5月7日 20年前ホワイトハウスの「南庭=サウスローン」にTEEBALL球場、その前はホースシュー、今年は琴の演奏、時代は変わります。筒香選手のボールパークでは?

 春の連休が終了しました。本日から協会事務所も再開です。朝の新聞を読むと、メジャーリーガー大谷選手は9号、10号の本塁打、4打数4安打、3割6分4厘で、本塁打数も打率もトップ。日本のプロ野球では、ソフトバンクの43歳和田投手が今シーズン初勝利、戻って来ました。嬉しいです。

戻ってきたというと、メジャーから日本球界へ復帰のDeNA筒香選手。8回裏逆転スリーラン。2軍戦での成績が17打数3安打、この成績で1軍に上がっても大丈夫かなと心配していたのですが、流石ですね。今後の日本での活躍が楽しみです。そうそう、筒香選手のボールパーク構想、その後は?

 さて、その筒香選手が活躍していたアメリカにおいて、1か月前の4月10日、岸田文雄首相は、国賓待遇で招待されました。国会での英語のスピーチは、ユーモアを交え、議員さんたちの笑顔が絶えないものでした。パーティーには、多くの日米有名人が招待され、その中には、ソフトボールの上野由紀子投手もおられました。野球・ソフトボール好きのバイデン大統領と岸田首相らしい演出ですね。

その訪米の折、岸田首相ご夫妻がホワイトハウスに招待されました。そこの南側に広がる芝の庭、いわゆる「サウスローン」で待ち受けていたのが「さくら、さくら」を琴で奏でた日系人の岡本京子さんと2人のお弟子さんたち。その場所でバイデン大統領と岸田首相、並びに夫人等が記念撮影をされたのでした。

その「サウスローン」には、日本ティーボール協会としては、多くの思い出があります。それは、ジョージ・ブッシュ大統領(子)が、その場所に今から約20年前の「TEEBALL」球場を造ってくれたからです。それを仕掛けたのが、日本ティーボール協会の私達。

2001年5月10日の朝日新聞は、「大統領が『プレーボール』」という見出しで、「ブッシュ大統領が6日、ホワイトハウスの中庭に子どもたちを集め、初めて『ティーボール』の試合を開催した。(中略)にわかづくりの、“球場”では、5歳から8歳の子どもたちが走り回り、大統領は観客席の真ん中に座って試合を見守った。少年時代から野球が好きで、大リーグチームのオーナーだったこともある大統領は、『この第一歩がすべての年代の人たちに野球への駆り立ててくれれば』と期待を語った。ホワイトハウスの庭での試合は今後も続く予定だ。」と。

この時は、元ヤンキースの名捕手ヨギ・ベラたちが招待され、子どもにティーボールを普及させようという活動を、全米各地に広めたのでした。その1年後に、私がホワイトハウスの前の広大な敷地の上に立つと、以前は、中高年・労働者のレクリエーション施設として、ソフトボール場が24面ほどあったのですが、その半分ほどが子どものためのTEEBALL球場に代わっていたのです。驚きましたね。

さて皆さん!このジョージ・ブッシュ大統領(子)がこの「サウスローン」にティーボール球場を造った際、参考にされたのは、「日本式ティーボール」のルールと理念だと知っておられますか?

それは、このホワイトハウスのTEBALL球場を造られる4年前の1997年10月、日本ティーボール協会海部俊樹会長名でジョージ・ブッシュ大統領(父)宛に、以下の書簡を送りました。その内容を観ても明らかです。一部を以下に紹介します。

【前略】

  • 誰でも手軽にできる「ティーボール」を通して、国際的友好親善及び国際平和に貢献する。
  • 地球的規模で、青少年の健全育成を図ることができる。
  • 地球的規模で、身体障碍者と健常者のスポーツ交流を積極的に推進することができる。
  • ベースボールの底辺拡大に寄与し、ベースボールの更なる国際的普及、発展に貢献できる。

勝手ながら、当日は「承諾書」を持参してお願い申し上げたく存じます。関係者一同、ブッシュ大統領の「名誉会長」ご就任を切望しております。何卒ご承引賜りたく、どうぞよろしくお願い申し上げます。

以上です。その後、ブッシュ大統領(父)から、単独の「名誉会長」ではなく、どなたかと「共同名誉会長」なら引き受けましょうという返事が来ました。そのため、海部俊樹会長の許可を得て「共同名誉会長」に。その後このお二人は、世界平和のために役立つ、この日本式ティーボールの発展を温かく見守ってくださっていたのでした。

 これらのやり取りをブッシュ大統領(子)は、正しく理解してくださり、その4年後、サウスローンにTEEBALL球場を造って下さったのでした。

海部先生は生前私に、「ホワイトハウスのサウスローンで、「僕は、ブッシュ大統領(父)と、『ホースシュー(馬蹄投げ)』をやったよ。子どもの代になると『TEEBALL』だね」と。

そして今年は、サウスローンで「さくら、さくら」の琴の音。時代は確実に変わります。20年前に造られたTEEBALL球場は、今、どうなったのでしょうか?

 そして、元メジャーリーガー筒香選手。確か彼の地元和歌山に、ボールパークを建設する構想をお持ちだとか。また、多くの野球少年を育てようとする考えも強いと伺っています。そのような立派な人物(選手)が、日本においても再び大活躍されることが嬉しくてたまりません。頑張れ! 筒香選手!

筒香選手のボールパーク構想の中に「TEEBALL球場」というのは如何ですか?