5月9日「5月8日からコロナが5類へ。(株)ガスパルと打合せ会。またまた、新たな楽しい挑戦が始まります。」

 昨日からコロナが5類に移行されました。振り返ってみると2020年1月15日に国内で初めての感染者が確認され、3月2日に小中高校が一斉休校、そしてその9日後の11日にWHOがパンデミック(世界的大流行)を表明。2日後の13日には、新型コロナ特別措置法が成立したのでした。

 日本ティーボール協会事務局は、この頃から事務所内での作業を最小限に留めました。4月7日、日本で初めてとなる緊急事態宣言が発出され、事務所は完全閉鎖。そこから今後どのように事務局を運営するか、その結論は、公共交通機関を出来るだけ利用しないで勤務できる場所、それが東村山でした。

 高田馬場から東村山へ。「都落ち」と揶揄もされましたが、今考えると最善の選択でした。快適な環境で、ホームページの充実、規約(定款)やルールの読み返し、「理事長からのメッセージ」(耐えて克つ)の執筆、これらは高田馬場の事務所では、考えもしなかったことでした。

 昨日からは、コロナはインフルエンザと同じレベルに引き下がりました。そのため、マスクは個人の判断に委ねられ、お店もアクリル板の仕切りが一斉に取り外され、3年目にして、一気に変わったところも見受けられます。でも、専門家の皆さんは、まだまだ第9波が来る確率は少なくない。むしろ確率は高いとまで言う。まだまだ警戒が必要です。

 さて、5月8日、「平時」に戻ったかと思われる中で、我々協会役員の3人(頼住専務、土方常務、私)は、天王洲アイルにある(株)ガスパルに行って参りました。目的は、来る7月24日「文部科学大臣杯争奪第26回全国小学生ティーボール選手権大会」の相談と、この2年間のティーボール活動等の報告についてでした。

 (株)ガスパルの皆さんは、素晴らしいです。この来るべき大会について、如何にすればより良い大会になるかを、真剣に考えてくださっています。会社に到着するや否や、神永評議員が、我々を迎えるかのように、受付で待機されていました。挨拶をして、会議室に招かれ、そこで橋本社長(協会顧問)、企画本部長のT氏、いつも全国大会にお越しくださるN氏、神永評議員と我々3人、計7名での報告会と打合せ会でした。

 まず私から、このコロナ禍の3年間の報告と作成した資料、①「理事長からのメッセージ」(耐えて克つ・下巻)。②「スポーツ・コンプライアンス概論」。③公認ティーボール規則&日本式ティーボール ルール解説指導教本」。④NPO法人日本ティーボール協会30年-講習会(セミナー)から見る30年の歩み-。⑤NPO法人日本ティーボール協会30年-全国大会・都道府県大会から見る30年の歩み-[健康福祉・ふれあい・幼児(小学1・2年生)どか点大会を含む]。そして「昨年開催した「文部科学大臣杯争奪第25回記念全国小学生(3.4年生)ティーボール選手権大会」の冊子、それぞれ各5部ずつお持ちしてそれぞれ作成の意図、その成果について説明しました。

 その説明が終わると、神永評議員から、何と11枚の資料を添えて「プレゼン」です。そのタイトルは「文部科学大臣杯争奪全国小学生ティーボール選手権大会」-出場選手の思い出づくり、そして、ティーボール・野球・ソフトボール競技を通じた次世代育成支援」についてでした。

 プレゼン1では、世の中の課題 ①少子高齢化。②共働き世帯の増加。③ひとり親世帯。④子どもの自殺率の増加。ここでのキーワードは、あきらめ、孤立、夢がない、学びの場がない、注目度が低い、道具が買えない、支え合える友達が少ない、目標がない、考える人がいない、野球・ソフトボール人口減少。これらが指摘されました。

 2から8は提案事項。全てに考えさせられるものばかり。いくつか拾ってみます。①コロナ感染症が5類移行へ向かう今、ティーボールができる「ありがとう」を伝えよう。②道具寄付コーナーを設置してはどうか。③メディア記者へ大会開催の案内を出そう。④「健康教育」「平和について考える日に」したい。⑤ティーボールを通して、思いやり、豊かな心の育成に寄与する。⑥スポーツ科学部の学生による「メンタルトレーニング」や「スポーツ栄養学」のアドバイスコーナーを設置してはどうか。

 これらの企画が成功すれば、①子どもたちの思い出になる。②次世代を担う子どもの育成をより強固なものにできる。③ティーボールの認知度・露出度をアップしこの競技の更なる発展に寄与する。④野球・ソフトボールの底辺拡大に貢献する。⑤学生ボランティアはこの経験が就職活動に役立つ、という纏めでした。

 報告会は、約2時間半、意見を出し合い、お互いが考え、大会を成功させようという熱意、充実していました。頼住専務と土方常務は、口をそろえて、「ガスパルの皆さんは、本当に真剣に考えて下さっていて、ありがたい」。正にその通り。この神永評議員のプレゼンを今後更に吟味・検討し、より立派なものにしていく必要があると考えさせられた日でした。

 5月8日からコロナ5類へ! またまた、新たな楽しい挑戦がまた始まります。