4月22日 親子遊びを「創造・クリエーション」しましょう!

 柔らかいボールを使用して、「スロー、ラン、ピックアップ」や「キャッチボール」を昨日提案しました。このコロナ禍で今、「親子のレクリエーション」が見直されています。それはお父さんが、自宅にいる時間がとても長くなったからです。

 「レクリエーション」今よく使われる言葉です。日本ティーボール協会も日本レクリエーション協会に加盟しています。そのため、毎年全国大会の案内や講習会の連絡が来ます。文科省からの通達もこの日本レクリエーション協会を通してくる場合が多いです。とてもありがたいです。今年の第75回全国レクリエーション大会2021は、福島で開催されます。その中でのティーボール大会は、9月18日、あずま総合運動公園軟式野球場で開かれます。これはホームページでもこの「理事長からのメッセージ」でも、皆さんにお伝えしている通りです。

 さて本題の「レクリエーション」。これを正確に理解する方は、日本では決して多くありません。

 ここで少しレクリエーションの「語源」から学びましょう。

 レクリエーションは、二通りの意味があるというのが一般的な考え方です。

 一つは、「レク・リエーション」です。もう一つは、「リ、クリエーション」です。前者は英語で書くと「REC・REATION」いわゆるレクです。意味は①気晴らし、娯楽、休養、保養、余暇善用、慰安、②他から強制のない自由な活動、③愉快な活動、④報酬を求めない活動となります。

 二つ後者は、「リ・クリエーション」です。英語で書くと「RE・CREATION」。「RE」は接頭語で、「新たに」「反対に」「相互に」、そして「CREATION」は、「創造」「建設」「発生」の意となるのです。そのため、この時のレクリエーションは、「新たなる創造」「反対の建設」となるのです。

 次の学びは、遊びやレクの研究者はどのように「定義」しているかです。古くは遊戯やレクリエーションについて、「エネルギー過剰説」(シラーやスペンサー)、「生活準備説」(グロース)「浄化説」(カー)、「本能説」(ジェームス)等が有名でした。

 1950年代に入り、バトラー、ニューメイヤー、その後60年代、70年代に入りマイヤーやグレイなどがそれぞれの立場で、レクリエーションの概念を発表しました。それらを総括して分かりやすく下記に私が「レクリエーション」とはを箇条書きします。

 ①外部からの強制なしに人がそれを欲求し、行うもの。

 ②身体的、精神的、社会的ストレスからの気分転換

 ③各人が各ように楽しむことができるもの

 ④余暇に行うもの

 ⑤報酬によって強制されないし、また、報酬を得てもよいが、報酬を求めない活動

 このようになります。従って、ある人のレクリエーションは、スポーツ活動であったり、ティーボール活動であったり、学習、読書、工作、演劇、歌などであったりするのです。

 さあ、お父さん!まず上記「レクリエーション」の①です。自分から自分の意志で子どもと楽しく遊びましょう。次に②です。子どもと遊んで日頃のストレスからの気分転換をしましょう。そして③です。自分が好きなものを子どもに優しく、笑顔が出るように一緒に楽しみましょう。④テレワークやズーム会議のように忙しい時でなく、余暇に行いましょう。最後は⑤報酬を求めないでまずは「レク」を楽しみましょう。

 一方、遊び方も様々考えましょう。「リ・クリエーション、再創造」の活動です。私の大好きな言葉です。皆さんはこの言葉をどのようにとらえられますか。物を作りだす遊びです。これが仕事の方も大勢おられます。このコロナ禍において「新しい様式」での挑戦。まさにこれは、「再創造」です。この時代をどのように乗り切るかです。

 子どもの遊びの中に、なぜ砂場があるのですか。これは「再創造」。遊びの中から何かを作り上げさせるためです。砂場では、すぐ山ができます。谷もできます。近くに必ず蛇口があります。これはその山に水を流せば川ができ、湖も簡単に作れます。スコップがあれば、更にスケールの大きな遊びができます。遊びの中で子どもは創造力を身に着けていくのです。これ遊びやレクリエーションの基本です。更にこの遊びの延長で泥んこ遊びがあります。全身着ているものがドロドロになります。お父さん!お母さん!この遊び、洗濯が大変だからと言って怒ってはいけません。

 大学の先生、研究者は今までの概念を崩して、新しい理論を構築していく。その最初の学習が、遊びが、この砂遊びと言っても過言ではありません。

 さあ!そこでティーボールです。柔らかいボールを使用して、「遊びの創造」「あそびを創る」のです。自分の名前を取って「鈴木さんあそび」「佐藤さんあそび」「田中さんあそび」「吉村さんあそび」いいですね。何か横浜のラーメンのお店みたいですが、そこには「その家庭だけにある魅力的なあそび」くどいようですが「あそびを創る」これで行きましょう。書いていても楽しくなります。創造して作り上げたら楽しいでしょうね。

 各家庭に独自の「親子のレクリエーション」。その中には必ず「ティーボールあそび」を入れる。「スロー、ラン、ピックアップ」も入れる。勿論「キャッチボール」も。そしてその名が「吉村さんあそび・ティーボール」です。この場合私おじいちゃんが入りますから「親子3代レクリエーション」になりますね。これで行きましょう。皆さんどうですか。

 「鈴木さんあそび」「佐藤さんあそび」「田中さんあそび」。次に多い名前の方は誰ですか。皆さんと競争でーす。

 一番面白い「親子レクリエーション」にはどの家庭でしょうか!