8月31日 映画「フィールド・オブ・ドリームス」と筒香選手の逆転サヨナラホームラン「ここは天国か」です

 昨夜午後9時から、NHK BSプレミアム3で映画「フィールド・オブ・ドリームス」が放映されました。15日前の8月15日に、「ここは天国か」を書きました。1989年に公開されたケビン・コスナー主演の野球映画です。実は、この映画はとても有名ですが、私は観ていなかったのです。そのためか、この映画がテレビで放映されると昨夜家内が教えてくれました。観て良かったです。原案及び脚本がいい。この発想、このアイディアが素晴らしい。とても印象に残る映画でした。私もこの映画と同様というか、今日はこの際、60年前の映画や野球を様々思い出して書くことにします。

 私は先ず映画は観ないのです。早稲田大学の助手から教授迄41年間勤めましたが、その間1度も映画館に行ったことはありません。変わり者です。41年間にテレビを観たとすれば、それはほぼほぼニュースだけでした。今でもその傾向があります。テレビを2、3時間と長く観始めたのは最近です。このコロナ禍において、ステイホームが義務づけられてからなのです。今回の映画を見たのは、多分、学生の時以来ではないでしょうか。55年前の学生時代に映画館に行くというと、3本立ての映画を観て昼食抜き。当時の映画館はたばこ臭くて、暗くて、私が椅子に座ると5分か10分ですぐ寝る。まあ昼寝に行ったようなものでした。当時の映画というと東映は高倉健、鶴田浩二のやくざ映画。大映は勝新太郎、市川雷蔵らの時代劇が記憶に残っています。

 60年程前の高校時代でしょうか、姉に連れられ「サンド・オブ・ミュージック」を観て、めちゃくちゃ感動した記憶があります。この度の「フィールド・オブ・ドリームス」それとは比較はできませんが、この映画は良かったです。1時間45分集中して観ました。私にとってはとても珍しいことです。「サンド・オブ・ミュージック」以来60年振りのことですか。

 さて、60、65年前の日本の野球界・・・。思い出してみます。そうそう、あの張本勲さんと王貞治さんがプロ野球界に入られた時のことです。張本勲さんが入団会見の時言いました。1年前に巨人軍に入団した長嶋茂雄選手に対して「僕は長嶋さんには野球では負けるものはありません。あるとすれば契約金だけです」。おおお!と日本中の野球ファンをびっくりさせた名ゼリフ。今でもこんな張本勲さんのセリフをしっかり覚えています。

 さて、15日前に見たケビン・コスナーとは一味違う25年前の若かりし頃、その演技も堪能しました。その映画が10時45分に終わり、テレビ朝日5チャンネルに切り替えると報道ステーションのスポーツニュース。筒香がやりましたねー!逆転サヨナラホームラン、それも場外への一発。明るい話題です。ピッツバーグ・パイレーツの本拠地PNCパークは、筒香さんにとって「夢の球場・フィールド・オブ・ドリームス」「この球場は天国か」ですね。おめでとうございます。本当におめでとうございます!

 日本のスラッガーがメジャーにいって大変苦労されました。日本の4番打者がレイズと契約、そこでチームの雰囲気になじめなかったのか、十分な成績を残せずドジャースにトレード。そこでもメジャーから降格、ドジャース傘下の3Aのオクラホマシティーでプレー、その屈辱は如何ほどだったかと推測できます。そしてパイレーツにトレードされてこの大活躍、嬉しいですね。

 日本で活躍していた時は、野球の底辺が縮小していることを心配され、野球の底辺拡大にはティーボールの普及がとても大切ということを理解されていた選手でした。そんなこともあり、私は彼のメジャーでの活躍を注目していました。

 今回、ワンダフルです!嬉しいです。新聞報道によると、今まではメジャー投手の150キロ以上の球速に苦戦していたとあります。大丈夫、それにまず適応することです。慣れれば打てますよ、速球は。

 筒香さん!自信ですよ、そして、「フィールド・オブ・ドリームス」「夢の球場」「球場での夢」これを持ち続けて下さい。良い結果が必ずついてきます。今後の更なる活躍を期待致します。