10月26日「日本シリーズ、高橋奎二投手がかつ丼と納豆で快投・粘投。この試合のMVP!納豆の粘々感、最高です!」

 昨日の日本シリーズ第3戦は、ヤクルト7―0オリックスでヤクルトの勝利。5回山田哲人選手の3ラン本塁打で勝負が決まりました。山田選手はこの試合までノーヒット、打順も気分転換のためか3番から1番に変更。これ高津監督の素晴らしいところです。一般的には3番打者が当たってないと、その打者は6・7番に下げて気楽に打たせる。しかし、高津監督はそれをしません。山田哲人選手は侍ジャパン・全日本の正二塁手。トリプル・スリーを達成できる数少ない名選手。ヤクルトの主将、当然のこととして誇り高い選手です。打順を下げませんでした。

 3回2打席目に二塁への内野安打、シリーズ初ヒットが出ました。これで山田選手は随分気分が良くなったはずです。そして5回の3ラン。2球続けての速球。これは山田選手にとっては、不振から脱出するためには最高の贈り物。タイミングはぴったり合っていました。宮城投手からするともったいない投球になりました。伏見捕手は、なぜこのケースにおいて、速球系を2度までも要求したのでしょうか。裏を掻こうとしたのでしょうね。

 ヤクルトの高橋奎二投手はナイスピッチングでした。平安高校の後輩!良かったよ。中村悠平捕手のリードを興味深く見ました。彼はボールカウントを頭に入れ、その上で、打者の仕草、動き、心理等を的確に読み、そして、高橋投手の投げたいボール、投げさせねばならないボール等様々考えてのサインを出していました。賢明な捕手で、野球をよく知っています。感心しました。打者が狙うボールを読み、その上で打たれにくい速球系、カーブ、チェンジアップを上手に使い分けさせていました。

 中村捕手の素晴らしいリードの説明はそれぐらいにして、この試合のMVP(最高殊勲選手)はなんと言っても高橋投手です。彼は昨年この日本シリーズでプロ入り初の完封を成し遂げました。記憶に新しいところです。1年振りの快投。圧巻は4回一死二塁・三塁で強打の中川選手、杉本選手を、どちらも高めのボール球を振らせ、三振に仕留めました。これは高橋投手の威力のあるカーブやチェンジアップ系をしっかり見せて、そこで速球系を投げる。これで両打者はタイミングが合わずに三振。完璧な高橋・中村バッテリーの勝利でした。

 さて、この快投の裏には、新聞報道によると、高橋投手は「試合の前日は、試合に勝つためにかつ丼を食べる、試合では粘り強く投げるために納豆を食べる」のだそうです。如何にも平安高校出身らしい験担ぎ。私も現役時代は良く験を担ぎました。京都ではあまり納豆は食べません。私が高校生の頃の京都の納豆は粘々があまりありませんでした。大学で東京に出て、水戸納豆を食べた時の感動は未だに忘れられません。本当に美味しかったです。高橋投手もヤクルトに入って東京に出て、水戸納豆系を食べてこの快投なのでしょう。

 以上は、日本シリーズとあまり関係のない(ナット・NOT)、しゃれの話でした。受けないでしょうね! 因みに、55年前に食べたハワイのマウイ納豆は全くと言っていいほど粘々感はありませんでした。でも日本の味ということでよく食べましたが・・・。ある日、アラモアナショッピングセンターの白木屋に行くと「水戸から来たの」という納豆があり、これは涙が出るほど美味しかったです。

 納豆! 万歳! 高橋投手の好投の陰に粘々の納豆あり。「粘投、最高!」 日本シリーズでもう一回高橋投手の出番が来ることを願っています。 そのためには、オリックス! 頑張れ! 

 3勝3敗で高橋奎二投手と山本由伸投手の投げ合いが見たーい!