10月18日「 「学生の能力は無限だ」。東京都大学秋季ソフトボールリーグ戦、早稲田大学女子部の活躍をお知らせいたします」

 昨日は、東京都秋季大学ソフトボールリーグ戦(女子の部)の最終日でしたが、雨の為今月30日に延期となりました。リーグ戦が始まったのは10月2日。しかし、早稲田は、第1週はお休みで、9日からのスタートでした。初戦は日本女子体育大学、翌日の2試合目は国士舘大学、いずれも僅差で勝利。戦前の予想では、1試合でも勝てればいいね。といったもの。それは、早稲田はコロナの関係で練習が十分にはできていなかったためです。それが開幕2連勝、1試合ごとに力をつけて来ています。

 そして、迎えた一昨日は、優勝候補筆頭の日本体育大学、1試合を休んでその2時間後にこれまた強豪の東京富士大学とダブルヘッダー。どちらの大学に勝っても大番狂わせ。そこで早稲田はなんと2連勝。凄い凄い! 感動でした。そこで今日はその2試合を私なりに皆さんに報告します。

 先ず日体大戦は、早稲田の先発Mが1回1番を三塁フライ、2番を一塁フライ、3番には四球を出したものの4番を三振。まずまずの立ち上がり。しかし、2回は一死から6番に左翼手オーバーの本塁打を打たれ0対1。5回早稲田は、8番Yの一二塁間を抜くヒットで同点。そのまま、7回まで1対1。8回から延長戦、タイブレークが始まります。先攻の早稲田は、無死三塁二塁にした後、日体大の内野は思い切った前進守備、ここは早稲田絶対的なチャンス。しかし、2番、3番は凡退。そこで内野は深い位置に戻り、ヒットを出しにくくする。4番はそこでセンター前のライナーのヒット。二人が帰って早稲田が3対1。これで勝負は決まりました。まさかまさかの早稲田の勝利でした。

 次に、東京富士大戦、投手は2週間前までコンディショニングの調整で十分な投球練習が出来ていなかったS、捕手も代わって2年生同士のバッテリー。2回東京富士が早稲田の二塁手のエラーもあり1点を先取、そのまま6回表まで0対1が続きました。6回の裏早稲田の攻撃は、二死二塁一塁から二者連続四球でラッキーな1点をゲット。これで1対1の同点、7回最終回、東京富士は二本のヒットで1点。7回裏の早稲田も二本のヒットで2対2の同点に追いつく。8回から日体大戦に引き続き延長タイブレーカー。先攻東京富士は4番が三塁打で3対2とするも、後攻の早稲田二死三塁から日体大戦に続き再び8番Yがレフト前のヒットで3対3の同点。9回早稲田の投手Sが三者凡退に切って取り、その裏早稲田は、二塁走者は前回の最終打者である1番打者、二番がきっちりその走者をバントで送り、一死三塁、そして3番の主将が、右中間へこの試合3本目のヒットが決勝打。二塁走者は本塁に帰り4対3のサヨナラ勝ちでした。

 強敵相手に2試合連続のタイブレーカーからのサヨナラ勝ち。アンビリーバブルです。リーグ戦前の予想では早稲田は断トツで最下位候補。それがこの結果です。私は、以前も現在も良く言う言葉があります。それは「学生の能力は無限だ」「潜在能力を引き出しなさい」「潜在能力を引き出せるような環境、状況を君らで作りなさい」と。正に、これをなし得た瞬間を2度見させてもらいました。

 昨日の日曜日は、4勝0敗の早稲田と3勝0敗の東京女子体育大学との優勝をかけた試合の予定でしたが、雨で30日に延期。早稲田としてはこのいい雰囲気の中で一気に試合をしたかったのですが、雨で水を差されてしまいました。でも、今週末は、関東大学ソフトボール選手権大会です。とてもいい雰囲気で大会に臨めます。選手たちが自分たちの力で良い流れを作り出してくれました。今週末が楽しみです。

 この選手たちは皆、全国小学生ティーボール選手権大会、健康福祉の大会、青木杯、どか点大会、日本ティーボールセミナー等で貢献してくれる学生たちです。勿論全員「日本ティーボール協会公認指導者資格」を有しています。

 今日は、我々にとって最も身近な早稲田大学女子ソフトボールチームの選手たちの活躍を皆さんにお知らせしました。