1月18日「スポーツ・コンプライアンス」に関するご意見、ご質問をお受けします。「第30回記念日本ティーボールセミナー」をより有意義にするために!

 NPO法人日本ティーボール協会では、各種スポーツ団体に先駆けて「スポーツ・コンプライアンス概論」を昨年7月30日に刊行しました。定価は600円+税ですが、この6か月で販売したことは1度もありません。全て寄付しています。それがスポーツ界への貢献だと思っているからです。先日もH体育協会から購入したいとの連絡が入りましたが、協力団体であるため、寄付しました。

 そのDVDも同様です。我々「TTA指導者認定講習会」で使用するため、1時間15分かかった講演を、45分に編集して、講習会を開催して下さる地域の連盟に寄付しています。滋賀県、徳島県、神奈川県、埼玉県等です。ニーズは高いです。今の世の中、このコンプライアンス順守は必須なのです。

 ここで、6か月前に作成した講師:吉田勝光先生(桐蔭横浜大学名誉教授)が語る「スポーツ・コンプライアンス概論」のキーワードを拾って、それを目次形式で、皆さんに再び紹介します。

1.スポーツは基本に始まり基本に終わる! 

 本研修の基本は、以下の、3つの用語の意味をおおまかに理解すること! ①インテグリティ→高潔性・健全性 ②良き(グッド)ガバナンス(コード)→組織・団体統治(組織を統治する指針や行動原則) ③コンプライアンス→法令等の順守

 ◎以上の説明から始まりました。そして、以下に続きます。

2.「スポーツインテグリティー」と「コンプライアンス」

3.「ガバナンス」と「コンプライアンス」

4.スポーツ界の望ましくない実情(「脅威」・「不祥事」)

5.不祥事が発生・続々と・・・

6.スポーツ界に危機意識の芽生え

7.「スポーツ団体のガバナンスコード」と「コンプライアンス」

8.「スポーツ団体ガバナンスコード」の策定経過

9.ところで、あらためて「コンプライアンス」とは何か?より具体的に! 【「法令」とは?】

10.「コンプライアンス」が求められる理由は?

11.コンプライアンス違反が当該スポーツ団体に及ぼす影響(実例)

12.不正(違反)はなぜ起こるのか?

13.コンプライアンス違反をなくするための取り組み

14.コンプライアンス違反が起きてしまったら

15.日本ティーボール協会(地方連盟)にとっての「コンプライアンス」とは?

16.ベースボール型スポーツのモデルになる!

17.協会の誰にとっての「コンプライアンス」か?

18.日本ティーボール協会も地方連盟も同じ!

19.法令等に基ずく適切な団体運営及び事業運営

20.組織運営に関する目指すべき基本方針の策定・公表

21.暴力行為等の根絶に向けたコンプライアンス意義の徹底

22.公正かつ適切な会計処理

23.透明性の確保

24.地方連盟の組織運営体制を確固たるものに!

25.イベントに係るコンプライアンス

26.新しい知見の習得

27.今後のスタンス~本協会に期待されること~

28.まとめ ★コンプライアンスは法令順守を守ることであり、その範囲は広い。スポーツに関わるすべての団体・組織・個々人に求められる。★コンプライアンスとは、①良きガバナンス実現 ②インテグリティ保持への第一歩、基本、必要不可欠

29.参考文献

 如何でしたか。

 日本ティーボール協会では、創設した時から「監督・コーチ無し」です。その代わりそのポジションに「ティーボール・ティーチャー(先生)」が入ります。教育活動を大切にしているのです。一方、選手には、プレー中、主体性・自主性を要求しています。

 5年前、選手・ティーチャー等の「プロテスト(抗議)」も出来ないことにしました。プロテスト(抗議)の代わりに、アスク(質問)にしました。画期的なことでした。

 誰かを傷つける行為、即ち、大声で怒鳴る、叱りつける、嫌がらせをする、いじめをする、野次を飛ばす、こんなのは言語道断です。全く認めていません。これは日本ティーボール協会を創設した30年前からです。

 昨年末の12月12日の「役員会(拡大理事会)」において、吉田先生から次のような発言がありました。来る3月18日の「第30回記念日本ティーボールセミナー」では、昨年7月に作成した「スポーツ・コンプライアンス概論」を更にバージョンアップして、皆様の前で講演したいと。嬉しいですね。

 どうですか、皆さん、この際、吉田先生に前もって「スポーツ・コンプライアンス」に関する質問を用意しておきませんか。そうすれば吉田先生の講演は、我々現場の人間にとって、より身近なものになるのではないでしょうか。皆様からの質問、あるいはご意見をお待ちしています。

 皆さんのお力をお借りしてより実り多い「第30回記念日本ティーボールセミナー」にしましょう!