3月2日「ダルビッシュ選手、大谷選手、役者がそろいました。これからは、1にWBC、2にWBC、3にWBCで行きます」
昨日、一昨日と二夜連続、報道ステーションのスポーツニュースで、WBCの元最高殊勲選手松坂氏と現役ダルビッシュ選手の対談がありました。観ていて楽しかったです。ダルビッシュ選手の聡明さ、熟練者としての話ぶり、ベテランの味がビンビン伝わってきました。その対談では、チームの盛り上げ方、変化球談議、以前のWBCの思い出、どれをとっても楽しい話ばかり。特に、ダルビッシュ選手の若手投手へのアドバイスは、的を得ており、指導者としての素質も抜群にあるなと感じさせられました
ダルビッシュ選手は、現在メジャー組で唯一侍ジャパンに参加しています。2週間前の2月18日には、初めてブルペンに入って投球練習を行ったのは、記憶に新しいところです。その折、甲斐捕手を相手に速球系、ツーシーム、フォーシーム、スライダー、カーブ、フォーク等々を投げ分けました。その投球を、山本(オリックス)、佐々木(ロッテ)、大勢(巨人)等日本球界を代表する投手らが、捕手の背後から見守ったことは、多くの野球ファンが知るところです。
ダルビッシュ選手は、スライダー一つにとっても、複数の曲げ方ができます。新聞報道によると、「上手投げなのに、横手投げと同じような、軌道のボールも投げられる」、「そのスライダーは、縦、横、斜めとあり、球速も異なる。凄い、といった意見が多く聞かれた」とのこと。
私がよく言う、「一球の投球で『高低、左右、前後』の複合的な変化をさせること、それが投手にとって大切」。これを実践してくれているのです。ダルビッシュ選手は、物凄いです。
昨日、大谷選手が侍ジャパンに合流するために、チャーター機で帰国しました。空港で記者会見があるかなと、淡い期待をしていましたが、飛行機を降りるや否や、待っていたバスに乗り込み、彼の雄姿を観ることが出来ませんでした。残念、残念。
でもこれ当然です。その朝、アメリカのメサにおいて、アスレティックの藤浪投手と投げ合っていたのです。初登板の調子は上々のようです。1回は中飛、遊ゴロ、二飛球。2回は四球、三振、遊併殺打。本当なら、ここで投手交代の予定でしたが、投げた球数が少なかったので、3回もマウンドへ。そして三振、四球、ここで降板。
試合終了後、その足でチャーター機に乗り込み、日本へと出発。その心意気、ファンの一人として、とても嬉しいです。大谷選手のこれからの日本でのキャンプや練習での活動は、黙っていても、新聞、テレビで大々的に報道してくれるでしょう。これからの毎日の夜のスポーツニュースを観ること、朝は新聞のスポーツ欄を読むことが楽しくなります。笑顔いっぱいになる楽しいニュースを、次から次へと報道してください。それを願う野球ファンは、私だけではないでしょう。
今日は、事務所での仕事は、早々に切り上げ、夜のスポーツニュースをあちこちの番組で観るようにします。ダルビッシュ選手、大谷選手の今後の活躍と後輩たちとの会話、振る舞い等観るもの、聞くのも、読むのも楽しくなります。勿論、日本でプレーしている名選手たち、これから合流する鈴木誠也選手の代わり、ユティリティ―プレーヤーの牧原選手、レッドソックスの吉田選手も一日も早く観たいです。
さあ!これからの「理事長からのメッセージ」は、1にWBC。2にWBC。3にWBC。4・5・6無くて、7にWBCで行きます。皆さん宜しくお願いしまーす。