4月11日「この週末、凄過ぎ。大谷さん、ダルビッシュ投手、鈴木誠也選手、筒香選手、オオトリは佐々木朗希投手でした」

 4月8・9・10日の週末は、野球界にとって記念すべき出来事が続きました。

 先ず、8日ですが、メジャーリーグで大谷さんが、開幕投手で1番打者。これは近代メジャーリーグでは史上初。投手としては4回3分の2を4安打1失点に纏めました。奪った三振は9個。このうちアストロズの強打の1番打者アルテューべから、3打席3三振を奪う。お見事というしかありません。打者としては、4打数ノーヒット、これは今後の期待ということになりますか。

 メジャー初、いよいよ「大谷翔平ルール」が、採用されました。これは80球を投げ終わった5回二死、電光掲示板には「P(投手)」から「DH(指名打者)」に変更です。これも、メジャーリーグでは、初めてのこと。大谷さんは、メジャーリーグの歴史を創りますね。

 同日、ダルビッシュ有投手が、これまた6回ノーヒットノーランの快投です。ダルビッシュ投手にとっては、2年連続の開幕投手。データーサイト「スタッツ・パフォーム」によると、近代野球以降でナ・リーグ投手が開幕戦で6回以上を投げ相手をノーヒットに抑えたのは初めてだそうです。この記録、大谷さんの新記録の陰であまり大きく報道されていませんが、桁外れに凄いことなのです。この偉業は、いつか日を改めて、しっかり書きたいと思っています。お楽しみに!

 メジャーの打者たちの間では、鈴木誠也選手が、シカゴカブスの6番打者として、開幕スタメンです。5回の第2打席では、昨年のサイヤング賞コービン・バーンズ投手から三遊間をゴロで抜くレフト前のヒット。加えて2四球を選びました。これの出塁率は凄いこと。やりましたね。これからメジャーにどのようにアジャストして行くかがとても楽しみです。

 アジャストし始めたメジャーの日本人打者がいます。それはパイレーツの筒香嘉智内野手。開幕のカージナルス戦は、何と「4番一塁」で先発出場。日本選手が開幕戦で4番を任されるのは、松井秀喜さん以来です。2安打と結果を出しました。レイズ、ドジャース等で苦労して、この活躍です。とても嬉しいですね。和歌山県に建設中の筒香選手の野球場は順調に工事が進んでいますかね。その球場で「和歌山県小学生ティーボール大会」や「近畿小学生ティーボール大会」が出来るようになる。そのクラブハウスには、筒香選手の日本とアメリカで活躍した成果のトロフィーやグッズがある、イメージするだけで楽しいですね。

 そして、最後に皆さんに紹介したいのは、ブルージェイズの加藤豪将選手。私は彼が2013年ドラフト2巡目でヤンキース入りした時から、注目していました。この度、メジャーに昇格です。加藤選手はカリフォルニア州で生まれ、両親は日本人、3歳で日本に移るも6歳で再渡米、高校からドラフトで米球界入り。ヤンキースからマーリンズ、パドレスへて、昨年ブルージェイズとマイナー契約でした。その彼の地道な努力が実りました。「継続は力なり」。これまた、とても嬉しいニュースです。

 9日は、東京六大学野球が3年振りに勝ち点制で開幕。早稲田は法政と対戦し、法政の2年生エースに抑えられ1―4で敗戦。同じく東京都大学1部女子ソフトボールリーグも開幕。早稲田女子の開幕戦は、日本女子体育大学と。結果は3-4で敗戦。男子も女子も初戦は敗戦からのスタートです。大丈夫、これからですよ。

 女子ソフト、翌日の10日は、国士舘戦でした。これは12対10で大逆転勝利。6回には連打連打で大量6点をもぎ取っての勝利。両チーム間での熱闘は、ぜひ皆さんに観ていただきたいほどのナイスゲームでした。思い出深い試合になりました。

 私はこの試合を終えて自宅に帰ったのが8時。ニュースを見ると、佐々木朗希投手が「完全試合」。28年振りの快挙。19奪三振。

 ということは9回で打者は27人に回ります。27人中19人が三振。フェアー地域にボールが飛んだのは、何と7回だけ(捕手へのファウルフライが1回)ということ。起こりえない凄いことが、この佐々木朗希投手によって達成されました。凄過ぎてこの記事は、今書けません。少し時間をください。じっくり考えて、「理事長からのメッセージ」(佐々木朗希投手編)を書きたいと思っています。

 この週末、凄過ぎのレパートリーでした。