10月1日「クワドラプル100」「45・25」達成、オオタニさん! 「2桁勝利&2桁本塁打」は来年再チャレンジです

 「クワドラプル100」、これは何を意味するか分かりますか。私は初めて聞きました。これは1シーズンに100安打、100得点、100投球回、100奪三振を獲得することだそうです。これを達成したのは世界で一人、それはやはりわれらのオオタニさん。

 「45・25クラブ」というのもあるそうです。これは45本塁打&25盗塁以上を獲得した選手のみが入会できるそうです。会員は5名でオオタニさんは6人目。これまた凄いです。

 「2桁勝利&2桁本塁打」。この記録はベーブルースが持っていたので、今シーズンとても注目されていましたが、昨日マドン監督とオオタニさんが話し合って、今年はこの後4試合は投手としては出場せず、打者に専念するとのことになりました。その結果、オオタニさんがベーブルースの次の記録保持者となりました。なんて凄いことなんでしょう。もう伝説です。来年の再チャレンジを楽しみにしましょう。

 ここでオオタニさんの「100得点の意味」を考えてみます。得点が多くなるのは、1,2番の出塁率の高い選手で、駿足好打の野手。また、3,4,5番打者に強打者がそろっている1,2番の選手。これが野球界の常識です。それが野手でない投手が100得点するなんて信じられません。過去の100得点した日本人メジャーリーガーを思い出すとあのイチローさんが8回。さすがに桁外れ。そしてもう一人は松井秀喜さんの3回。松井さんはクリーンナップを打つことが多かったのですが、チームがヤンキースですから、下位打線も強打者がそろっていたのです。どこからでも点が入るチームでした。オオタニさんにとって、今年のエンジェルスは強打者のトラウトもレンドンもアップトンもいません。ですから、ワールドシリーズどころかポストシーズンも進出不可能となりました。そこでの「100得点」です。驚くことばかりです。

 オオタニさん! 改めて「クワドラプル100」と「45・25」の達成、誠におめでとうございます。 

「2桁勝利&2桁本塁打」に挑戦は、来シーズのお楽しみ。後の4試合で、またまた聞いたことのないようなスケールの大きい記録を残されるのか、楽しみです。

そして最後は、シーズン終了後、即ち、ワールドシリーズ終了後に発表されるMVP。どうなりますか、これまた大きな大きな楽しみですね。