8月2日「ヤコブス選手１００メートル世界一 早稲田所沢キャンパスで事前合宿？ 彼を見た？ 寺田明日香さん、山内大夢君も所沢？」
ラモントマルチェル・ヤコブス選手が追い風0.1メートルの条件下、９秒80で走り金メダルを獲得しました。聞きなれない名前です。世界で一番早い男として五輪を３連覇したあのウサイン・ボルトが引退したのは2017年。その後100メートルの世界は誰が一番になるか分からない状態が続いていました。そこでこのイタリア人、スキンヘッド、分厚い胸板、右腕を覆うタトゥー、記録はヨーロッパ新。驚きました。ニュースター、ニューヒーローの誕生です。
私が驚いたのは、この快挙だけではありません。実はこのイタリアの陸上選手の事前合宿は、早稲田大学所沢キャンパスで行われているのです。寄宿舎はこのイタリア選手団のために建築したと思われる新しい学生寮、そして、練習場はそこから歩いて３，４分の早稲田大学陸上競技場。ここは、我々ソフトボール部が練習するグラウンドの横を通らなければその場には行けません。選手団は７月の下旬から今もって合宿中。え！！ 私はそのヤコブス選手の顔を見たことがあるかも。でも、分かりません。我々はその選手に近づくことは禁じられています。彼らの練習を遠くから温かく見守るのが、大学での「お・も・て・な・し」。
陸上選手がソフトボール場の横を通る時、私は男女の投手に言いました。「いいか、彼ら彼女らがグラウンドの横を通る時、必ず一番速いボールを投げなさい、その時、間違ってもチェンジアップの練習はしない事、いいですね」これ何故か分かりますか。投手が全力で早いボールを投げれば、力感あふれた凄いアスリートのボールと判断されます。それが、チェンジアップの練習だとそのままその投手は、遅いボールしか投げられないと思われます。そして、更に私の話は続きます。「君ら２メートル前から全力でボールを投げなさい。捕手はそのボールをしっかり捕りなさい」兎に角、彼らに「ソフトボールは凄い、速いと思わせればいいのだ」と。
「イタリアの陸上選手が、練習に行く時横目で、我々の練習を見て、早稲田の投手のボールは速い、凄い思ってくれれば、大成功。それが競技ソフトボールを世界に普及するということだ」と部員に説明しました。部員はその意図を正しく理解して、イタリア選手がグラウンドの横を通る時の投球速度は、気のせいか何時もより早い。それもそうでしょう。正規の投捕間より１、２メートルほど前から投げているのですから。捕手は大変です。
この投手の投球のスピードを見て、ヤコブス選手が世界最速で金メダル獲得、と考えたら、こんなに人生楽しいことはないですね。所沢市、そして早稲田大学は、このヤコブス選手から記念の「サイン」はもらうのでしょうね。もしゲットしたら、所沢市民、あるいは早稲田大学の関係者が数多く見られるところに展示してください。全国各地からそれを見に来たら、常にオープンで見られるようにしてください。所沢市民、早稲田大学の皆さんイタリアの陸上選手をお世話して良かったですね、と思われるようにしてください。この話ホンマに実現しますかね？
そのグラウンドの横に早稲田大学でいう１００号館と１０１号館があります。そこの校舎で受験したのが、同日女子１００メートルハードルで準決勝に出場した寺田明日香選手、この学部の通信制で学びました。ひょっとしたら、早稲田のヤコブス選手が練習した同じグラウンドで競走部の許可を得て走っていたかも知れません。私はもうすでに退職しましたのでこの事実は分かりません。
おっと待ってください。同日そこで走っている現役の選手がいました。４００メートル障害準決勝山内大夢君、４９秒３５でした。現役の学生がオリンピックで活躍するなんて、なんて凄いのでしょう。来週隣の陸上競技場に行き、彼を見てみない振りしてウォーキングしよう。隣のグラウンドで練習している「ソフトボール部」の特権です。
今日の「理事長からのメッセージ」は、地球は、オリンピックは、所沢を中心に回っていると思われる日にしました。これは、勿論、私だけが勝手に思ったことです。悪しからず。そして、最後にダメ押しです。このソフトボール場は、皆さんご存知のように、関東健康福祉大会、青木杯健康福祉ふれあい大会、で使用している球場です。
日本ティーボール協会関係の皆さん、この球場に来られた時は、ヤコブス選手のサイン、隣の陸上競技場で練習している山内大夢君、そしてそこにひょっこりと心のふるさと早稲田大学に戻って来た寺田明日香さんがいる、これ想像しただけでたまりませんね。この湿気の多い、３５度前後の真夏にこんなことを考えながらどのように「涼」を取ろうかと考えています。札幌で行われるマラソン、選手、関係者のことを思うと「涼しくなる」ことを祈ります。
今日はこの後、野球のアメリカ対日本の試合です。「理事長からのメッセージ」はこれにて失礼します。また、明日もしぶとく、オリンピック書きます。今晩の試合は「涼」でなく「熱」でお願いします。では、また明日！