2月19日 佐々木鱗太郎選手(花巻東高校)がスタンフォード大学野球部に進学。活躍を祈ります。

 佐々木鱗太郎選手(花巻東高校)の進学先が決まりました。スタンフォード大学です。東のハーバート、西のスタンフォードと言われるアメリカの超一流大学です。私はソフトボールのワールドシリーズに6回出場していますが、アメリカ本土でワセダ?と聞かれると、「早稲田大学とは、アメリカでいうとハーバートかスタンフォードのような大学です」とよくほらを吹きました。

 スタンフォード大学出身で、有名なスポーツ選手と言うと、ゴルフのタイガー・ウッズ選手が思い出されます。次に、テニスのマッケンロー選手。その他では、元総理大臣の鳩山由紀夫氏、それに歌手のアグネス・チャン氏ですか。彼女の3人の息子さんもこの大学でした 。世界の超一流の人たちが集まる大学です。2024年の世界大学ランキング1位は英国のオックスフォード大学、スタンフォード大学は2位です。因みに、東京大学は29位、京都大学は55位。

 日本ティーボール協会にスタンフォード大学のOBはいないかというと、おられました。顧問のマーティー・キーナート氏です。彼は日本ティーボールセミナーや全国小学生ティーボール選手権大会(西武ドーム)にも数回来てくれました。知的で野球をこよなく愛し、野球関係の著書も数多く出版されています。東北楽天ゴールデンイーグルスの初代GMでもありました。早稲田大学でも客員教授として、毎回熱の入った講義をして下さいました。

 彼が日本ティーボール協会において最も貢献してくれたのは、私が日本語で書いた海部俊樹会長からジョージ・ブッシュ大統領(父)に宛てた手紙を、英語に翻訳してくれたことです。そのお陰で日本発の「国際ティーボール連盟」の「共同会長」をブッシュ大統領はお引き受けくださったのでした。

彼と私は一緒に海部会長の事務所に行き、そこで彼は翻訳作業を行ったのでした。

 ロスアンジェルス・ドジャースのオーナーであったピーター・オマリー氏が、早稲田大学に来られた時、彼はオマリー氏の友人として通訳を引き受けてくれたこともありました。その時3人で撮った写真は私の宝物の一つです。

ノンフィクション作家佐山和夫氏と彼と私の3人が、品川駅近くの焼き肉店で、夜遅くまでメジャーリーグの話しをしたことは良い思い出の一つになっています。

 スタンフォード大学に限らず、アメリカの一流大学では、スカラシップ(奨学金)制度があり、世界の有能な学生、スポーツ選手や芸能人を入学させようとします。この場合、ランク付けがあって、佐々木選手の場合は最高評価を得たように思われます。それは彼の高校時代の学業成績と野球の成績が抜群に素晴らしかったからです。新聞報道では、学費や寮費等も大学が全額負担するそうです。ということは、ユニフォームの洗濯代、遠征費、更にはお小遣いまで付くことが考えられます。

 高校時代の野球の成績は、通算打率4割1分3厘、出塁率5割1分4厘、長打率8割8厘という凄さ。それに加え、これは私の推測ですが、花巻東高校という大谷選手と菊池投手が出た高校だということ。更にその高校の監督さんが父親という環境。

花巻東高校、強打者、日本の高校選手でもNCAAのリーグで大活躍できるとアスレティック・コンプレックス(スタンフォード大学スポーツ局)で評価したのではないでしょうか。容易に想像できます。

スタンフォード大学野球部エスカー監督は、「入学当初からクリーンアップを打ってもらう」と約束しています。物凄い高い評価です。

 佐々木鱗太郎選手!スタンフォード大学野球部で大活躍。

そうすれば、ワールドシリーズで私が地元の新聞記者に「早稲田大学は、スタンフォード大学のようなもの」といったことがあながちほらではないと信じてもらえるかも?

佐々木鱗太郎選手!「文武両道」、アメリカでの活躍を祈ります。