4月25日「戸田中央総合病院ソフトボール部勝利。佐々木朗希投手の剛球よりも、球審の態度に驚きました。」

 昨日は随分疲れました。18時に帰宅した時、私の万歩計は18946歩。今年の最高記録を更新しました。自宅から駅まで徒歩で3500歩。武蔵浦和で乗り換えて大宮へ。大宮駅から大宮野球場迄歩きました。大宮球場は我々の時代、上尾高校の野球部の山崎選手がバックスクリーンにホームランを打ち込んだところです。確か長嶋選手が打って以来ということで当時は大変有名になりました。大宮球場に着いてみたら高校野球の埼玉予選が開催されていました。そこで万歩計を見たら6500歩。大宮球場に行ったのは、高校野球を観に行ったのではありません。JDリーグ戸田中央総合病院チームと太陽誘電チームの試合を観戦するためです。

 大宮球場は2か所ありました。県営と市営です。私は間違えて県営に行き、そこから市営球場まで15分歩きようやく着きました。試合開始前に、埼玉県ティーボール協会会長で当病院の会長である中村毅先生に挨拶、先生はいつもの笑顔で私を迎えてくださいました。その折、今年の8月23日(火)「全国小学生ティーボール選手権大会」へのご自身の出席と救急車と看護師さんの手配等をお願いしました。試合会場では、早稲田大学ソフトボール部OBで病院職員の藤野氏が何から何まで準備して下さり、雨の中ではありましたが、楽しく試合を観戦することが出来ました。試合結果は、戸田中央総合病院チームが5ー3で勝利。

 試合後は、早稲田大学卒の選手3人と談笑、その後、福田監督とも久しぶりの対面を果たしました。近々協会事務所かグラウンドの方にお越しくださるようです。福田監督は、元日本代表チームの監督で、日本ソフトボール界が生んだ最高の監督の一人です。スタッフ、選手の皆さんと一緒に勝利を喜びました。3人の選手は昨年の12月26日の「全国小学生ティーボール選手権大会」には、指導者として参加してくれたメンバーです。投手出身の広瀬選手は、大阪の清水フリーバースの女子選手に、ウインドミルの投球方法を教えてくました。この夏の全国大会もきっと、中村先生と共にこの内の何人かは参加をしてくることでしょう。今から楽しみです。

 このソフトボールを観戦している時間帯に、プロ野球界では、佐々木投手の話題で持ちきり。私がこの佐々木投手の試合結果を初めて観たのが、夜10時からのNHKスポーツニュースでした。佐々木投手が「完全」をどこまで伸ばしたか、三振はいくつ取ったか、「完全」を阻止した打者は誰か、注目していました。結果は、オリックスの1番打者福田周平選手が、初回の第1球目の速球を一二塁間ゴロで抜くライト前のヒット。これで「完全」はストップです。動かない速球は打たれます。

 2回2死一塁で、佐々木投手が打者安達を2球で追い込んだ後、3球目がボール。ここで球審がなぜか佐々木投手の方に歩み寄りました。それを、18歳の松川捕手が、その球審の行先を止めようとしています。ニュースだけを観ている私には何が何だか分かりません。

 球審が投手に歩み寄るという行為は、野球やソフトボールでは先ずありません。その球審を、18歳の高校を出たての選手が、止めに入っているのです。類まれなケースです。想像ですが、球審は何かに怒っていたようです。それで佐々木投手に歩み寄って行ったのでしょうか。それを止めに入ったのが先月まで高校生だった松川捕手。

 この光景を見て、私は18歳の松川捕手の大ファンになりそうです。

 私は大学の教員として41年間勤務しました。その間に、18歳から22歳、23歳の学生(青年)に怒る時は、とても考えた末に、その時の「言葉がけと行動」には細心の注意を払いました。

 以前私はこの「理事長からのメッセージ」でも書きましたが、1976年8月、「写真で見るソフトボール」(成美堂出版)を刊行し、その中で、139ページ、打撃の方法、で次のことを書きました。「打者のフルスイングを10とすれば、当てただけのバントは、1の打撃である」。即ち、1、バント(犠牲バント)を行った時。2、プッシュバントを行った時。3・4、チョップバッティングを行った時。5、投手の投球コースに逆らわずチョークグリップを用いて打撃を行った時。6・7は、投手の投球に逆らわず、変形グリップを用いて打撃を行った時。8・9・10は、投手の投球に関係なくフルレングスグリップを用いてフルスイングした時。と。

 これは怒る時も同じです。最高に怒ったときが10だとすると、今朝の日刊スポーツの一面トップ「キレた球審」は間違いなく10。だとすると、その時々の審判が投手への注意の方法は、色々あるはずです。例えば、☆投手が球審に対して不満顔をすると、球審はその投手を睨み返す(8)。☆そのイニングが終わった後、さりげなく投手に歩み寄り、投手を見ながら「にこっ」とする(1・2)。☆イニング終了後に捕手にやんわり注意(5)。☆同様に、監督に丁寧にアドバイス(6)。その指導法、アドバイスの方法はいくらでもあります。でも、10を超える叱り方は、アウトです。それらは、「キレた発言(暴言)、暴力」等です。

 昨日の「キレた球審」は、18歳の才能豊かで、冷静な松川捕手がいてくれたお陰で、ぎりぎり「セーフ」だったようです。

 監督や投手や捕手が、球審に向かって「退場」とは言えません。規則上できません。その「退場」と宣告できる立場の審判員は、常に冷静があってほしいです。

 戸田中央総合病院ソフトボール部の試合を観戦。審判の仕草、マンデーモーニング。スポーツ・野球・ソフトボールの話題は沢山あります。