6月8日「笹生優香選手ゴルフ全米女子優勝おめでとう バイリンガルです」

 笹生優花やりましたね。米女子ゴルフツアー・全米女子オープン選手権優勝です。畑岡奈紗とのプレーオフを制し、逆転優勝。畑岡奈紗も準優勝これまた大快挙。今まで岡本綾子、小林浩美、渋野日向子といった元ソフトボール選手の名ゴルファーができえなかった優勝です。凄い、凄い、おめでとうございます。

 昨日、その父子のトレーニングをテレビで見ました。お父さんが野球のゴロを投げる、それを捕る練習、形ができています。そしてバットスイングもなかなかいいです。ソフトボールの名選手になれます。また、両足、両肩に重しを載せてのランニング、川崎のぼる先生の巨人の星を連想させます。大リーグ養成ギブスがヒントですか。桁外れのスケールの大きなゴルフ選手の出現です。日本とフィリピンの両国籍を有しているとか。いいですね。両国で一緒にこの快挙を祝えます。日本とフィリピンの距離がとても短くなりました。スポーツの力ですね。

 2001年6月20日フィリピンで生まれ、4歳で日本へ。そのためか、そしてまた、8歳でフィリピンの行くというか、戻るというか。そのため笹生選手の英語も日本語も上手です。彼女の英語を聞いて感動しました。フィリピンの人はタガロ語、イラカノ語それ以外でも2,3の言語があり、共通語として英語を早くから学びます。学校教育は英語で行われます。

 最近、大坂なおみ選手の英語は別格として、日本で教育を受け、そして海外に出てその国の言語を学び、しっかりと流暢に話す。このような選手が多くなりました。サッカー選手は、中田英選手が先陣を切りましたか。その後、ヨーロッパで活躍する選手達の多くは、見事に、そしてきれいに第二外国語を話します。聞くところによるとサッカー少年は小学生・中学生のころから将来ヨーロッパでプレーするために語学の勉強をしているとか、素晴らしいです。その様な若者ができるだけ数多く出現してほしいですね。バスケットボールの八村塁選手、スキージャンプの高梨沙羅選手、テニスの錦織圭選手、彼ら彼女のインタビューを聞いてると、嬉しくなるような見事な英語を話します。

 私は、1971年8月2年半の留学生活を終え、日本に帰国しました。その時は、アメリカソフトボール団オールスターチームの選手兼通訳でした。でも私の英語は上手くないです。はっきり言って下手です。ハワイなまりの英語、ピジョンイングリッシュです。直訳するとピジョンとは鳩。そうです鳩の英語ttotottoと鳩のようなポツンポツンと切って話す言葉です。当時のハワイの英語はそれが多かったのです。だから、本土のアメリカ人からするとそれは正式な英語(イングリッシュ)ではないと。ひどい時は、「ユウはミイのアイカネか?」この意味分かりますか。これは「あなたは、私の友達か」という意味です。これはハワイの人しか分かりません。ひどいものです。

 今の超エリートのスポーツ選手が、第二、第三の外国語を日本語なまりは少なく流暢に話すのです。私は彼ら彼女を尊敬します。私には到底できない芸当でした。最近は野球の選手も英語が上手になって来たと聞きます。マリナーズにいた長谷川投手、今のオオタニサンもとても進歩されていると聞きます。野球は比較的言葉を発しなくても、投手は打者に打たれなければいい。打者は打てばいい。それで通用するスポーツです。でも、語学をアメリカでしっかり学ぼうとする日本人メジャーリーガーが増えつつあると聞いています。嬉しいです。スポーツの国際化。スポーツのルールは第二、第三の共通の言語だともいわれます。言葉が通じて、ルールがお互い分かり合えるようになればこれは鬼に金棒です。

 笹生さん、日本とフィリピンの架け橋だけでなく、世界に大きく羽ばたいてください。ゴルフが世界一で、言葉が英語、日本語、タガロ語、聞くところによるとタイ語も韓国語も少しできるとか、凄すぎます。今19歳、いくらでも言葉が頭に入る年齢です。これからバイリンガルで、世界で愛され、将来この全米での栄光が多くの人によって語り継がれるような立派なアスリートに育ってください。

 今日は、昔アメリカに留学した英語の上手くない人から、魅力あふれる笹生さんへのメッセージでした。  私も今から英語の辞書でも引っ張り出して、ピジョンイングリッシュの復習でもするかなあ。