7月15日 野球を3度楽しみました 球宴のやる前、やっている時、やり終えた後。オオタニさん!ありがとう 次は「一球野球」でオリンピック

 オオタニさん!2日間誠にありがとうございました。私はこの2日間だけでなくその前も、その後も楽しませて頂きました。スポーツには三つの楽しみ方があると言います。一つは、スポーツをやる前の楽しさ。分かりやすく言うと、運動会や遠足の好きな人は、その日が来るまで、指折り数えて待つ楽しさ。二つはプレー中の楽しさ。三つは終わった後の楽しさ。甲子園を目指す球児は、練習を終えた後のあの一杯の水、美味しいです。克服感、満足感その楽しさ。今回のオオタニさん「ショウタイム」(劇場)。前、中、後、三つとも最高でした。

 昨日のオールスター「1番DHなのに先発投手」。私は監督として何百回スターティングメンバーに選手の名前を書いたか。こんな野球のルールどこ探してもありません。一枚のいわゆる打順表に同じ人の名が二箇所? オオタニさんのために制定した今年のアメリカオールスター特別ルール。柔軟性に富みべリーグ―。アメリカは開会式を見ても、本当に演出が上手です。スター選手を何よりも大事にします。

 試合開始。第一打席二遊間抜けたかなと思ったのですが、結果はセカンドゴロアウト。そして次はいよいよ先発投手。こんな演出、まずありえません。しかもそれが世界最高峰のメジャーリーグのオールスターで。一番を外野フライでワンアウト、二番・三番は続けて内野ゴロでチェンジ。これでお役御免、次の投手に交代。ここからは、打者一本。打撃に集中できます。二打席目は、本当に期待しました。結果は、ファーストゴロアウト。でも、オオタニさんはプレー中、笑顔・笑顔の連発、私も何故か笑顔。「もらい泣き」という言葉はよく使いますが、私は「もらい笑顔」「もらい笑い」です。このオールスター、世界の多くの人が喜びました。オオタニさんは大大スターです。

 結局、昨日夕刊は、フジ、ゲンダイ、東京スポーツの3紙。今日は朝日、サンケイ、スポニチ、日刊スポーツと7紙読みました。多くの人は、私を「バカ」、関西の人は「アホ」と言うでしょう。言われたら、言い返します。オオタニさんのフアンだもん。日本の経済活性化に貢献しているもん。ちょっとオーバーです。7紙買って読んでも私にとってはそんなに高くない買い物。これで10倍喜べるのですから。今日の夕刊も買ってみよう。まだまだオオタニさんの余韻を楽しみます。

 さて、オオタニさんでとても印象に残ったことが三つあります。一つ目、昨日の試合開始前、ブルペンからマウンドに行く途中、グラウンドに紙くずと思われるものが落ちていました。彼はそれを自然のスタイルで拾って、自分のお尻のポケットに入れました。お見事。この一連の動作、アメリカ人は驚きます。感動させました。二つ目、昨年まで地元ロッキーズに所属していたアレナド(現カージナルス)が打席に入る場面で、オオタニさんは一度マウンドを降りファンが祝福するための「間」を取った。これ私は物凄く印象に残りました。彼は最高の演出家です。 皆さんは気が付きましたか。大歓声が上がったときのことです、スタンディングオベーションと拍手。拍手が収まってからオオタニさん再びマウンドへ。これアレナドはオオタニさんに感謝します。そしてアレナドは本当に嬉しかったでしょうね。三つ目、ホームラン競争の時のNHKのレポーターが、あの元NHKアナウンサーの「久保純子」さん。びっくりしました。今、ニューヨークにお住まいだとか。質問されているオオタニさんは彼女が誰かを知らないでしょう。このインタビューを聞いているもの楽しかったです。皆さんご存じですか。私の父方の姓は「久保」です。

 私のMLBのオールスターは、今日の夕刊を買って、読んでひとまず「パウ・オールレディー」。この意味分かりますか。ハワイ語で「パウ」は「終わり」。「オールレディー」は「すでに」という意味です。多くのハワイの球友たちもオオタニさんをリスペクトしてくれていると思います。ハワイだけではないですね。野球に興味のある国のほとんど全ての人が楽しみました。

 来週からは、オリンピックウイークと称して「オリンピック」を書きます。一方、日本ティーボール協会のホームページでは、7年後のロスアンゼルスオリンピックではどのような形態すれば世界でこの「ベースボール」「ソフトボール」が競技として評価されるか、シリーズとして掲載していこうと思っています。スケールの「バカデカい話」になります。「日本ティーボール協会が、世界の野球とソフトボールを救う」。くどいようですが、「一球野球、一球ソフトボール、ツースリー野球、スリーツー・ソフトボール」のことです。最近では、「ワンピッチ・ベースボール」「ワンピッチ・ソフトボール」の名前もいいなと思い始めています。お楽しみに。