11月28日「対コスタリカ戦。1点を取るのは、実に難しいです。サッカーに関しては、野球やソフトボールの比ではありませんね。」
昨日15時30分事務所近くのK病院にて第5回目のファイザー(オミクロン対応)のワクチンを打ってきました。副反応については、夜体が少し温かいかなといった程度。本日は、午前中体が少しだるく、事務所へはいつもより1時間半ほど、遅らせて出勤しました。今15時30分です。接種から24時間経ちました。この間に、ワールドカップ日本対コスタリカ戦がありました。
昨夜、日本はコスタリカに0-1で負け。今日の多くの新聞には、「遠かった1点」「痛すぎる1敗」「攻撃ちぐはぐ」「勝つべき相手に0-1」「痛恨黒星」。また、私と同世代のセルジオ越後さんも、「決勝リーグ進出が苦しくなった」と。
サッカー解説では、ど素人の私がテレビを観ていて感じたのは、先のドイツ戦でドイツが日本に対して行った戦法を、日本がコスタリカに対してやったように思われました。コスタリカのゴール近くにいる5人の選手がはぼ横一列で、日本の攻撃を阻止しようと必死で守っていた。その場合は、いくら優秀な日本の攻撃的センスのある選手が、ゴールを狙っても、得点を奪うことは難しいのですね。試合結果がそれを教えてくれます。
必死で守備をされると、攻撃をする時、1点を取るのは本当に難しいです。これはサッカーだけでなく、野球やソフトボールも同じです。ここでは、野球とソフトボールにおいて初回に、1点を取る難しさを紹介します。
両チームの実力が同等であれば、先取点(先ず1点)が欲しい。1番打者がヒットか四球で一塁へ出塁。そこで2番打者は、高校野球の場合必ずといっていいほど、送りバント、そして一死。即ち打者に対しての記録は犠牲バントとなります。そこで、3番か4番がヒットか長打でその二塁走者をホームに返して1点をまず取るというものです。3・4年前までは、プロ野球もこの作戦を多くのチームが用いていました。現在もこの戦術を用いる監督は結構多いです。
もしこの状況で、2番打者に強打をさせて、ダブルプレーにでもなると、実況中継しているアナウンサー、解説者、それの観客・観衆が納得しないのです。勿論翌日の新聞もなぜその場面で、強打をさせたのか、強烈に批判されます。バント失敗は、打者には厳しく、監督はやさしい評価が下されます。だから、多くの監督は、初回なのに1点を取りに行くのです。でも1点を取れるとは限りません。
両チームが多くの得点を取り合うゲームだと、初回の2番打者から犠牲バント(サクリファイス・バント)は意味がない、それがメジャーリーグの多くの指導者の考えです。最近のメジャーリーグを見てください。MVP年間62本のホームランを打ったジャッジやオオタニさんは、2番打者の時が多いです。多くのデーターから最強打者がここに位置するのは得点を取り易いと判断されたからです。
ソフトボールにおける私の采配は、2番打者には、十数年前から、初回1番打者が出塁した後、結構強打させました。それはソフトボールの場合、送りバントが野球程成功しないからです。それは、三塁手と一塁手が各ベースよりも2・3メートル前で、打者のバントを警戒して守備しているからです。そこで、私は前進守備をしている三塁手か一塁手を強打すると、ヒットになる確率は、そこそこ高いと判断していたのです。打席にも多く立てます。
この戦法について、私が小学生から中学生に上がる頃、西鉄ライオンズが読売ジャイアンツより強い時期がありました。その時の西鉄の2番打者は豊田泰光遊撃手。最強打者の一人でした。トレードされたヤクルトではいつも4番を打っていたのを見ても分かります。因みにその時の3番は中西太三塁手、4番は大下弘外野手。そこで、当時小学生の私は、なぜこの強打者豊田選手が2番なのだろうと考えたものでした。当時の西鉄の監督は早稲田大学野球部OBの三原修氏。知将で有名。当時彼が考えた最強の打順だったのです。
2番打者の重要性は、今日野球のデーター分析が発達して、多くの監督、コーチがこれを参考にされるようになったのです。
こんなことを考えながら、昨日のワールドカップ、コスタリカ戦を観ていました。それはワールドカップにおいてコスタリカ戦の日本の先発選手は、誰になるか、その選抜された選手のポジションはどこか、そして、その先発選手を頂いて、監督は彼らにどのような指示を出せば、得点が取れる確率が高まるのか、様々興味津々でした。
1点を先取することの難しさを、改めて感じさせられた、昨日のコスタリカ戦でした。次回は、強豪スペイン戦。まず1点を先にとる、これしかないでしょう。サッカーは、本当に1得点を取るのが難しい球技です、野球やソフトボールの比ではありません。
次回、森保ジャパンは、どのような選手を先発させ、そのポジションは、そしてその戦法は、興味が尽きません。楽しみいっぱいです。 頑張れ! 日本! 野球でいえば送りバント(犠牲バント)をするのか、それともアグレッシブに強打で攻め続けるか、どちらが成功するか、勝負なんて、終わってみないと分かりません。
前向き! 前向き! 行こうぜ! 森保ジャパン! 次回は、第5回目のワクチン接種の副反応もありません。体調を整え、めちゃくちゃ応援します!