4月14日「藤川恭英理事 朝日新聞にまたまた投稿。「学校と地域の協働・融合」について」

 昨日、藤川恭英理事の投稿記事が朝日新聞にオピニオンのところで掲載されました。

 内容は、「学校と地域が協働・融合」について「学校・地域 常識を見直す」というものです。「休日に教師が部活動指導に携わる必要をなくし、地域に段階的に移行を図り合理的、効率的な部活動を推進する」ことへの藤川さんのお考えが「私の視点」に掲載されたのです。

 これを受けて、頼住道夫専務理事は早速藤川さんに「藤川理事のおっしゃる通り、学校と地域との連絡協議会設置は大事だと思います」と、更に彼は、「学校部活動に代わり、地域での専門的スポーツ(文化的)クラブを教師も交えて設置、運営が必要かとも感じております」とティーボール協会のメールアドレスを通して返信していました。

 藤川理事は東京都世田谷区職員、頼住専務理事は元校長、地域と学校の代表、このやりとりは面白いです。私も地元で教育委員を18年勤めました。実はその前は社会教育委員の副議長でした。今から、30年ぐらい前です。この時、社会教育委員会では、教育委員会の中に「人材バンク」を用意し、そこで私は「小学校や中学校の部活(スポーツも文化部も含む)で指導できる地域の教育マインドを持った方の発掘に全力投球したら」とアドバイスしていたのを思い出します。地域には立派な方が大勢おられます。今でもその時の会議の雰囲気と内容を正確に記憶しています。

 このように30年前社会教育委員会で真剣に議論したことは、今はどのようになっているのでしょうか。一度教育委員会に行って「地域と学校の協働・融合」について聞いてみたいです。

 難しい問題が山積しているのですか。全国で多くの成功例があるといいのですが・・・。

 日本ティーボール協会では、T.T.Aの公認指導者資格をおとりになった方には、その地域の教育委員会の「人材バンク」に必ず登録して下さいといつも言ってます。小学校の先生の中には体育、そしてベースボール型の指導の苦手な方がおられます。それを助けてあげてください。喜ばれますよきっと、と。

 私はこのような考えを持っていますので、「高校の全ての野球部員に母校の小学校にボランティアでベースボール型(ティーボール)の指導に行かせたらいかがですか」と3・4年ほど前、大阪の高野連本部で副会長のお二人にアドバイスさせていただきました。これは小学校の先生方喜ばれるだけでなく、野球部員・高校生の現場実習になります。

 野球部員は小学生を教えることの難しさを学習できるのです、それが自分の成長につながるのです。と熱っぽく語りました。お二人の副会長は真剣に聞いて下さいました。

 同様のことを、地域の運動具店の経営者の全国大会総会の前の講演会でも、似たような話はさせて頂きました。

 「学校と地域の協働・融合」について「ティーボール指導」だけに関していえば、全国で多くの成功例があると思います。

 さてその投稿者の藤川さん、読者の皆さん記憶されていますか。私は今年の3月2日に彼のことをこの「理事長からのメッセージ」で書きました。そこには、「藤川さんは子供好き、教育マインドをお持ち」、「朝日新聞初め新聞雑誌でその時々にタイムリーとなる評論を投稿されています」、「活躍は世田谷区だけでないのです。その姿勢はいつも日本を世界を見据えておられます」と書きました。今回も実に全日本を見据えたタイムリーヒットです。

 藤川さんの日体大野球部の後輩に久保田先生がおられます。彼の記事も、同じく朝日新聞で約1ヵ月前取り上げられました。日体大野球部のお二人大活躍中です。これらを嬉しく思い紹介しまくるのが、先輩・年配者の仕事です。このような仕事は楽しいです。

 私も、この「理事長からのメッセージ」を書いています。藤川さんのオピニオン記事ほど格調高くないですが、ものを書くというのは結構以上に大変です。でもこのように藤川さんの記事が朝日新聞で取り上げられ、その後、頼住さんや私のような教育界にいたものとメール等でやり取りするのは楽しいです。

 どうですか、ティーボール協会の関係者の皆さん、このパソコン等を使用して、爽やかなスポーツ談義、また今回のように教育論、指導論、子どもの問題、様々議論をしませんか。

 藤川さんの記事を読んで、そして頼住さんの返信を見てこのように感じました。

 皆さんからの投稿をお待ちしています。