8月24日「甲子園女子 高知中央高校(難波元校長)準優勝 男子は近江が大阪桐蔭に勝つ 多賀監督凄い オオタニさんも」

 昨日は、甲子園が熱かった。第25回全国高校女子硬式野球選手権大会の決勝が史上初めて甲子園球場で開催され、結果は神戸弘陵高校が高知中央高校を4対0で勝利した。

 高知中央高校の女子硬式野球部は3年前に創設された新しいチーム。その時の校長先生がなんと日本ティーボール協会参与の難波先生。皆さんご存知でしたか。難波先生は、この日本ティーボール協会を創設したときから、近畿地区で大変なご貢献を頂きました。私にとって最も印象に残っているのは、協会を創設した翌年1994年8月31日、滋賀県長浜ドームで「第1回近畿オープンティーボール大会」を開催した時のことです。当時勤務されていた関西テレビからお休みを取り大会会場に駆けつけてくださったのです。当時の難波先生は関西テレビの看板番組「プロ野球ニュース」等を担当されていた記憶があります。それからというものは、常にこの日本式ティーボールを頭の隅に置き野球の底辺拡大はこのティーボールしかないという信念の基、行動・協力して下さいました。本当に野球の好きな先生です。そのテレビマンが、5,6年前でしょうか、高知中央高校の校長に転職。そしてそこでの、素晴らしい監督と部長先生との出会いによって、校長という立場で女子野球部創設する決意をされたのでした。

 2018年9月、高知県高知市で「全国レクリエーション大会」が開催され、そこでも難波先生は、地元の校長先生である尾木評議員と高校の先生である山崎評議員とが中心となり立派な「ティーボール大会」を開催してくださったのでした。この大会1,2年前に私は高知県で講習会をさせて頂いた時、難波校長先生から「吉村先生!女子の硬式野球チームを創設しようと思うが、先生の考えは?」と質問されたのをよく覚えています。私の返事は、ベリーシンプル。「いいですね。夢がありますね」これで終わり。そのチームが、昨日準優勝です。早速今朝、難波先生に電話して、盛り上がりました。

 次の甲子園、この夏優勝候補NO1の大阪桐蔭が同じ近畿代表滋賀県の近江高校に負けました。新聞報道では、「大阪桐蔭15年振り2回戦で涙」「1-4から近江『不思議な勝ち』」負けた西谷監督「監督の力不足 やりたい野球された」と。勝った多賀監督「100試合分の値打ち」があると。試合は2回が終わったところで大阪桐蔭は4対0でリード。この試合どう考えても、大阪桐蔭の一方的な勝利だろうと誰もが推測します。多賀監督は、0対4で負けているのに、3回裏スクイズで1点を返しました。多賀監督は、「1点をまず返すと、選手もよしやれる」と思うとのこと。でも普通に考えれば大阪桐蔭に1点をスクイズで返したところで、また、4,5,6回に2点、3点と取られるだろうと考えます。でも、結果はこのスクイズが良かった。近江の勝利、多賀監督、誠におめでとうございます。

 この結果を見て、今朝私は高校の同級生、野球の事なら何でも知っている法政大OBの山崎君(協会評議員)に電話をしました。多賀監督ってどんな人? 山崎評議員の返事は、原田君(龍谷大学付属平安高校野球部監督)の1年先輩だよ。西村さんが監督の時の選手。西村さんは平安高校から法政大、あの藤野ー野口のバッテリーの時の5番ライト。まあ、すらすらと昔の野球選手の名前が出てきます。藤野さんは東映へ、野口さんは巨人へ行った私たちの4年先輩。当時はとても有名でした。そうか西村さんの教え子か? それは素晴らしい。まだ一度もお会いしていないが多賀監督、ビッグ・アプセット(大番狂わせ)誠におめでとうございます。ガンバレ!後輩!

 甲子園を書きだすと止まりません。今日はこれくらいで失礼します。

 そうそう、歴史を作るオオタニさん。昨日はどうでした? 昨日はなんとペンシルベニア州ウイリアムポートにいました。ご存知のように、リトルリーグの聖地です。私は1969年に行きました。今から53年前ですか。アメリカ式ティーボールを終えた選手がリトルリーグに行きます。その子ども達の前で、素振り、サイン会、そして試合では「インディアンス戦で1番・DH」で出場。2打数1安打2四球、1盗塁を記録。ホームランは出ませんでした。リトルリーガ―からも「ショウへイ」コールですって。アメリカ人にとっては「ショーへイ」は発音しやすいですね。それにしてもいい光景です。

 オオタニさん!アメリカのリトルリーグの選手は9歳から12歳の子ども達のみです。その前の4歳から8歳まではアメリカ式ティーボールをプレーします。このことも知っておいてくださいね。今後も「ケガ」の無いよう大活躍されることを願っています。

 今日は日本・アメリカの野球の聖地である甲子園、ウイリアムスポートでの話でした。