6月2日「小倉元会長の記事を読み、JSERA(日本スポーツ用品専門店協同組合)の総会を思い出しました。JSERAの皆さんのご活躍を紹介します。」
本日19時から、札幌ドームにおいて「サッカーの国際親善試合 日本対パラグアイ戦」が開催されます。その後、中三日の間隔で、日本はブラジル、ガーナなどと戦います。ヨーロッパで活躍している選手たちも、帰国して万全の態勢で臨みます。これらの一試合一試合がとても楽しみです。今日は午後2時から、この「理事長からのメッセージ」を書き始めています。事務所を早く出て自宅に戻り、この試合をテレビで観たいためです。
今日の日刊スポーツの8面に、日本サッカー協会元会長小倉純二氏が登場です。2002年W杯20年後の証言 W杯招致 紆余曲折をへて、当時大会組織委事務総長代理。その記事で、大きな見出しは「突然の韓国立候補 痛み分けの共催」。小さい見出しは「資金、スタジアム、順風満帆の中 競技力で横やり」とあります。20年前のことをだんだん思い出して来ました。
小倉元会長は、早稲田大学の先輩、サッカーの競技経験はありませんが、国際委員、日本協会専務理事、そしてアジア連盟理事、FIFA理事もお務めになりました。私が彼と最初に出会ったのは、2013年日本スポーツ用品専門店協同組合(JSERA)総会の日。そこで基調講演を行ったのが小倉元会長と私でした。サッカーと野球からの代表がそれぞれ講演したのでした。この時の組合理事長が重森仁氏(現在日本ティーボール協会理事)。控室では、小倉元会長と私は大学の同窓ということもあり、共通の知人の話で盛り上がりました。その時、元日本代表主将加藤久先生の近況についても教えてもらいました。
その時、私の講演を聞いた記者から翌年取材があり、「スポーツ産業新報」(6月10日発行)に、以下の記事が掲載されました。その記事のタイトルは「この人に聞く NPO法人日本ティーボール協会理事長 吉村正氏」 見出しは「JSERAと組み普及振興へ 全国の小学校体育で実施 地域浸透に小売店の力を」でした。この内容は、皆さんにもぜひ知っておいてほしいと思い、以下にそれを紹介します。
記者の質問は、大きく分けて4点ありました。それは、①は、日本におけるティーボール誕生の経緯は?(答えは省略)。②は、普及浸透の推移は?(答えは省略)。
③は、「このほど、JSERAとの取り組みがスタートしました。その背景は?」という質問(ここからはスポーツ産業新報からの引用です)。「吉村 昨年のJSERA全国大会でティーボールの講演を行い、参加された皆さんの反響が大きかった。これをきっかけにJSERAさんと協力して普及振興を図ろうということになった。これまで我々は、小学校の正課体育になることを最大の目標として活動してきた。その反面、地域における普及活動に手が回らなかった。ティーボールは年齢・性別を問わず皆が楽しめるスポーツ。高齢化が進行する中で、特に地方では高齢者の健康維持に頭を悩ませている。その対策としてティーボールは適しており、地元と密着するJSERA加盟各店さんと協力することで普及が進むと期待している。また、小学校や地域社会にティーボールが浸透するのにともない、用品・用具の問題が出てきた。協会では用品・用具の公認制度を設けているが、現実に使われている用品・用具の70~80%は協会非公認もの。現場ではバットやティーが折れるといった事例が出始めており、予期せぬ事故につながる可能性もある。やはり、協会公認の用品・用具を使ってもらうのが安心・安全につながることであり、地元で幅広いネットワークを持つJSERA加盟各店さんがそうしたことの普及活動に大きな力になっていただけると考えている」と。
④の質問は、「JSERA福井県組合では先ごろ、第1回初級指導者認定講習会を開催しました。こうした動きも活発化するようです」。「吉村 初級指導者認定となることで、地元で子ども達を指導したりゲームを開催したりより積極的にティーボールに関与することが出来る。さらに、中級指導者になると小学校において先生の協力者として指導することも可能だ。地元に寝付いたスポーツ店に指導者がいることは、ティーボールの普及に大きな力となる。また、スポーツ店からすると、学校や地域社会との絆をより深める機会にもなり、ビジネス的なメリットも生まれるだろう。今後、福井県組合以外でも講習会を開催する予定であり、大変喜んでいる。この動きが広がれば将来的に、JSERA主導の全国大会も可能になるのではないかと思っている」と。
その後、約10数年間、全国各地で、JSERAが主催する講習会で講師を務めさせていただきました。これらの講習会を開催して下さった方、並びに受講して下さった皆さんに感謝いたします。お陰様で、公認用具の使用も広がりました。また、各地でも大会や講習会も活性化しました。感謝ばかりです。
今年の全国大会各地開催の予選会でもJSERAの資格所得者は見事な活躍です。今年兵庫の全国レクリエーション大会では、JSERA所属の尾川氏が中心です。現在、協会専務兼事務局長の頼住氏と連絡を取り合い、その大会、講習会の成功に向けて様々ご貢献を頂いています。9月18・19日に開催される全国レクリエーション兵庫大会で再開できるのを今から楽しみにしています。
今日は、JSERAの総会でご一緒した小倉元会長の日刊スポーツの記事を読んで、10数年前の当時を思い出し、その後、JSERAの皆さんのティーボール普及活動について少しばかり紹介しました。