2月6日「ルール解説24 走者がアウトになるとき②」

 ②走者が野手のタッチを避けようとして、塁間を結ぶ直線から両側1m以上離れて走ったとき。

 このルールは、野球やソフトボールで、よく言われる「3フィート」ルールのことです。この日本式ティーボールはメートル制を採用しているので、ここだけ「3フィート」ルールというわけにはいきません。3フィートは、0.91mです。従って、1メートルとしました。なぜ長くしたかというと、これは、この日本式ティーボールの塁間が、ソフトボールよりも狭いため、走者はオーバーラン(塁間を大きく回るという意味)する確率が高いと判断したためです。

 【注】 オフィシャル・ソフトボール・ルールでは、この件に関して、以下のようにルール化されています。

走者がアウトになる場合 1.走者が野手の触球(タッチのこと・米語ではタッグ)を避けようとして、走路の両側0.91m以上(3フィート以上)離れて走ったとき。

(注1)走路上で野手が守備動作しているとき、その野手の前方または後方に0.91m以上離れて走ってもよい。

(注2)走者がふくらんで走り、進塁・帰塁中に野手の触球を避けるために、その走者の位置と塁とを結ぶ線の両側0.91m以上離れると直ちにアウトになる。

 と記されている。

 ティーボールは、繰り返し述べますが、野球とソフトボールのスターターゲームです。従って、ティーボールのルールブックに載ってないプレーが生じたときは、それは野球やソフトボールのルールに準拠してください。

 日本式ティーボールのルールの各項目は、野球やソフトボールと多少異なることのみを掲載しています。ご理解ください。