10月7日 今期も「オオタニさん」の大活躍で、沢山の喜びと勇気と感動を頂きました。来期もカレンダーを観ながら応援します。

 今日「オオタニさん」を書かなかったら、この「理事長からのメッセージ」の評判は、がた落ちになるでしょう! それほど今日は「オオタニさん」を書かねばならない日だと勝手に思っています。

 昨日は今季最後の試合「3番・投手兼指名打者」で出場されました。その結果、投打で規定数を超えました。これはメジャーリーグでは、現在の2リーグ制が確立された1901年以降初めてとなる快挙。世界一の記録です。

 最終戦の相手は、アスレチック。5回1安打1失点の快投でしたが、結果は2対3で敗戦投手。これで今年の「オオタニさん」の全ての成績が確定しました。打率は2割7分3厘、34本塁打、95打点。投手としては15勝9敗。これらの数字は全てが信じられないほど凄いものなのです。それを野球の最高峰、アメリカのメジャーリーグで達成した偉大な選手が「オオタニさん」。正に日本の誇りです。岩手県だけではありません。

 「オオタニさん」の「二刀流」は実に凄いかは、TVや新聞紙上で報道されています。何回見ても、読み直しても素晴らしいです。

 今日、ここでは少し違った視点で「オオタニさん」に注目します。今日の日刊スポーツの1面下の広告。「史上初!前人未到のW規定到達! 大谷翔平選手 2023年カレンダー」とあります。私は「早い!」もう出るの?って感じです。 そこには、「壁掛けカレンダー」と「卓上カレンダー」の2種類が紹介されて「今すぐチェック」とあります。 私はすぐ「欲しい!」。でも、電子系に超弱い私はその「今すぐチェック」の仕方が分かりません。残念! 明日学生に聞きます。来年も「オオタニさん」のカレンダーを見て、毎日笑顔の生活を送りたいですからね。

 話は変わって、私も一応50年以上前、ハワイにおいてソフトボールの招待選手の頃は「二刀流」でした。自慢出来るのは、1970年ハワイAJA(日系米人)ソフトボールリーグで、打者として、打率3割7分9厘でベストテン7位。打点王と本塁打王を獲得。投手としても防御率2.95で第4位の成績でした。多少「二刀流」の難しさを知っています。野球をしていた中学校時代は投手で4番でした。その頃を思い出して、「二刀流」の難しさをここで記述します。

 昨日の「オオタニさん」の出場を興味深く観ていました。それは、一昨日「オオタニさん」は投球する右腕に死球を受けていたからです。硬式野球のボールが体に当たるとそれはそれは痛いです。経験した方は分かるでしょう。「オオタニさん」も一昨日死球を受けた後は、その痛さによりしゃがみ込んでしまいました。激痛が走ったと思います。通常その痛みは1週間ほど消えません。なのに翌日(昨日)はその腕を使って5回までの好投。信じられません。良い意味の怪物です。誰よりもトレーニングをしっかり行い、体を鍛えておられるからでしょう。 

 大魔神のニックネームで有名な佐々木主浩氏が、日刊スポーツに次のような記事を書いていました。「大谷が心配だった。前日の試合で腕に死球を受けたばかり、患部が硬くなって肉離れをしなければいいが、せめて登板は1イニングに限定すべきだと考えていた。杞憂に終わったが、けがに強いことは一流選手の条件。さすがだと感心させられた(後略)」と。

 投手は、右投げの投手が反対の左手の小指を少し切っただけでも、投球時のバランスは微妙に崩れます。同様に、右足に死球を受けたら、その左右の脚のバランスは狂います。それが前日には、投球する腕への死球。投球時において前後左右のバランスを保つには大変難しいです。昨日の投球は、スライダーを右打者の内角にコントロール良く投げたり、反対に、スプリットでシュート気味に外角に投げ分けたりと、コントロールが要求されました。それを成し遂げていたのです。これはまさに神業です。来年に悪い影響が残らないことを願うのは私だけではないでしょう。

 今年の「オオタニさん」は、以上紹介した球種に加えて、カットボール、ツーシームのシンカー、チェンジアップと全てが進化しました。

 今年の「オオタニさん」活躍は、野球界のアーロン・ジャッジとのMVP争いどころのレベルではないでしょう。その活躍は「世界全スポーツ界の中でのMVP」でしょう。「今年世界ナンバーワンのアスリート」です。私は勝手に思っていまが、皆さんは如何ですか?

 メジャーではこれからがポストシーズン。「オオタニさん」は、この季節、さぞかし野球をして活躍したかったでしょう。でも、今からはゆっくり体のケアーをして、また更に鍛えて、来年に備えてください。

 来年も「オオタニさん」のカレンダーを見ながら熱烈に応援します。

 今期も「オオタニさん」の活躍で、コロナ禍ではありますが、沢山の喜びと勇気と感動を頂きました。ありがとうございました。