9月27日「偉大なるオオタニさん! 比較する選手が凄過ぎます。ハーパー、メイズ、ルース、マントル、ジャクソン、ボンズ!」
オオタニさん! 先の週末またまた凄い記録を連日達成です。
先ず、25日は、3試合で11四球。22日アストロズ戦は四球、四球、一塁ゴロ、故意四球、故意四球。23日は三振、四球、四球、四球。14日はマリナーズ戦、三振、故意四球、四球、四球、故意四球です。3試合で11四球は、2016年ブライス・ハーパーに並ぶメジャー最多記録で、史上2人目。ハーパーの四球、故意四球を指示したのは、当時においては敵将だったマドン監督、現在エンジェルスのマドン監督のコメントが「ポストシーズンを争っているから仕方がない」と。オオタニさんの、苦笑いが続きます。
日本で四球攻めにあったのは、あの偉大な王貞治さん。私の知る限りでは、敬遠の後、静かにバットを置いて、表情を変えずに一塁にゆっくり走って行かれた記憶があります。紳士でした。感心して観ていました。また、阪急にいたスペンサーは、四球攻めにあった時に、バットをさかさまにもって相手投手や監督にやんわり抗議していたのを思い出します。オオタニさん!忍耐強いですね。46号はお預けでした。
26日は、マリナーズ戦3打数2安打2四球3得点、2三塁打。これで「45本塁打、24盗塁、6三塁打」を記録。これは、ウイリー・メイズが記録した1955年以来66年振りのもの。ウイリー・メイズの「ウイリー」は、このコーナーでも度々書いていますが、私がアメリカで野球をプレーしていた時の「ミドルネーム」。日系野球リーグでプレーしていた時、監督のスス・オカムラが私に命名しました。ウイリー・メイズは、黒人選手の中では、野球の神様的存在。そこで、彼の略歴を簡単に紹介します。主にサンフランシスコジャイアンツでプレーし、本塁打王4回、首位打者1回、盗塁王4回。MVP2回等です。
日刊スポーツによると、「日本では、和製ディマジオと言われた小鶴誠が1950年に、『51本塁打、28盗塁、6三塁打』をマークした1例だけ」とありました。でもこの記録は、あくまでも参考記録のはずです。なぜならば、この年のプロ野球は「ラビットボール」と言ってホームランを多く打たせるために「飛ぶボール」採用したからです。このボールを使用しない前年の本塁打王は確かその半数ほどだったと記憶しています。詳しい方、教えてください。
27日は、10勝、二桁勝利を目指しての先発出場でしたが、7回1失点の好投も、味方の援護なく勝利はお預け。ベーブルースに並べませんでした。次のお楽しみにしましょう。でも、先日福島さんが指摘した「ダブル150Kの勲章」ではないですが、「150塁打、150奪三振」は達成です。この記録はこれも日刊スポーツによると、「これを達成したのは過去に4人、それも1880年代の選手ばかり」ですって。この頃は、私が言うのもなんですが、今のベースボールとは全く違います。近代ベースボールになってから誰もがなしえなかったこの記録。これまた一大快挙です。
オオタニさんが出す記録は、その記録保持者が、メジャーでは桁外れの大スターばかりです。今日も、ブライス・ハーパー、ウイリー・メイズ、ベーブ・ルース等です。また、前述の3試合3四死球以上は、これまた、バリー・ボンズ、ミッキー・マントル、レジー・ジャクソン等の名前も挙がっています。この人たちの中には、私が学生の頃、ベースボールマガジン社から出されていた「自伝」を読み、憧れた選手です。このオオタニさんも、あのイチローさんのように将来きっと「自伝」が出版社から発行され、それがベストセラーになるのでしょうね。
残り試合も、オオタニさんから目が離せません。歴史を作るオオタニさん、歴史を振り返る機会をくれるオオタニさん、リーグが終わるまで、否、終わっても書き続けます。このコーナーは、明日もオオタニサンで行きたいですね。偉大なる(グレート)・オオタニさん! 宜しくお願い致します。