10月17日 アイオワ州デモイン市長が核兵器禁止条約についてコメント。その地で早稲田ソフトボール2010年「世界一」

 今日は、東京都秋季大学ソフトボールリーグ戦(女子の部)の最終日でしたが、雨の為中止。早稲田大学(4勝0敗)の今日の相手は東京女子体育大学(3勝0敗)。お互いに全勝、優勝をかけて戦う用意はできていたのですが・・・。 今月30日(土)に延期となりました。来週末は、関東大学ソフトボール選手権が群馬県前橋市。来月11月9日からは、8月から延期となっていた全日本大学ソフトボール選手権大会が愛知県安城市でそれぞれ開催されます。大学ソフトボール界も本格的に動き出しています。

 さて、今日の朝日新聞の一面の見出しは、「核禁条約『米は歓迎を』全米市長会議 行動を求める決議」です。内容は「米国内人口3万人以上の1400を超える都市で構成する全米市長会議が、米政府に対し、1月に発効した核兵器禁止条約を歓迎し、核廃絶に向けた即時行動を求める決議を全会一致で採択した」とあります。そこで、他の7市と共同提案したアイオワ州デモイン市のフランク・カウニー氏は、朝日新聞のインタビューに対して、この問題で自分自身の考えと会議の内容をしっかり丁寧に述べられています。

 この件で私は、二つのことを考えました。一つは、アメリカの市長会レベルで、核兵器の問題への意識が高まりつつあることの素晴らしさです。

 もう一つが、アイオワ州デモイン市。実はこのデモイン市、早稲田大学ソフトボール部(男子)にとっては忘れられない思い出の地です。2010年 NAFA(北米ファーストピッチ・ソフトボール協会)主催のワールドシリーズ“アンダー23”のディビジョンで「世界一」になった都市だからです。当時のチームは、もともと、年齢制限のない実力者ぞろいのクラスでの参加を希望していたのですが、NAFA本部が、大学生の年齢だとこのディビジョンに入るよう説得されました。我がチームとしては、過去に年齢制限のないディビジョンで、1996年カンザスで24位、2000年ノースダコタで18位、2002年はオレゴンで5位と順位を上げてきて、そして、2005年ミネソタで優勝「世界一」を取ったのでした。ですから、その5年後も当然年齢制限なしのディビジョンで「世界一」を目指そうとしていたのですが、NAFAの事情で“アンダー23”に入れられたのでした。

 「WASEDA RULES」これは2005年「世界一」になった時に、地元の新聞社が我々に命名した最高のお褒めの言葉です。訳すと「早稲田がルールを作るほど強かった」と言う意味です。この2010年のワールドシリーズ“アンダー23”でもこのクラスではやはり圧倒的に強かったのです。1回戦は16対0、2回戦は8対0、3回戦は10対0、準決勝が事実上の優勝戦でそれが4対3でした。決勝は、やはり圧勝で12対0でした。最高殊勲選手には、西村投手が、そして優秀選手の一人に大嶋匠選手が選ばれました。因みに、この年代のチームは、日本でも大活躍で、当時東日本大学選手権大会5連覇、全日本大学選手権大会3連覇に係ったチームでした。

 デモイン市は、以上のように「ソフトボール=世界一の地」。いい思い出しかありません。この時の選手が現在日本ティーボール協会の西村理事、4名が地方で評議員に就任しています。選手全員が「中級公認指導者認定資格」を有していることは言うまでもありません。そのため、彼らの地域、あるいは勤務先でこの「日本式ティーボール」を確実に広げてくれているのです。

 この下に、当時に作成されたポスターの上の部分を貼り付けます。ご覧ください。大会ロゴには「NAFA 2010 MEN′S FASTPITCH WARLD SERIES」とあり、その下に小さく「WEST DES MOINES & DES MOINES]と書かれています。

 今日は、朝日新聞一面トップが「核兵器禁止条約」ニュースでしたので、アイオワ州デモイン市を思い出し、「ワールドシリーズ」を書きました。(そうそう、皆さん! あの「フィールド・オブ・ドリームス」の地はここですよ。本当に田舎でした)