9月2日 西の横綱オオタニさん! 東の横綱 ジャッジとの「MVP争い」注目です!

 アメリカ時間、8月31日のオオタニさんの活躍は凄まじいものがありました。メジャー初「10勝&30発」。対ニューヨーク・ヤンキース戦において、6回逆転の3ランホームランをかっ飛ばしました。それで30号、ベーブルースの記録は「9勝&29発」。野球の神様べーブ・ルース超え。チームは3対2でエンジェルスが勝利。個人記録では、アーロン・ジャッジとのMVP争いは更に面白くなってきました。今後の二人の活躍から目が離せません。

 この3連戦、ニューヨーク・ヤンキースとの試合で、ジャッジとオオタニさんの打撃を比べてみると、全くの互角です。29日はオオタニさんが2安打の内1本がホームラン、ジャッジも1本のホームラン。30日は、オオタニさんは2安打、ジャッジは3安打1ホームラン。そして31日はジャッジにヒットはありませんでした。

 現状では、驚異的なペースでホームランを量産するジャッジが、MVPの最有力候補といわれています。ヤンキースの年間最多ホームランは、私がファンであったロジャー・マリスの61本。ジャッジはこれを更新する勢いです。現在のMVP争いでは、ニューヨークやボストン等で代表される東海岸ではジャッジ。ロスアンジェルスやアナハイム等で代表される西海岸ではオオタニさんが優位に立っているというところでしょうか。

 実際に、ロスアンジェルスタイムスは、「ショウヘイ・オオタニが30号を打ち、MVP論争を力強く終わらせ、エンジェルスはヤンキースを破った」との見出し。西地区を応援しています。多分、ニューヨークでは、ジャッジを応援・援護する記事でいっぱいでしよう。「東西対抗」、「都市対抗」。市域、フランチャイズを大切にするアメリカのライバル意識、これが面白いです。

 サンケイスポーツには、次の記事が掲載されています。「全米一の『大谷マニア』も受賞を激推し‼ ベン・バーランダー氏『大谷は歴史そのもの』」と、絶賛し、また、全国版の「USAトゥデー(電子版)は、『日本の二刀流の天才は3試合で2本塁打5打点を含む12打数5安打だった』と速報した」と、さらりと表現しています。対象読者によって記事に内容は変わります。

 8月のオオタニさんは月間オールスターに、「打者」として選出されました。これは文句なしでしょう。最近の記憶に新しいところでは、16日マリナーズ戦。昨年サイ・ヤング賞のレイ投手から2安打を含む3安打。13日後の、29日もブルージェイズ戦でも再び3安打、うち28号のホームランを含んでいます。試合会場がトロント、カナダにおいてもオオタニさんの存在を強烈にアピールしました。そして、29日ヤンキースをエンジェルスの本拠地に迎えての第1試合、5回にライトオーバーのホームランで4対3で快勝。これが「打者」オオタニさんの凄さです。

 9月に入ると相手投手は、オオタニさんへの攻め方を、様々変えてきます。昨年は申告敬遠が増えました。今年はどのようになりますか。オオタニさんは、投手として、シーズン終了まで、何試合登板できるか、そこで何勝できるか、興味は尽きません。ただただオオタニさんのファンとしては、健康で、怪我無く、あの笑顔で、残された試合で最善を尽くしてくれることを祈るばかりです。

 そして、今日は、最後に「理事長からのメッセージ」として、もう一つ祈ることがあります。

 それは、コロナ感染の減少を祈るものです。9月1日現在、「新型コロナ感染、第7派のピークから半減」と良いニュースが流れています。でも、昨日から小中学校で新学期が始まりました。これにより夜間の繁華街の人出が増加しているようです。この暗い世の中、気分転換に夜間人出が増えてもいいですが、感染だけは減少してください。お願いします。

 オオタニさんが二刀流で更なる大活躍! MVPへゴー・ゴー・ゴー、これで笑顔。コロナ感染、減少・減少・減少、これで笑顔。

 今月は、これで行きましょう!