相手クラブなどが融通を利かせた。調整の際には、協会側から『この変更は前例に残さない。特例中の特例』との言及があったという。」

 イニエスタ選手は、やはり物凄い選手です。誰からも尊敬されるアスリートであり、人物です。サッカーをあまり知らない私はイニエスタ選手のプレーをもっと、もっと観ておけばよかったと、今、後悔しています。今後、イニエスタ選手の特集記事やテレビの特別番組は必ず読む、観るようにします。

 鹿島アントラーズへジーコ選手が来た時、東京の最高級のホテルで入団会見をしました。その時、大学の同僚であり、友人でもあった加藤先生は、「吉村先生、サッカーの世界的な選手は、このように最高のホテルで記者会見するのです」というレクチャーを受けました。アメリカのメジャーで、所謂ジーコ選手クラスの大物選手は来たことがありません。世界的大スターであるジーコ選手のプレーを私は度々観ました。その都度に圧倒されました。そこでサッカーの魅力を知りました。その後来日したジーコ選手より格下と思われたアルシンド選手でさえも素晴らしかったです。

 6月6日、神戸のイニエスタ選手が、東京で、否、日本で輝きまくっていた時、京都府宇治市では、同じビュッセル神戸出身のT氏(K大学監督)とM選手(現在ヨーロッパで活躍中)の二人による「幼児のためのサッカー教室」が開催されました。会場は、広野幼稚園ティーボール球場。教室終了後、すぐにT氏からその教室の報告を受けました。「大成功でした」と。

 以上の大小二つのイベントを見てもサッカー界は、素晴らしいです。超トップ選手=イニエスタ選手が輝き、日本のサッカーファンを虜にしました。イニエスタ選手は、将来の日本代表チームの監督候補の一人ともなりました。

 また一方では、現役の監督やヨーロッパで活躍する選手であっても、幼児に対して「サッカー教室」を開催してくれます。底辺拡大させるには、このようなイベントが極めて大切です。これは、野球界もソフトボール界も大いに参考にする必要があります、

 2023年6月6日は、ビュッセル神戸の現役、並びにOBが私の周辺で輝きまくった一日でした。素晴らしいぞ!神戸!バルサ!イニエスタ選手!OB達!