4月12日 本日、東京都大学男子ソフトボールリーグ開幕戦に行って参りました。早稲田は日大に4回10対0コールド勝でした。

 本日、福生市営球場に行って参りました。それは今日から東京都大学男子ソフトボールリーグがスタートしたからです。開幕日というのにセレモニーなし。球場には大学の教員は一人もいませんでした。これが現在の大学男子ソフトボール界です。極めて残念です。

 早稲田大学は2試合目。日本大学と対戦。結果は4回10対0のコールド勝ち。実に大雑把の試合でした。

 私は、試合開始1時間15分前に球場に入り、そこで全員に挨拶した後、すぐに投手のS君のピッチングをチェック。相変わらずライザーが抜群に良いのです。この球を試合で70パーセント前後投げて、残りの30パーセントは、チェンジアップとドロップを混ぜるというアドバイス。投手も捕手のS君も大きくうなずいてくれました。それなら完封できる。そう確信しました。結果は4回1安打完封。全く危なげないものでした。

 この1、2カ月ぐらい、監督、コーチ、主将からの報告では、投手がドロップを投げ、それを内野手がエラーする、それが心配なのですとのこと。

3月7~9日に開催された理科大オープンにおいて、私が部員に伝えたのは、今のソフトボールでは、ボールが以前より飛ぶようになっている。更にバットは、ボールの飛距離が出るように改良(改悪)されている。したがって、内野手は今までよりも2、3歩後方で守備をしなさい。そこから投手がボールを投げたら1、2歩前に出て、攻撃的な守備をしなさい。そうすれば、内野手のエラーは確実に少なくなる。例えば、右の強打者が打席に入ったら、三塁手はベースの横か2、3歩後方で守備しなさい。もしその選手が三塁手前のバントを試みたならば、それを処理するのは投手と一塁手である、と具体的に説明しました。これは野球に似た守備の仕方です。

それほど、打球が飛ぶようになったのです。

 一方、打者に対しては、バントも必要に応じて大切であるが、バットを強く振ることが、今のソフトボールではもっと大切となる、全員が本塁打を打てるようにパワーアップしなさい、とアドバイスしました。

 それを受けて、この1カ月、T主将は優れた指導力を発揮して、見事に立派なチームを作り上げてくれました。その結果が今日の試合に出ました。良かったです。

 それにしても、ボールが飛ぶ、バットの反発力が増すのは、ソフトボールがいつも女子のゲームのスコアを参考にして、用具が開発されるからです。女子選手は男子選手よりもパワーが劣るため、投高打低となり、7回の試合では、0点あるいは1点、と大量点が入らないのです。そうなると、業者や関係者は、点が入りやすく面白い試合になるように、ボールがより飛ぶように、バットに改良を加えるのです。

 それと同じボールとバットを使用する男子は長打が出やすくなるため大雑把な試合になってしまうのです。そんなことを考えながら、球場をあとにしました。

 明日は対慶應大学戦。雨で順延か、それとも白熱した良いゲームになるのか、楽しみです。

私は明日、女子の練習試合を見るために、所沢の大学グラウンドに行きます。来週の土曜日に、女子の大学リーグが開幕するからです。来週は、江戸川球場で対日女体と対国士舘大のダブルヘッダー、その準備です。

何事も予習、準備が大切です。大雑把な試合をしないためにも一つ一つ丁寧に。