7月30日「ウルフ、浜田(金) オオタニさん 侍野球」

 昨日のオリンピック金は、浜田、ウルフの二人。それにしても日本柔道連日の「金」は本当に立派です。浜田尚里さん、私は父方の故郷栃木県真岡市その隣は益子市、そこに人間国宝の「濱田庄司」さんがおられ、間接的にお付き合いもありました。同姓同名か?
「しょうじ」さんに「しょうり」さん。覚えやすいです。浜田尚里さん78キロ級での金。おめでとうございます。それにしても「寝技」でオール1本勝。要した時間は4戦で計7分42秒。皆見た目は圧勝でした。78キロ級は相手選手は背も高く、足も手も長いので「立ち技」で勝利するのは大変です。そこで浜田さんは伝家の宝刀「あり地獄」と恐れられる「寝技」。これが凄いのです。

 以前も書きましたが、立ち技の東京講道館、寝技の京都武徳会、こんなことが昔はよく言われました。平安高校で3年間担任の森下先生は柔道9段、当時の同志社大学柔道部師範兄の恩師海老井先生も8段、この両先生は、京都の武徳会柔道から講道館柔道で活躍された先生。もともと寝技が得意。私も柔道の授業で、担任の森下先生に最初は立ち技で勝負したのですが、すぐに寝技に引き込まれて、簡単に抑え込まれました。私は森下先生のお陰で、寝技の威力って物凄いのを知っています。浜田さん、人間国宝の濱田さんとは分野は全然違いますが、お二人とも桁外れに凄いです。益々ガンバレ!

 ウルフ・アロンさん、ウルフとは「狼」と訳します。まさに狼のように精悍で、機敏で、カッコ良かったです。そこでもう一人カッコよかったウルフ。そうです相撲の「千代の富士」。別名ウルフでした。千代の富士は強かった。無敵、筋肉粒々、前みつをまずとってグイっと相手を引き付けて、投げ飛ばす。名横綱でした。ウルフさん千代の富士関と被ります。決勝は9分35秒の死闘。決まり手は大外刈りで見事に1本。これで、世界選手権、全日本選手権と合わせて「三冠王」。日本柔道では、8人しかこれを達成していないそうです。ウルフさん!千代の富士関と同様かっこいいです!

 さて、ウルフの「三冠王」と書くと、ウン!あのオオタニさんは今どうしているのかな。

 「MVP」「MVP」とアメリカメジャーでは大変です。ここでちょっとオリンピックから離れます。オオタニさん!一昨日、ロッキーズ戦、特大36号。これは2019年あのトラウトが記録した7月中球団最多35本をこの時点で越えました。このホームランの飛距離は141メートル、アメリカでは463フィートと言います。昔、南海ホークスは、スラッガーを揃え「400フィート打線」と言いました。そんなレベルではありません。そして、今日の新聞によると、昨日またまた打ちました。2位ゲレロに5差に逆転37号。オオタニさんのお陰で、2位ゲレロまで日本で有名になっています。ホームランに次いで、打点は81。この数字は現在ディーバースに次いで2位。打点を英語で「RBI」と言い、この賞を取ると、メジャーで本塁打と同等の物凄く高い評価を受けます。近々「MVP」コールに続き「RBI」コールが起こるのではないでしょうか。これで「2冠」。もう一つはと言うと、本来「首位打者」ですがそれはちょっと横に置いといて、オオタニさんは、「投手」としての仕事があります。この本格的「二刀流」メジャーの歴史では初めてです。アメリカではオオタニさんの今の状況を、この成績をどのように英語で表現するのか、またまた楽しみでです。

 明日は、侍ジャパン、メキシコとの戦いです。一昨日は少し心配しました。9回執念で逆転勝。坂本が決めてくれました。投手交代は、山本が先発、その後青柳、平良、山崎、最後は栗林でした。稲葉監督がベンチから出て選手交代を告げるとき、いつも隣にいる通訳Hさん、彼は所沢市出身、早稲田大学ソフトボール部OB,日本ティーボール協会公認中級指導者資格保持者です。ドジャースのオマリーさんの下で研修を受け、その後もしっかり学習して、英語も更に上手になったようです。明日は、メキシコ戦、英語はダメですよ。相手はスペイン語ですよ。大丈夫かなあ。心配です。でも、試合はとても楽しみです。