6月2日「豪州ソフトボール五輪代表団来日。事前合宿開始です」

 オーストラリア女子ソフトボール五輪代表団が、昨日ついに日本に来ました。2日前にオーストラリアを出発したでニュース。昨夜のテレビは、9時のNHKニュースウオッチ9,10時のテレビ朝日報道ステーションといずれもトップニュース。今日の朝日新聞も一面トップ。東京五輪の開催について様々議論がなされているところですので、心配された方も多いのではないでしょうか。
 オーストラリア女子ソフトボール団の全ての選手は、小学生の頃ティーボールをプレーしているはずです。その選手がソフトボールの五輪選手になりました。活躍されるのを見たい反面、この時期に大丈夫かなと思ったりもします。
 2019年9月17日、18日、早稲田大学ソフトボール女子部は群馬県太田市にいました。このオーストラリア女子ソフトボール団が事前合宿していて、その練習試合の相手をするためです。その一か月前、全日本大学ソフトボール選手権大会で満足な結果を残せなくて、悔しい思いをしていた時に、日本ティーボール協会評議員の西脇さん(太田市スポーツアカデミー)から、オーストラリアと早稲田大学とで練習試合をしないかという連絡が入ったのです。私は学生に国際試合の経験を積ませたい、相手は東京五輪のメダル候補、こんなありがたい申し出はないと思い二つ返事でOKしました。その時の試合結果は、1-5,3-8で早稲田は負け。オリンピックのメダル候補とそこそこいい試合ができました。この程度の試合なら相手に失礼ではなかっただろうと自分自身で納得した記憶があります。それよりも何より、数ある強豪チームが存在する中、よくぞ西脇さんは早稲田にお声かけくださったと感謝でいっぱいでした。
 日本ティーボール協会の関係者の皆さん、西脇さんをご存じですか。「文部科学大臣杯争奪全国小学生(3・4年生)ティーボール選手権大会」と同時開催している「アジアオープンティーボール大会」に参加している「小学生女子だけのチーム・おおたスポーツアカデミー」があります。彼はその引率責任者です。2017年から2019年迄の3年間連続して参加してくれています。その折、西武のメットライフドームで、ボランティアとして参加している早稲田大学ソフトボール女子選手の「献身的な姿勢」に加えて「ソフトボールも強い」という二つの理由でお声がけ頂いたのでした。私は選手に、「オーストラリア選手と友達になりなさい。話しかけなさい」と指示していました。何人かはいい友達になったようです。私もその2日間で監督・コーチ、投手などと楽しい話をしたり、2年後また福島か横浜か太田市でお会いしましょうと約束をしたり、オーストラリアで小学生がティーボールを楽しんでプレーしているという話も聞かせてもらったりもしました。
 実は、そんなこともあって、今から2週間ほど前、西脇さんから電話があり、今年もオーストラリア女子ソフトボール団と6月5,6の土日のいずれかに練習試合は如何ですか、と打診されたのです。2週間前は、東京は緊急事態宣言中、4年生は6月になると教育実習、全員が揃った練習も十分できていないだろう。とても光栄な申し出でしたが、学生の健康が一番ですので丁重にお断りしました。その時は、本当にオーストラリア女子ソフトボール団は日本に来るのだろうかという感じでした。しかし、時は確実に動きます、来ましたね。
 日本での練習試合の相手は、実業団や全日本のチームだそうで、良かったです。コロナ対策では、それぞれが細心の注意を払って行われることでしょう。太田市での事前合宿が実り多いものであることを心より願っています。
 因みに、早稲田大学の男女ソフトボール選手は全員先週の土曜日PCR検査を受けました。全員「-」即ち「陰性」でした。ホッとしています。でもワクチン接種が済むまで気が抜けません。ソフトボールだけでなく、ワクチンとの戦いもまだまだ続きます。
今日の「理事長からのメッセージ」は、コロナがなければ、早稲田はオーストラリアチームと練習試合が再びできたのに。その後も福島のあずま球場か神奈川の横浜球場で彼女たちの試合を見に行けたのに。それを思うと無念さでいっぱいになります。という話でした。
 西脇さん、お声がけ誠にありがとうございました。12月26日、「アジアオープンティーボール大会」で「小学生女子だけのチーム・おおたスポーツアカデミー」お待ちしています。