6月5日「大雨の影響。波多評議員、学童野球の皆さんと楽しい会話、石山顧問と野球談議。日本式ティーボールが野球を救う!」

 昨日6月4日、石川県野々市市のコミュニティセンターと市民野球場において、「TTA初級公認指導者認定講習会」が開催されました。私はその講師を務め、昨晩8時過ぎに自宅に戻りました。その講習会前後の会、石山顧問と武蔵野線での偶然の再会。全てに野球談議は尽きませんでした。本日は、その報告です。

 6月3日、15時24分の大宮発新幹線「かがやき」で金沢に向かおうとして、1時間ほどゆとりをもって自宅を出ました。新秋津の駅に着き、プラットホームに行くと、25分後に次の電車が来るというアナウンス、焦りました。前日からの大雨の影響で、間引き運転しているそうです。今更タクシーで大宮に行くことも出来ないし、仕方なく、電車を待ちました。待つしか方法はありません。25分待って乗れるはずの電車がなかなか来ません。結局35分待ってようやく乗車できました。

 武蔵野線に乗ったのですが、昨日からの雨の影響でノロノロ運転。焦りました。この状況を金沢の波多評議員にメールで報告。「もし新幹線に乗り遅れても、駅で待っています」という温かい返事。武蔵浦和駅に近づくにつれ、電車はスピードアップ、間に合うか?そこで埼京線に乗り換え。大宮行きに乗ると、車内アナウンスで、「時間調整のため3分後に発車します」だって。私は、もう覚悟を決めました。「無理!1時間遅れで金沢到着止む無し」と。

 大宮駅に着く直前、時計を見ると、新幹線に乗れる可能性がわずかに残っていました。先頭車両に乗っていたのですが、プラットホームの中央にエスカレーターがあると予想された車両まで、ティーボール冊子のいっぱい入った重たい旅行ケースを引きずりながら移動しました。大宮駅に着き、ドアが開いたら、何と目の前にエスカレーター。ラッキー!良かった、車内で移動した甲斐があった。そこで時計を見たら、「かがやき」の出発まであと4分でした。

 新幹線の改札口まで走って、走って、出発ホームに行くエスカレーターに乗りました。旅行ケースには、講習会用の資料が22人分入っていました。そのため、持っては階段を走れません。プラットホームに着きました。どうでしょう!その時ちょうど、「かがやき」が到着。ドア―が開いて、すぐ乗車。1分遅れていたら「アウト」。「良かった」。「セーフ、セーフ、セーフ」。すぐに、波多氏にメール。波多氏も嬉しそう、すぐ返事をくれました。

 夜は、石川県学童野球連盟のY理事長、W広報部長、K会計部長氏、それに波多氏と私は、予定通り約3時間、夕食での実り多い打合せができました。素晴らしい出会いがありました。石川県の全国大会の予選会は、7月8日(土)白山郷公園野球場にて開催されます。予選会を仕切るのは、この4人が中心です。1996年から2012年迄の17年間、石川県小学生ティーボール大会を開催してくれた内田先生初め多くの小学校の先生方とスクラムを組んで、大会を運営してくれることになりました。全てが順調です。

 翌日、6月4日の講習会には、22名の受講生が集まりました。多くは、今回再編される連盟の役員候補生。子どもの野球指導者です。皆さん熱心に受講してくださいました、午前8時30分に講習会会場に到着、隣の富山県から横田評議員が既に到着されていました。挨拶後、お互いの近況報告です。彼は自己研鑽のため、この講習会に来られたのです。

 午後の審判講習会と技術講習会の講師を担当される富山県の今方氏も、午前中に講習会場に到着、講義を受講されました。そして、昼休みには、お嬢さんがプレーされている女子野球の話題で話が弾みました。午後の実技は、今方講師の見事な指導で、受講生たちは大喜び。実践指導は大いに盛り上がりました。その後、質疑応答で講習会は終了。レポートは後日、協会事務所に送ってくださることになりました。

 金沢駅まで、波多氏が送って下さり、予定した列車より30分早く大宮に向かいました。夕食は、講習会で頂いた昼食弁当がことのほか美味しかったので、同じものをお土産に。昼と夜の弁当は同じでしたが。2度ご馳走になりました。講習会後のビールも最高!本当に美味しかったです。

 大宮駅に到着後、プラットホームからは、昨日とは反対に、下りのエスカレーターを3度乗って、埼京線に乗車しました。武蔵浦和駅に到着し、武蔵野線に乗り換えようとして横を向くと、何と3人席の端に座っていた人は、元早稲田大学監督、元プリンスホテル監督、日本ティーボール協会顧問の石山氏でした。驚きましたね。私は、マスクを外して「石山さん!」と声をかけると、「先生?」です。それからは、野球談議で盛り上がりました。新秋津駅についても、改札口を出ても、話は終わりません。立ち話が続きます。石山氏はもう1度西武池袋線に乗り換えてご自宅に向かわれます。

 石山氏が、「車で一緒に帰りましょうか」とお誘いを受けましたが、「私はここから徒歩で帰ります」と。本当はもう少し野球談議を続けたかったのですが、別れることにしました。石山氏は、群馬県の高等学校の野球部の選手も指導されています。その帰りです。常に強いチームを作られます。人を育てられます。その話ぶりは、相変わらず、物凄い迫力でした。超魅力的な先輩です。

 この週末は、金沢へ講習会に行き、そこでの学童野球の指導者たちと楽しい出会い、波多氏の心づかい、石山氏との野球談議。武蔵野線、埼京線での印象的な出来事。そこでお会いした人たちと一致したのは、今、野球は危ない、底辺拡大が大切。それを救うのは、「日本式ティーボール」という話でした。