10月21日 高橋奎二投手好投、M3に,龍谷大平安高校出身。龍谷山本願寺とは? 西本願寺「お西さん」のこと
セントラルリーグ首位攻防戦、ヤクルト対阪神の試合で高津監督の秘蔵っ子「高橋奎二」投手が快投。阪神を相手に7回4安打無失点で結果は0対0で引き分け。ヤクルトのマジックを1つ減らす大殊勲。この引き分けは1勝にも匹敵する価値あるものでした。今シーズン3勝しかしていない高橋投手が速球、カーブ、スライダー、そして何よりも2軍時代高津監督から教わったチェンジアップを投げ分け、神(仏様)がかりの好投でした。
高橋奎二投手は、以前にも書きましたが平安高校の後輩、甲子園の優勝投手。昨日はその甲子園での快投でした。新聞を読んでいると高橋は龍谷大平安高の出身とあります。皆さん「龍谷」と言う意味を知っておられますか。
京都駅に程近い西本願寺の正式名称は、龍谷山(りゅうこくざん)本願寺と言います。宗教法人としての名称は本願寺です。我々京都の人間は、「本願寺さん」とか「お西さん」と呼んでいました。男子高校は平安高校ですが、女子高校は京都女子高。我々が高校生の時はその姉妹校である京都女子高校に、当時の東映の大スター高田幸吉の娘の美和さんや藤純子さんらが通っていました。我々が甲子園に行った時は、姉妹校の京都女子高の生徒が応援に来ないかなあとよく冗談半分に言ったものでした。でもほとんど女子高生は応援に来てくれませんでした。
西本願寺さんは、とに角立派。阿弥陀堂、御影堂で代表されますが、その中に入ると書院、白書院、北能舞台、伝廊と国宝があちこちにあります。平安高校生の時にお参りのため、中に入れて頂いたのですが、高校生だからその文化的・宗教的価値が詳しく分かりません。でも、その装飾の素晴らしさ、荘厳さ、彫刻の匠さ等には圧倒されたのを覚えています。
野球部時代は、平安高校はその西本願寺の西隣にあるので、よくその周囲を走らされたものでした。そこを走っていても、唐門の国宝があったり、国宝でなくても重要文化財があちこちにありました。授業の一環として学生服を着て西本願寺さんに入り礼拝する。ユニフォーム姿で西本願寺さんの周りを競争して走る。これら私が60年前に行ったことを、この高橋君も同じことをしたのでしょうね。やはりこう考えると私は彼を応援したくなります。また、しなければなりませんね。
冒頭、高橋君は神(仏様)がかりの好投と書きましたが、昨日は神仏分離の精神からすると、神ではなく、仏様がかりの見事な投球でした。因みに、龍谷大学は、以前から西本願寺の中にあり、平安高校とは大宮通を挟んで反対側にあります。それが現在では、京都市南の竹田や滋賀県にまでそのキャンパスは広がっていると聞いています。大変な発展です。
何はともあれ、昨晩の高橋奎二投手の好投は、ヤクルトスワローズを勢いづけました。優勝する確率が高まりました。今日から神宮球場、本拠地で広島と試合です。最短だと明日22日に優勝が決まります。今日のヒーローは誰になるのか、村上か山田か青木かそれとも投手か、今晩の楽しみがまた増えました。勿論広島も頑張って、今シーズン最終戦まで優勝が決まらないというのも楽しいことですからね。
気が早いかもしれませんが、毎年1月の最終土曜日は、「平安(HEIAN)学園関東同窓会の総会」が開催されます。私はその会の副会長、高橋選手も呼んで昨日の話をさせますか。それとも将来ティーボールの指導を宜しくという話にしますか。これはちょっと気が早すぎますね。もっともっと現役で活躍してください、とエールを送りましょう。
今日も京都がらみ、母校がらみの話でスミマセンでした。